習志野湾岸9条の会

STOP戦争への道 9条を変えるな

解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ

2014年03月30日 | 集会・会合等
集会名称:解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ~『集団的自衛権の行使』は海外で戦争すること
日時:4月8日(火)18:30~19:15まで(5:30開場、5:45~プレ企画)
日比谷野外音楽堂、その後、国会請願デモと銀座デモ
安倍内閣は、首相の私的諮問機関である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」が4月上旬にも
提出するといわれている「報告書」を口実に、集団的自衛権の憲法解釈をみずからの手で変えてしまおうとしています。
これは立憲主義に反する独裁的な政治手法です。この手口をもって日本国憲法が破壊されようとしています。
この重大な憲法の危機に際して、いまこそ私たちは主権者として立ち上がり、声をあげる時だと思います。
多くの市民団体、民主団体、労働団体など諸団体が共同して、安保法制懇の「報告書」提出の山場に向け、大集会を呼びかけております。
この集会をきっかけに、安倍内閣が年末に日米ガイドライン改定を見越して進めようとしている閣議決定による解釈改憲
や集団的自衛権の行使容認に対して連続的に大運動を展開しようという構えです。
(集会内容)
実行委員会からの挨拶
■スピーチ・大江健三郎さん(作家)
■連帯挨拶・秘密保護法を廃止へ!実行委員会(海渡雄一さん)/戦争をさせない!1000人委員会(清水雅彦さん)、
日本弁護士連合会憲法委員会(伊藤真さん)
■国会議員から。各界の諸団体から2分間スピーチ
■[プレ企画・松崎菊也(戯作者)、各界の諸団体から2分間スピーチ]

(賛同団体)
ATTAC Japan首都圏/安倍教育政策NO!ネット/安倍のつくる未来はいらない!人々/安保破棄中央実行委員会/
イラク戦争の検証を求めるネットワーク/うちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会/映画演劇労働組合連合会/
大船九条の会/沖縄一坪反戦地主会関東ブロック/学校に自由の風を!ネットワーク/神奈川県平和委員会/神奈川憲法会議/
神奈川平和遺族会/9条でつなごう!めぐろネット/「九条の会アピール」を広げる科学者・研究者の会/九条の会・荻窪/
9条の会 杉並連絡会/九条の会東京連絡会/憲法改悪阻止各界連絡会議/憲法ひろば・杉並/「憲法」を愛する女性ネット/
憲法を生かす会/憲法を生かす会東京連絡会/公益財団法人東京YWCA/国分寺9条の会/国民救援会/子どもと教育九条の会品川/
子どもと教科書全国ネット21/こまえ九条の会/埼玉憲法会議/さよなら原発・神奈川∥オルタナティブ神奈川/さよなら原発品川アクション/
品川・平和憲法を生かす会/品川平和市民/しながわ平和のための戦争展/市民憲法調査会/市民ネットワーク・ふなばし/
㈳命・地球・平和産業協会/住基ネットに「不参加」を!横浜市民の会/自由法曹団/女性の憲法年連絡会/新日本婦人の会/
杉並の教育を考えるみんなの会/世田谷区労連/世田谷市民運動・いち/全国印刷出版産業労働組合総連合会/全国労働組合総連合/
全国労働組合連絡協議会/戦争をさせない1000人委員会・東京(準)/戦争に協力しない!させない!練馬アクション/
戦争反対・平和の白いリボン神奈川/戦争への道を許さない北・板橋・豊島の会/全日本民主医療機関連合会/千葉市空襲と戦争を語る会/
ちば・戦争体験を伝える会/調布九条の会「憲法ひろば」/東京革新懇/東京憲法会議/東京地方労働組合評議会/TOKYO DEMOCRACY NETWORK/
東京のうたごえ協議会/盗聴法に反対する市民連絡会/中野協同プロジェクト/日韓民衆連帯全国ネットワーク/
日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会/日本カトリック正義と平和協議会/日本山妙法寺/日本宗教者平和協議会/日本出版労働組合連合会/
日本消費者連盟/日本新聞労働組合連合/日本のうたごえ全国協議会/日本母親大会連絡会/日本婦人団体連合会/日本婦人有権者同盟/日本平和委員会/
日本民主法律家協会/VAWW RAC/「バスストップから基地ストップ」の会/反安保実行委員会/ピースボート/
「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会/ふぇみん婦人民主クラブ/ふじさわ・九条の会/婦人民主クラブ/プライバシーアクション/
平和憲法21世紀の会/平和憲法を広める狛江連絡会/平和憲法を守る荒川の会/平和憲法を守る豊島の会/平和・環境・人権しながわ/
平和と民主主義をめざす全国交歓会/平和を実現するキリスト者ネット/平和をつくり出す宗教者ネット/平和をつくる大和市民の会/マスコミ九条の会/
ユーゴネット/許すな!憲法改悪・市民連絡会/労学舎/WORLD PEACE NOW/(以上101団体、3月28日現在).

改憲手続日本は厳しい?

