磐梯熱海温泉は昔からの賑やかな温泉街だとばかり思っていたが、実際に行ってみたら静かで落ち着いた温泉地だったので、イメージと違っていた。
その温泉地にある「楽山」は客室が20室の小さな宿だった。
玄関に入るまでのアプローチも和風の落ち着いた感じになっていて好感が持てた。
静かで落ち着いた雰囲気での宿だったので、中庭にプールがあったのを見たときにちょっと驚いた。
浅いプールだということだったが、この宿にマッチしないような気もした。
この宿は「かまど料理」が売りになっていて、かまどが並んでいるレストランで食事をいただいた。
お手前料理の他に「かまど料理」と「おばんざい」は好きなだけ食べることができ、食べ過ぎてしまうほどだった。
特に郷土料理の「かんぷら」と「かくれんぼ鍋」、釜で炊いたご飯のおこげが珍しくて美味しかった。
お風呂は内風呂、岩風呂、陶器のお風呂とあり、ちょっと温めだったが、ゆっくりと入れた。
自分が宿を選ぶ基準は20室以下の小さな宿と決めている。
大型のホテルとは違ってきめ細かなもてなしがあると思っているからなのだが、この宿のスタッフ全員の対応もとても良かったので嬉しかった。