映画とライフデザイン

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無事合格  娘の受験準備

2011-02-24 21:07:59 | 家族
会社に行く前から落ち着かない。
家を出てから、つい時間が気になる。会社で承認の押印をしている時もそうだ。
9時に発表だ。一緒に行った妻からメールが来るまでの間どきどきだ。絶対うまくいったと思う試験の発表ほど緊張するもんだ。

娘や妻よりもこっちの方が朝からやきもきしていた。
そうしたら「合格していたわ」とメールが来た。
ほっとした。火曜日に行った最後の神頼みも通じた。

受験の日、娘と一緒に試験場に向かった。
歩きながら自分が若いころ、高校や大学を受けた時の話をした。
昔の試験場での失敗を話して、同じようなミスをしないように、試験場で力が出し切れるようなこつを伝授した。
試験場に向かうと、どこかの塾の生徒たちが先生たちとワイワイやっていた。
こっちは塾には、いっていない。一人で行かさないで付いていって良かったと思った。

昨日話したように、点数が取りにくい埼玉の県立高校の数学の問題も少し易化しているような気がした。でも、試験場独特の難しさがある。焦りが出ると実力が発揮できないことがある。
果たして、最後の特訓の成果が出たのか?ひやひやした。それでも自己採点はやらなかった。
絶対に受かっているからとやらなかった。
振り返ってみると、自分が試験を受けた時も、自信があった試験は確かに合格している。
確率の問題で3回さいころを振る問題が出ていた。県立あたりの確率問題で3回さいころを振る。すなわち216通りの場合の数を計算する問題はほとんどない。高校受験というよりも大学入試級である。
実は30年以上前、自分が行った大学を受けた時に偶然だが、数学の問題で216通りの事象から確率を計算する問題があったのを思い出した。その時は得意の数学がむしろうまくいかず、英語と社会で稼いで合格した。
娘はその問題は捨てて、他の問題をやったと言っていた。それは正解であろう。
自分も電車の中でその問題をやった。10分では出来なかった。しかも、数え間違いをしていた。
試験場に向かう途中、得点力が上がるようなコツを最後に教えた。それがよかったのかもしれない。記述が多いので、しぶとく粘れ、部分点狙いで貪欲に点数を取りにいけ!といった。
本当によかった。公立は金がかからなくて助かるなあ

それにしても、今日発表が終わって学校に戻ると、落ちた人たちがたくさん先生と面談をしているという。北辰テストの成績優秀者欄でうちの娘以上のところに名前がのっていた子が落ちて泣いていたようだ。
学校では受かったことはあまり言うなと指導されているという。昔とはちがうなあ。
来年から変わるのであるが、前期後期と分ける妙な形式をとっている。
今日は半数近くが県立に落ちて元気のない顔をしていたという。学校の先生もつらいなあ。
埼玉の県立高校入試はちょっとおかしい。妙に難しい問題をだして、中学の勉強をちゃんとやっていれば解けるはずだと、涼しい顔をしているようだ。これじゃ教育委員会の実験材料みたいだ?
それなのに娘の中学校の教科の進捗は異様に遅い。あんな難しい問題を解くような準備は全くしない。216通りを計算する確率の問題はどこにも見当たらない。自分のように親が教えないと、無理なんじゃなかろうか?矛盾を感じた1年だった。

蹴ることになる私立は、北辰テストの好成績のおかげで何とか引っかかった。
私立行こうと思えば、北辰テストだけ頑張っていればいい。奇妙だが私立校はちゃんと評価する。3年間の北辰の過去問は繰り返してやった。ある意味楽だ。それはそれで不思議な制度だ。
私立高校の方が面倒見がいいような気もする。実際立ち読みで週刊誌の高校別大学進学の記事を見ると、娘が行かなかった学校の成績がすばらしい。おそらく3年間みっちりやるのであろう。逆に県立に行った生徒は手を抜いて、レベルを落とすのかもしれない。どっちがいいのかはわからない。
でも家計を助けてくれる娘に感謝したい。これで受験準備が終わったと思うとさみしい。
楽しまさせてもらった。受験の話題もこれで最後だ。
何度も解いた過去問、品川の家にしばらく保管しておこう。孫の受験準備のために。。。。
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