2014年03月28日 | 日記
首相安倍は国会議員の三分の一が反対すると改憲の発議ができず、国民は
改憲の選択ができないなどとデマカセを言っているが、諸外国は緩いというのは
真っ赤な嘘で日本より厳しい国は他にもあるのは明白である。
コロコロ変わる憲法など信頼に値しない。
ましてや解釈による「集団的自衛権の行使」などとんでもない事である。
以下、東京新聞より

フクシマはコントロールされているなどとのたまった東京オリンピックのプレゼンテーションといい
何故「嘘つき」がいまだに支持を集めているのか?
下記動画は「サービス貿易協定」の批准に反対して台湾の立法院(日本でいう国会)を占拠している台湾の学生。


「福島の姿」写真展千葉

2014年03月27日 | 集会・会合等
フクシマ事故から3年何か変わったのでしょうか。
懲りもせず原発再稼働、輸出。
以下、主催者呼び掛けより
2011年3月11日に東京電力福島第一原子力発電所で発生した史上最悪の大事故も発生から3年が経過し、
この事故が忘れられようとしているとの指摘があります。
そこで私たちは、この福島の原発事故を風化させることなく、今後に活かして行くために下記の内容で
、【3・11で止まった町「福島の姿」写真展】を開催します。
大変お忙しい時期とは思いますが多くの方が参加され、福島の姿を見て下さいます様、お願い申し上げます。

排外的な週刊誌(東京新聞への投稿記事)

2014年03月24日 | 改憲草案
嫌中、嫌韓の流れに乗った週刊誌のあおり記事が氾濫しています。
3月24日の東京新聞の投稿欄に下記記事が載りました。
投稿者は習志野市在住の方で現役時代は大手出版社の編集者だったそうです。
投稿者の方が訴えているように電車の中づり広告は週刊誌を読むよりも実際に印象に残るものです。
メディアの影響は多大です。

付け加えれば仲良くやろうという記事を掲載するより反韓が売れるということ、それは若い人に支持され高齢者にも
少しずつ広がっていること。特に若い編集者にも共通していることかもしれません。
元「週刊現代」の編集長でジャーナリストの元木昌彦氏は「社会が右傾化している中で安倍政権が誕生した。週刊誌は
読者目線で企画を考えるから世の中が右を向いていると見れば嫌韓特集をつくる」と言っています。
日本は内実はどうあれかつてはアジアのトップを走っていたがバブルの崩壊以降停滞が長期化し若年層を中心に非正規雇用が
進んだ。そこに韓国や中国に対して揺るがない姿勢を見せる安倍政権が誕生し、韓国、中国を攻撃し出しました。
そのような安倍政権の路線に乗り、現代風潮に乗った商業主義のメディアの路線そのものではないでしょうか。
タモリの「笑っていいとも」に安倍が出演したように政権-フジサンケイを中心としたメディアの一体化こそ体制翼賛の最たるもので
はないでしょうか。報道や記事は現政権をはじめとしたそのような動きに応じたものと言えるでしょう。
NHKを始め殆どのメディアは既に政権の一翼化してしまっているといえます。

成田・三里塚農地裁判(市東孝雄さん)

2014年03月22日 | 集会・会合等
激しい反対闘争が繰り広げられた成田闘争は過去のものでしょうか。
国策のために強制的に農地が取り上げられ成田空港は作られました。
未だに反対運動が48年の現在も続いていることを知っている人は少ないのかもしれません。
又護憲派を含め知っている人も一部の「過激派」「強硬派」の闘いと思い込んでいる人も多いかもしれません。
しかし、無理やり現地の農民を暴力で追い出し開港した成田空港は未だに欠陥空港です。
現地では大正期の開墾から3代100年近く農業を営んでいる人もいます。
空港予定地で農業を営む人には国はあらゆる手段を使って叩きだそうとしています。
そこでは憲法や法律など存在しなく日常的な違法な人権侵害や農業を守るための農地法を逆手にとって地元農民を追い出そうとしています。

特定秘密保護法を強行成立させた安倍政権は「人の命より金儲け優先」と非正規長時間労働、農業や医療を切り捨てる「TPP」推進
原発の再稼働と輸出、沖縄の辺野古基地建設強行、集団的自衛権行使、憲法破壊と戦争への道を突き進んでいます。
未だに反対運動が48年続いている成田・三里塚のことを正しく知ることが「人の命」を守り憲法を守ることに繋がるのではないでしょうか。
それはフクシマ、沖縄にもつながることではないでしょうか。
3月23日には東京・芝公園で全国集会デモも行われます。

「市東さんの農地取り上げに反対する会」とは
違法な農地取り上げと闘う裁判闘争を支援しています。親子3代90年も耕してきた農地を、農地と農民の権利を守るための農地法で
取り上げる動きを見過ごすことができません。
また、土地収用法が失効した成田空港で、用地を事実上収用することは憲法上許されません。
市東さんの農地問題は、日本の農業と民主主義にかかわる問題であるとの思いから、支援運動に取り組んでいます。
共同代表は坂本進一郎さん(秋田県大潟村農民)と井村弘子さん(習志野市)です。
(成田・三里塚とは)
三里塚は、明治維新と太平洋戦争敗戦後の戦後開拓によって、不毛の荒れ地からスイカや落花生などが実る豊かな田畑に変わた場所です。
ようやく農業経営が軌道に乗り始めた1960年代初頭、来るべく国際化に伴う航空(空港)需要の増大を見越し、政府は羽田の東京国際空港に代わる
本格的な国際空港の建設を計画しました。1963年(昭和38年)の案では、現空港の4km南にある富里地区を候補に上げた。
しかし、富里は農場経営のモデルケースだったことから激しい反対運動が勃発し、2年後に富里地区建設案は白紙撤回されました。
その後、候補地は四転五転したがいずれも反対運動にあったため建設計画自体が頓挫する恐れが出てきました。このことを懸念した佐藤栄作内閣は、
1966年(昭和41年)6月に御料牧場があった三里塚・芝山地区を候補地として、同年7月4日に閣議決定しました。政府は地元から合意を得るどころか
事前説明すら怠り、代替地等の諸準備が一切なされていなかったことから農民を中心とした地元住民の猛反発を招いきました。
三里塚の農民は日本政府と空港公団から 「ここに新しい国際空港を建設します。補償はしますので、立ち退いてください」と告げられました。
農民は怒りました。
「荒れ地に掘っ立て小屋を建て、木を切り、根を掘り返し、石を取り除いて十何年かけて田畑にした。やっと人並みの生活ができるようになった今、
カネをやるからここから出て行けだと?ふざけるな!」
政府は閣議決定であることを盾にして一切の交渉行為を行わなかったために、地元農民達は7月20日に「三里塚芝山連合空港反対同盟」を発足させ、
三里塚闘争が始まりました。
それから死者や多数の重軽傷者を出したすさまじい戦いが繰り広げられました。反対派の自殺者も20人を超えたといわれています。
成田空港は東京都心から遠すぎる、管制塔から直接滑走路が見えない、などの多くの問題を抱えた欠陥空港と言われています。
羽田空港の再度国際空港化でその地位は揺らいでいます。にも関わらず、政府とNAA(民営化された空港公団)は空港を完成させよう
とさらなる農民の追い出しをさせるために24時間監視、検問、いやがらせ等の限りをつくしています。




