6月になると毎年、近くの植え込みにフェイジョアの花が咲く。
フェイジョアは、フトモモ科の常緑果樹。
葉は丸く、表面には光沢があり、裏は細かな白い綿毛で銀白色になっている。
花弁も分厚く一枚一枚が内側に巻き込むようになっていて、外側には白い綿毛、内側は薄紫色、鮮やかな赤い雄しべが多数目立っている。
このような雄しべはフトモモ科の植物の特徴になっている。
[葉の様子]
中南米原産で、塩害に強く、強剪定にも耐えるため、30年程前に日本でキウイフルーツ栽培が始まった時にその次のブームと注目されたが、いつの間にか熱も冷め、忘れ去られてしまっていた。
でも、引き続き植え込みに使われていた場所を見つけてから、ずっと注目していて花の咲くのを楽しみにしていた。
今年も咲いた。
この花はエディブルフラワーとして食べられ、果実は生食やジャムにして食べる。
果実はパイナップルグアバという別名がある。
ただ、2種類以上を混植しないと実の付き方が良くないらしい。
グアバもフトモモ科なので花も似ている。
[グアバの花]