戦争をさせない1000人委員会が4000人で出発集会(3.19)、泉佐野市「はだしのげん」回収問題

2014年03月21日 | 集会・会合等
3月20日、「憲法を破壊する集団的自衛権の行使反対! 戦争をさせない1000人委員会」出発集会の挨拶で、鎌田慧氏はこう決意を述べました。
会場の東京・日比谷野音には雨と寒さにもかかわらず、労組を中心に4千人が集まりました。国会議員も民主・社民・生活・共産が足並みを揃えました。
評論家の佐高信氏は、「集団的自衛権行使は、アメリカの戦争に参加する義務を負うことになる。問題をいかにわかりやすく若い人たちに伝えていくかが勝負。
わかりやすさの闘いでもある」と述べ、運動を拡げる言葉をつくっていこうと呼びかけました。「1000人委員会」は今後、全国各地に「1000人委員会」をつくり、
賛同人募集や請願署名に取り組む予定です。
写真・動画はレイバーネットHPより


一方大阪府泉佐野市教育委員会が、戦争と被爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を、作品内に「差別的表現がある」として市立小中学校から
回収していたことがわかりました。
市立校長会は回収の撤回を要望、市教委は同日中に返却しました。
千代松市長が「はだしのゲン」の作品内に差別的表現が多いと問題視し、中藤辰洋教育長に回収を要請。教育長は1月、市立小中学校18校のうち、
図書室に「はだしのゲン」を保有する小学校8校、中学校5校から計128冊を回収しました。これに対し市立校長会は「特定の価値観や思想に基づいて、
読むことさえできなくするのは、子どもたちへの著しい人権侵害」と抗議。教育長に回収の撤回と返却を求めていました。
千代松市長は読んだ子には「個別指導」するなどと言っているそうです。
これは事実上の言論統制と同じで、あまりにも異常な行動だと言えるでしょう。昨年も「はだしのゲン」が狙い撃ちにされたことがありますが、
この漫画には戦後に暴れていた朝鮮系の団体やアメリカ軍、更には放射能被曝などが描かれているので、政府側の連中は何としても規制したいのだと思われます。
自民党は「児童ポルノ改正案」という名前の法案であらゆる本や映像を規制しようとしており、このままだと本当に戦争中のような酷い日本になってしまうかもしれません。
千代松市長の暴挙は、戦争の責任を教えること、天皇制の問題を教えること、戦争の悲惨さを教えることに対する、強烈な反発です。
そして、それをやっている教師に対する攻撃を意図していることです。
大阪の橋下がやり始め、今や安倍首相までが教育委員会制度を解体する法改悪に手をつけ始めたことは重大です。
今回の泉佐野市の千代松市長の行為はとんでもないことです。千代松市長こそ市長を辞任して平和・民主主義について一から徹底的に個別指導されるべきでしょう。

「戦争をさせない1000人委員会」3.20日比谷集会~4.8大集会

2014年03月17日 | 集会・会合等
一方安倍政権が意欲を示す憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に反対する作家や学者らが3月4日、
「戦争をさせない1000人委員会」を結成、東京都内の参院議員会館で記者会見しました。
 呼び掛け人は、憲法学者の奥平康弘・東大名誉教授やルポライターの鎌田慧さん、作家の落合恵子さん、雨宮処凛さん、
評論家の佐高信さん、俳優の菅原文太さんら87人。会見で奥平氏は「解釈改憲は憲法改正と同じ。
内閣の解釈で9条をないがしろにしてはならない」と訴えました。
鎌田氏は「戦争前夜が迫っている。政党や労組だけでなく、運動のネットワークを広げたい」と語りました。
委員会は各都道府県で同様の組織を作り署名や国会要請行動をするとのことです。
3月20日(木)には日比谷野外音楽堂で18:00から出発集会が開かれます。


さらに4月8日(火)には同じ日比谷で
解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ~『集団的自衛権の行使』は海外で戦争することが開催されます
原発再稼働、集団的自衛権と今年は戦争への道に既に入りつつ安倍政権を阻止する大衆的行動の山場ともいえます。

2014/04/08 解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ~『集団的自衛権の行使』は海外で戦争すること(東京・日比谷)
安倍内閣の「安保法制懇」を使った集団的自衛権行使容認の動きを阻止するために、 市民団体、民主団体、労働団体など諸団体
が共同して、安保法制懇の「報告書」提出の山場に向け、下記、大集会を呼びかけております。
当日は、各地域・職場などから、ぜひ、思い思いのプラカード、光りもの、鳴り物などを用意して、ご参集下さい。
全国の皆さんの行動にも連帯したいと思います。

集会名称:解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ~『集団的自衛権の行使』は海外で戦争すること
日時:4月8日(火)18:30~19:15まで(5:30開場、5:45~プレ企画)
日比谷野外音楽堂、その後、国会請願デモと銀座デモの2コースを検討

4・8大集会呼びかけ賛同団体
安倍教育政策NO!ネット  安保破棄中央実行委員会  オルタナティブ神奈川  憲法改悪阻止各界連絡会議
「憲法」を愛する女性ネット  憲法を生かす会  憲法を生かす会東京連絡会  子どもと教科書全国ネット21
さよなら原発・神奈川  市民憲法調査会  (社)命・地球・平和産業協会  女性の憲法年連絡会
新聞労連  全国労働組合連絡協議会  中野協同プロジェクト 日韓民衆連帯全国ネットワーク 日本山妙法寺
日本のうたごえ  日本婦人団体連合会   日本平和委員会   VAWW RAC   平和憲法21世紀の会
平和を実現するキリスト者ネット  平和をつくり出す宗教者ネット  平和をつくる大和市民の会
許すな!憲法改悪・市民連絡会(以上26団体、3月7日現在)
連絡先:憲法会議  03-3261-9007  市民連絡会  03-3221-4668
    FAX03-3221-2558   メールkenpou@annie.ne.jp

3.8、3.11、3.15集会

2014年03月16日 | 集会・会合等
(3.15日比谷野音 主催 さよなら原発1000万人アクション)
福島原発事故から3年が経った3月15日、日比谷野音で「フクシマを忘れない!さようなら原発 3.15脱原発集会が開かれ、5500人が参加、
主催の「さようなら原発一千万署名市民の会」から大江健三郎、澤地久枝、鎌田慧さんが挨拶しました。
ハイロアクション福島の武藤類子さんは、「帰れと言われても帰ることの出来ない仮設住宅に暮らす人たちの切実な声が報道され
ずに無視されていると訴え、作家の澤地久枝さんは、「この世の中が変わらなければ福島は救われない。」と、世直しをしましょうと呼びかけました。
元宇宙飛行士の秋山豊寛さんは「福島原発事故の責任で誰が責任を取ったか。東電の社長は高額の退職金をもらい、のうのうと暮らしている。
こんな不正義がまかり通っているのは、私たちが、ひょっとしたら認めているせいじゃないか。それを認めない社会をつくろうじゃないですか」と呼びかけました。
被ばく労働を考えるネットワークのなすびさんは、「収束作業にあたっている一日3000人の労働者の7割が、古郷を奪われ、財産を奪われ、
過去を失った地元福島の人たちです。被ばく労働というのは、誰かがガンになって死ぬということを前提にした労働です。これを非人間的な労働と言わずしてなんと言いましょう。誰かを踏みつけにしていくような社会、誰かを犠牲にしていくような社会、その上で、経済や産業が発展していくような社会を、私たちは拒否する。
それが脱原発ではないでしょうか。」と訴え、今春闘、収束産業に働く労働者の待遇改善を要求して闘っていると報告しました。
原子力発電に反対する福井県民会議幹事の松下照幸さんは、「地元の本音はみんな脱原発。しかし原発が無くなったらどうなるか、というところで揺れている。
原発をなくしても自立してやっていけるよう地元で模索している」と原発立地の抱えている問題と取り組みを紹介した。
司会の木内みどりさんは、閉会挨拶の鎌田慧さんを紹介する際、先の都知事選にふれ、「わたしは宇都宮さんを応援しました。
鎌田さんを攻撃する人、わたしを攻撃する人、今日を境にもうやめましょう。」と会場に呼びかけはました。
集会後、東電前を通り銀座、東京駅八重洲口近くまでデモ行進しました。
千葉からも各団体が多く参加。松戸、東葛の隊列は拡声器で元気に最後まで行進しました。
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(3.11反原発行動・・郡山)1100人が現地に参加。
被災地に残り牛を守る「希望の牧場」の吉沢正巳さんは決死救命!団結!東電は大損害を償えと訴えました。





(3.8福島大集会)
福島市、郡山市(磐梯熱海)、いわき市の三会場に5,500人が集まり訴えました。

フクシマを忘れない!さよなら原発3・15脱原発集会(東京・日比谷)

2014年03月12日 | 集会・会合等
「さようなら原発1000万人アクション」が主催する集会デモ行進です。
2011.3.11から3年が経過しましたが何が変わったのでしょうか。
3月11日は特別の日として集まり鎮魂の意を示し、保革一丸となり祈念式典。新聞記事は「忘れるな」のオンパレード。
怒りも感じられません。
震災原発事故以来一体何が変わったのでしょうか。年に一回のヒロシマ、ナガサキ祈念式典と同じではないでしょうか。
国は再稼働や原発の輸出(侵略)を再び目指しています。
オリンピック、領土、教育、排外主義、体制翼賛としての戦争への道まっしぐら。
作家の大江健三郎氏は「あれだけの大事故があり、原発が絶対に安全ではないと多くの日本人は知っているのに、
もう原発は安全なのだと、優れた技術なのだと言い始めている。日本人はもう一度(第2次世界大戦に続いてもう一度)
だまされようとしているのか?」と指摘、次世代の子どもたちが生きていける社会を残すことが必要と、大人の側の責任
問うています。
ドイツ・フランス、台湾でも10万人単位の巨大デモが3.11に巨大デモが巻き起こっています。
当事者の我が国は多くてもせいぜい2~3万人程度。時間通り始め、時間がくると自主的に解散。デモも自ら自主規制。
道路交通法に定めていないにもかかわらず迂回を率先して行う。それでも集まる人はまだまし。
過去を忘れ、痛みも怒りも感じない日本はすっかり世界の問題児になったのではないでしょうか。
それも相当な劣等生で仲間もいない。
かつての東京都知事石原慎太郎はあれほど「君が代」を強制、処分をして教育現場を混乱させたにもかかわらず、「僕は国歌など歌わない」
「歌詞を変えて歌う」の一言。あれほど石原都政のもと教員に強制、いじめをおこなってきた東京都教育委員会は梯子を外され毎回の
君が代反対の卒業式でのビラまきにもあれほどいきがって排除してきたのに今年は意気消沈。大阪の橋下市長も「口元チェック」さえできない状態。
石原ボケ老人もさることながら、それ以上に大衆はなめられ続けているのではないでしょうか。

2014/03/15 フクシマを忘れない!さよなら原発3・15脱原発集会(東京・日比谷)
2014年3月15日(土)
日比谷野外音楽堂(東京メトロ「霞ヶ関駅」、都営地下鉄「内幸町駅」下車)
12:30 開場
13:00 オープニングライブ 真相の噂(コントグループ)、岡大介(カンカラ三線)
13:30 開演 司会:木内みどりさん
    福島からの報告 武藤類子さん(ハイロアクション福島)
   呼びかけ人アピール 内橋克人さん 大江健三郎さん 鎌田慧さん 澤地久枝さん
    特別アピール 秋山豊寛さん(元宇宙飛行士・有機農業者)
   被曝労働の報告 なすびさん(被ばく労働を考えるネットワーク)
   原発再稼働の現地報告 松下照幸さん(原子力発電に反対する福井県民会議幹事)
14:30 デモ出発
デモコース 日比谷野外音楽堂~東京電力前~銀座~数寄屋橋~鍛冶橋駐車場前(流れ解散)
主催:さようなら原発1000万人アクション


3.9日比谷~官邸前~国会行動(習志野からも多数参加)

2014年03月10日 | 改憲草案
日、首都圏反原発連合など三団体主催の「原発ゼロ大統一行動」がとりくまれ、三万二千人が参加しました。
日比谷野外音楽堂は満員で入場制限。入れない人々は野音の周辺に溢れました。
会場に入りきれない多くの人々が、満員の会場内と呼応して福島の原発事故を「忘れるな」と決意を新たにしました。
音楽家の坂本龍一さんは、「福島、関東、東北の人たちが手を取り合って脱原発の運動をやらないと絶対に成功しない」
とスピーチしたが、まさに都知事選で意気阻喪している場合ではありません。あの悔しさを関東、東北福島、そして全国へと広げていかねばなりません。
プラカードやのぼりをもち、ドラムを打ち鳴らし、シュプレヒコールしながらデモ行進する隊列に、反原発勢力の再結集を参加者自身感じたにちがいありません。
そこには寒風を跳ね返す熱気が渦巻いていました。

習志野でもTさん、Aさん、Kさんが参加を呼びかけ、集合場所のJR津田沼駅ホームで電車に乗り
途中船橋などからも合流16名が会場に向かいました。
日比谷野音は既に入れないため、日比谷図書館近くに移動、簡単な自己紹介の後、本日の行動提起が行われました。
遅れてきた人、数人も合流し、集会終了後請願デモには加わらず直接官邸前に移動。途中経産省前テント広場で署名などを行いました。

その後国会前に移動しコールの声をあげました。
その後、津田沼に戻り有志で懇親会を行い本日の行動を終えました。

護憲集会への地方自治体の後援拒否と「戦争をさせない委員会」の結成

2014年03月04日 | 日記
全国の自治体で護憲集会をタブー視し、後援を断る事態が相次いでいます。
神戸市、千曲市(長野)でこれまで後援をしていたにもかかわらず、中立のため?という理由で
相次いで断る事態が起こっています。
習志野市でも9条の会主催の集いをここ数年来(特に宮本市長になってから)後援していません。
従来は後援していたにもかかわらずこのような対応になっているのは「秘密保護法」や「集団的自衛権容認」
に突き進む現政権を反映し、自主規制に動いているとしか考えられません。
行政はいまの憲法に従うことは当然であり、中立などということは全くの失当ではないでしょうか。
公正、中立とは何か?政権にとって都合の良いことこそが公正、中立ではないでしょうか。
国を挙げての「戦争への道」がますます露骨になってきたと言えます。
「国民保護法」等において地方自治体は住民避難などの「国民保護の主体」とされております。
地方への権限の委譲や道州制などの名のもと、地方の管理を強化し国への戦争協力体制が既にできつつあるのでは
ないでしょうか。
地方選や何年か後の総選挙でさらに躍進するということが目標だなどと言っているような革新政党もありますが
選挙も大事ですが、そのような呑気な情勢ではないことは確かです。
広範な直接行動こそ今問われているのではないでしょうか。
東京新聞記事

一方安倍政権が意欲を示す憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に反対する作家や学者らが4日、
「戦争をさせない1000人委員会」を結成、東京都内の参院議員会館で記者会見しました。
 呼び掛け人は、憲法学者の奥平康弘・東大名誉教授やルポライターの鎌田慧さん、作家の落合恵子さん、雨宮処凛さん、
評論家の佐高信さん、俳優の菅原文太さんら87人。会見で奥平氏は「解釈改憲は憲法改正と同じ。
内閣の解釈で9条をないがしろにしてはならない」と訴えました。
鎌田氏は「戦争前夜が迫っている。政党や労組だけでなく、運動のネットワークを広げたい」と語りました。
委員会は各都道府県で同様の組織を作り署名や国会要請行動をするとのことです。
3月20日(木)には日比谷野外音楽堂で18:00から出発集会が開かれます。


秘密保護法廃止!ロックアクション船橋

2014年03月04日 | 集会・会合等
全国各地の秘密保護法反対運動のノウハウの共有、情報交換、一斉行動を行うため、
秘密保護法に反対するために結成された25都道府県・48団体が参加している
「秘密法に反対する全国ネットワーク」は、法律が強行採決された12月6日を
忘れないとして、毎月6日に一斉行動を呼びかけています。
((ロックアクション 法をlock(鍵をかける、閉じ込める)するrockなアクション)。
・秘密法に反対する全国ネットワーク 
名簿と呼びかけ文 http://p.tl/uRMt

2月6日は17都府県で一斉に行いました。3月6日(木)も、少なくとも18都道府県
(北海道・宮城・茨城・千葉・東京・神奈川・石川・岐阜・愛知・三重・滋賀・京都・大阪・
兵庫・奈良・和歌山・福岡・佐賀)で一斉行動が行われます。

(船橋行動)
地元、脱原発船橋(仮)も、地元船橋でアクションします。
3月6日(木)19時船橋南口集合。20:30まで。秘密保護法廃止を!の声をいっしょにあげましょう!

(国会前行動) 
3月6日(木)12時~13時  衆議院第二議員会館前集合
「秘密保護法」廃止へ!院内集会Ⅲ  14時~15時30分  衆議院第一議員会館多目的ホール
発言   国会議員   丸山重威(日本ジャーナリスト会議)
  山崎徹弁護士(自由法曹団 改憲阻止対策本部事務局長)  市民団体ほか
※この日、秘密保護法廃止署名を提出します。
 主 催 「秘密保護法」廃止へ!実行委員会
 
『特定秘密保護法断固廃止!憲法改悪断固阻止!官邸前大集会』
3月6日(木)18時半〜20時半、首相官邸前。
ロックアクション(6の日全国一斉行動)連帯
特定秘密保護法成立12.6忘るまじ。6の日に特定秘密保護法廃止!
憲法改悪絶対反対!の声を!
主催 火炎瓶テツと仲間たち

再開された憲法審査会(2.26参院審査会傍聴記)

2014年03月01日 | 憲法審査会
傍聴した2団体の傍聴記を掲載します
高田健氏(許すな!憲法改悪・市民連絡会、9条の会事務局員)の傍聴記より
今通常国会初めての参院憲法審査会。曜日は水曜で同じだが、午前10時から開かれた。
今日は2.26事件の日だと気が付いた。市民連絡会は13名の仲間と共に傍聴。先頃とはうってかわった
暖かめの日差しで、皆さん、早めに結集した。初めての傍聴という仲間もいた。傍聴券が届くのを待っている間に、
議面内で「憲法審査会傍聴希望の方へ」という紙を持って立っていた憲法審査会事務局の若い人に声をかけてあれこれ尋ねた。
参議院憲法審査会は議員の紹介なしに市民が傍聴できるようにしており、その案内だという。
衆議院や、参院でも他の委員会は議員の紹介がないと傍聴できないが、「憲法」であるがゆえのサービスだそうだ。
スムーズに傍聴券を入手するには前日の内に名前などを事務局に電話してくれると都合がよいといっていた。
傍聴を終えて、皆さんの感想は「今日は結構おもしろかった」だ。というのは自民党の赤池誠章幹事が、問題発言を連発して、
これに民主党の小西洋之幹事や白眞燻 幹事が応戦、社民党の福島瑞穂委員も小西幹事の援護にでるなどの「騒ぎ」があったからだ。
傍聴席の私たちもエアー拍手(無音)や挙手での合図で応援した。私たちは議場への到着が遅れて聞き漏らしたが、赤池寛二は冒頭に
「現行憲法は憲法違反だ」とのたまわったようだ。白眞燻氏が「どういう意味か」と問いただしていた。
問題になったのは小西幹事が「安倍首相が言っている憲法の条文を変えないで解釈の変更をするというのは、ナチスの手口のようなものだ」
と言ったことにたいして、赤池幹事が「首相をヒットラーと同一視するのはけしからん。取り消せ」とさわぎ、小西幹事が
「ナチスの手口といったまでだ。取り消す必要はない」と応戦し、しばしやり取りがあったたことだ。

西川重則氏(平和遺族会全国連絡会代表、止めよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)傍聴記より
2月26日(水)10時から、参議院で今国会初めての憲法審査会が開催されました。審議時間は1時間50分ほど、百万人署名運動では西川事務局長を
含めて3名で傍聴してきました。
参院の審査会で実質的な審議が行われたのは昨年の6月12日以来で、昨年7月には参議院選挙がありましたので、多くの委員が入れ替わっていました。
会派別の構成も変化し、定員45人中自民21(うち会長1、幹事5)、民主11(幹事2)、公明4(幹事1)、みんな2(幹事1)、共産2(幹事1)、維新2、結い1、
社民1、改革1となりました。自民が半数近くを占め、公明を加えた与党というくくり方でも、みんな、維新を含む改憲勢力というくくり方でも、
優に過半数になっているということです。
新たな体制での第1回目だったからでしょうか、この日のテーマは『憲法の役割、在り方等について』という総論的なもので、最初に各会派の代表者が
1人5分ずつ発言し、その後希望者が1人3分以内で意見を表明するという形で、議事が進められました。
この日は、常に40人以上の委員が着席し、議場を出入りする者もほとんどいませんでした。肝心なのは審議の内容で出席率ではありませんが、
少なくとも外形的にはこれまでにない真面目な審議風景を見ることができました。自民党の委員が指名されたときと発言を終えたとき、そのたびに同僚の
委員とみんなの党の和田正宗氏が拍手するという、(私の個人的な感想ですが)異様な光景もありました。傍聴者は25人ほど、記者・カメラマンは10人ほどで、
テレビカメラは入っていませんでした。
驚くべき自民党「会派代表」の発言
この日は、傍聴券の手配が遅れたため、私たちが議場に入ったときにはすでに審議が始まっていて、最初に発言した赤池政章氏(自民、幹事)の意見を聞き逃
してしまいました。そこで、『参議院インターネット審議中継』のアーカイブから該当部分を検索し、書き起こしてみました。かなり長くなりますが、
現在の安倍政権の憲法観を端的に示すテキストとなっていると思いますので、全文を掲載します。

自民党は昭和30年、1955年、立党以来、自主憲法制定が党是であります。当時の立党文書のひとつである「党の使命」には、次のように書かれております。
「国内の現状を見るに、祖国愛と自主独立の精神は失われ、・・独立体制は未だ十分整わず、・・ここに至った一半の原因は、敗戦の初期の占領政策の過誤にある。
・・初期の占領政策の方向が、主としてわが国の弱体化に置かれていたため、・・現行憲法の自主的改正を始めとする独立体制の整備を強力に実行し、もって、
国民の負託に応えんとするものである。」
自民党が立党して今年で59年となります。来年は戦後70年、自民党立党60年を迎えるわけであります。あらためて自主憲法制定実現に向けて、私はその意義、
理由を、以下3点あると考えております。
第一は、現行憲法には制定過程に問題があり、法律としての大前提である正当性がないと感じております。ご承知のとおり、マッカーサーが率いる占領軍、
GHQから占領中に言論統制された中で押し付けられたものです。現行憲法は日本国民の自由意思で、公正で民主的な手続きで起草されたものではありません。
これは、占領軍が占領地の法律を尊重しなければいけない国際法の違反ともあり、何よりも現行憲法が自らの前文にある「日本国民は、正当に選挙された国会
における代表者を通じて行動し、・・ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」に反しています。
憲法自体が憲法違反の存在というものであります。正当に選挙もされない占領軍の最高司令官マッカーサーの指示によって、短期間で英語で草案が作られ、
日本国民に知らされないまま日本国政府に渡され、政府はそれを翻訳して憲法草案が作られ、衆議院、貴族院と議論されて、成立したものであります。
その制定過程を知る以上、国民代表である私たち国会議員がそれを是とすることはありえないと私は考えております。これを現行のまま放置することは恥であり、
後世から叱責を受けかねないと感じております。
第二は、制定過程、その後主権が回復して、国民が十分承認をされているという反論のある中で、私は憲法の内容自体にも問題があると感じております。
現行憲法の基礎となっておりますのは、考え方は3つあると言われております。
第一は、制定過程でわかるように、日本人には自分の国を守る力を持たさず、二度と立ち上がらせないようにするという弱体化という占領政策、米国の属国化、
保護国化という考え方があります。それが戦争放棄の憲法9条となっております。その条項が激動する国際情勢の現在、国家安全保障の足かせとなっております。
第二は、人工国家、米国流の社会契約説であります。敗戦後の日本国民が契約によって新しい国家を作ったフィクションに基づいています。だから日本の歴史
や伝統・文化は全く反映されておりません。
第三は、旧ソ連の1936年スターリン憲法に影響されており、共産主義が紛れ込んでおります。第24条の家族生活における個人の尊重と両性の平等、27条の勤労の
権利及び義務などは、その条項に当たると言われております。社会主義者や共産主義者が護憲になる理由がここにあるわけであります。
第三の自主憲法制定理由は、国民の意識、民意であります。自民党は一昨年第二次憲法草案全文を発表して12月に総選挙を闘い、勝利して政権を奪還しました。
さらに昨年夏の参議院通常選挙において第一党となりました。自主憲法制定は国民の民意となりつつあります。これは国内外の激動する情勢が国民意識を変化
させてきたからだと思っております。
国際社会における米国の相対的地位の低下、北朝鮮の日本人拉致事件、チャイナの尖閣諸島への侵略行為、ロシアの北方領土や韓国の竹島への不法占拠の強化、
国内においては東日本大震災もありました。日本国民は現行憲法では自分自身や自分の家族、地域や国家を守ることができないのではないかと気づいています。
以上、現行憲法の正当性のない制定過程、日本の歴史から断絶した憲法内容、民意の3点から、自主憲法制定は今まさに国政の重要課題となっております。今後は、
憲法改正国民投票法のいわゆる18歳投票年齢などの3つの宿題を解決させ、全国各地で国民の声を聴く国民運動を展開しつつ、立憲主義に基づき、改正原案をさらに
詰め、来るべき国政選挙において3分の2以上の国会議員を結集させるべく、私自身もその一助になればと考えております。
世界有数の歴史と伝統を誇るわが国を守り、発展させ、子孫につないでいくために、立憲主義に基づいた自主憲法制定決意の表明とさせていただきました。

いかがでしょうか。憲法制定過程についての牽強付会ぶりをはじめ、24条や27条をスターリン憲法の影響によって紛れ込んだ条項だと言ったり、中国をことさらに
「チャイナ」(石原慎太郎氏が連発する「シナ」が想起されます)と呼んだり、何よりも憲法を現行のままにすることを「恥」だと述べたり、これが自民党会派を
代表しての発言なのですから、本当に驚かされます。
なお、審議の終盤になって、白眞勲氏(民主、幹事)がこの発言の中の「憲法自体が憲法違反」だというくだりについて、どういう意味か説明してほしいと質し
ましたが、赤池氏はだんまりを決め込んで何も答えませんでした。
集団的自衛権の解釈見直しをめぐる論争
次に、各会派の委員が表明した主な意見を、『NHK NEWS WEB』の記事(タイトルは「集団的自衛権 憲法解釈見直し巡り意見」)を引用する形で紹介しておきます。

参議院の憲法審査会は、26日、今の国会では初めて審査会を開き、安倍総理大臣が意欲を示している集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の見直しを巡って
意見が交わされました。
このうち、自民党の丸川珠代氏は、「日本の独立を守り、国際的な協力の下で平和を維持するために抑制的に実力を行使することは憲法の基本的な原理をないが
しろにするものではない。集団的自衛権の行使は、憲法解釈の変更で可能になりうる」と述べました。
民主党の小西洋之氏は、「『憲法9条を変える以外に集団的自衛権の行使は可能にできない』というのが確立した憲法解釈だ。合理的な理由なく、ある日突然、
内閣が『できる』と言ってしまうことは、憲法規範そのものの存立に関わる」と述べました。
公明党の西田実仁氏は、「今の憲法は優れた憲法であり、平和、人権、民主の3原則を堅持しつつ、環境権など、新たな理念を加えて補強する『加憲』が最も現実的
で妥当だと考えている」と述べ、集団的自衛権については言及しませんでした。
みんなの党の松田公太氏は、「『集団的自衛権は、国家の固有の権利なのに行使が認められないのはおかしい。国民的な議論を踏まえつつ、政治が責任ある解釈を
行ってしかるべきだ」と述べました。
共産党の仁比聡平氏は、「憲法9条の下で集団的自衛権の行使が認められるはずがない。安倍総理大臣の答弁は、歴代の政府見解を根底から覆すもので、憲法破壊に
ほかならない」と述べました。
日本維新の会の清水貴之氏は、「集団的自衛権の行使を認めない現状は日本への信頼を大きく損ねている。法律で集団的自衛権の行使の要件を明確にし、国民の納得
と国際社会の理解を得るべきだ」と述べました。
結いの党の川田龍平氏は、「時の為政者が、憲法を拡大解釈して憲法の本来の方向性をゆがめるような行為は、憲法99条の憲法尊重擁護義務に違反する」と述べました。
社民党の福島みずほ氏は、「今の憲法の下で集団的自衛権の行使を認める解釈は取りえない。従来の憲法解釈を否定する動きは立憲主義の否定であり、憲法を空洞化
しようとするものだ」と述べました。
新党改革・無所属の会の浜田和幸氏は、「憲法を前文から検討し直す時期にきている。集団的自衛権について意見交換し、新しい日本にふさわしい憲法にしていくべきだ」
と述べました。

さて、またしても赤池誠章氏(自民、幹事)の登場ですが、審査会後半の自由意見の交換の中で、彼が小西洋之氏(民主、幹事)の発言に言いがかりを付け、審議が
紛糾する一幕がありました。『msn産経ニュース』の記事によってそのやりとりを紹介すると、
小西氏は26日に開かれた審査会で「憲法9条をどう頑張ってみても解釈変更の余地すらない。(解釈変更は)憲法規範の存立に関わる問題だ。ワイマール憲法があっ
ても世界史に例のない人権弾圧、蹂躙を繰り広げたナチスの手口そのものだ」と批判した。
これに対し自民党の赤池誠章氏は「ヒトラーと結びつけて首相を批判することは取り消していただきたい」と反発したが、小西氏は「首相とヒトラーを同一視する
趣旨の発言は一切していない」と発言撤回を拒否。
というものでした。記事にあるように小西氏は「ヒトラー」の名前など出しておらず、このやりとりの後には福島みずほ氏(社民)が小西氏を援護する発言を行いました。
そして最後には、身内であるはずの自民党改憲派の重鎮の一人、小坂憲次氏(自民、会長)にたしなめられたあげく、この騒動は赤池氏のお粗末な独り相撲に終わったのです。
最後に、この日の審査会で(いい意味で)印象に残った発言を一つ挙げておきます。
それは、吉良よし子氏(共産)が、意見表明の冒頭で、「私は、この場で発言する機会を与えてくださった有権者の皆様に心から感謝します。それは、憲法が掲
げている理想に日本の現実を一歩でも二歩でも近づけていくことこそが政治の果たすべき役割であり、その仕事をしたいと訴えて議員になったからです。」
と述べたことです(『参議院インターネット審議中継』から書き起こしました)。
会長に対して「発言の機会を与えていただきありがとうございます」と言う委員は、野党も含めて大勢見てきましたが、こんな発言は初めてでとても清新な感じがしました。 (G)