レギュラー11人のうち、3人が元横浜という異様なチームになった川崎との神奈川ダービー。
色んな意味で絶対負けるわけにはいかない、
というか負けるわけねーですけど。(結果が出ているから言っているわけではないのです)
神奈川ダービーのくせに、観客数が伸びなかったけど、やはり応援はいつもと違いましたね。
1人1人が4割増しくらい(笑)
気になる川崎の選手紹介は、功治にはやっぱり拍手。交代時でさえも拍手が起きたのは驚きだったけど、
功治が愛されていたことがわかる場面でもありました。
本人のコメントでは、「他の2人よりブーイングも少なく・・・」ってあったけど、功治にはブーイング一切してないから(笑)
スタメンはここ数試合と変更なし。
個人的にはどうなのかな?と思うメンバーだけれども、
相手が守備力が高くない川崎ということもあり、
サイドをぶち抜ければ・・・と、新潟、山形戦よりは期待が持てるかなと思っていました。
序盤攻勢に出たのは横浜。
ここ数試合同様、落ち着いた入りをした上で、徐々にリズムを掴むという展開。
ただフィニッシュで少し合わないというところで、得点は奪えず。
と、そんなことをしていると相手に持っていかれるというのは、これまた典型的な展開で飯倉の初ゴール(苦笑)
しかし、あればっかりはしょうがない。
この試合振り返ってみると、ポストとかクロスバーとか、彼らの存在が勝敗を握った試合だったよね(笑)
この失点があったからこそ、飯倉がその後、神がかりなプレーを連発したと思えば、
あんな失点、くれてやるわって感じでしたけどね(結果が出ているから言っているわけではないのです)
しかし、この失点後は横浜のバランスが崩れ、防戦一方の展開に。
正直言うと、谷口が完全にテンパってました(苦笑)
試合の入りはいいかなぁと思ってたけど、小椋やパンゾーがフォローしきれないほど、
谷口の足が止まってるし、ポジショニングも定まらない状態。
川崎に悉く縦パスを通されるという、非常に苦しい時間帯が続いた。
ここ数分は、「もうダメだ・・・」と諦めムードが漂うくらいノーガードで打ちこまれている状態でしたね。
それでも飯倉が1対1を何度も止めると、
ボンバーも全盛期を彷彿とさせるプレーで川崎の攻撃を跳ね返した。
飯倉の活躍の陰に隠れてしまったけど、この日のボンバーの守備は本当に凄かった。
必死の守備に「川崎に負けたくない」その想いを感じた。
と同時に、谷口に勝利を、そんな想いがチーム全体に広がっているのを感じました。
当の本人はあんな感じだったけど(笑)
小椋もパンゾーも、兵藤も、ボンバーも、大黒も・・・
谷口の分を皆でフォローするかのように走ってたし、プレーしていたように見えました。
皆の想いが通じたのか、失点から苦しい展開が続いたものの、同点に追いついたのも意外にも早かった。
勇蔵からの一本のパスに反応したのは大黒。
序盤にもクロスバーに阻まれたシュートがあったけど、
あの場面でもトラップは見事で、勇蔵のパスにもあのトラップが決め手だったかなと。
トラップからすかさず振り抜いた、千真と共通するシュートまでの早さはストライカーの証し。
大黒も気合い入ってたなぁ。
大阪、東京と「ダービー」を各地で経験している大黒だから、ダービーにかける想いは人一倍なのかもね。
前半で追いついたのはかなり大きかったと思います。
去年の等々力の展開が頭を過ったもの。
後半に入り千真の投入。
後半は、攻守が激しく入れ替わる展開に。
ほんとどっちに転んでもおかしくない試合だったと思います。
そこで勝負を決めたのは、やはりエースストライカー千真でしたね。
川崎ボールを高い位置から小椋が激しく追い込み、奪ったボンバーが千真へ。
シュートがゴールネットに突き刺さった(この表現がふさわしい)瞬間、絶叫と言うか悲鳴(笑)
はだかんぼぅの千真にも驚いたけど、凄かったです、あのゴールは。
千真のいい時はほんと思い切りがいいんだよね。
千真が勝負を決めてくれたこと、本当に嬉しかったです。
あと小椋のプレッシャー。
千真のゴールはこの小椋のプレーから始まったもので、
地味なプレーではあるけれど、大きな仕事をしてくれたなと思います。
このゴールで逆転した横浜はその後、あの兵藤が足を攣っちゃうほど壮絶な川崎の猛攻を受けるも、
ゴールポストさんを含む全員守備で守り切った。
ほんと嬉しかったです。
川崎市民のマリサポにとって、川崎に勝つことが何よりも喜び。
特に今年は今まで以上に、絶対に負けたくないという強い想いがある。
谷口のこと、そして川崎にいる元横浜の3選手のこと。
川崎のスタメンに名を連ねる3選手。
功治は別としても、他の2人に対してはやはりとても悔しい思いがある。
でも勝利後の谷口の笑顔、そして喜び合う選手の姿を見て感じたことは、
川崎に移籍した彼らはきっと「優勝したい」「代表に選ばれたい」「スタメンに定着」
そんな思いで移籍をしていったんじゃないかと思う。
でも谷口は横浜に「夢が叶った」と言って戻ってきてくれた。
優勝できる、代表に選ばれる、そんなチームは他にもあるけれど、谷口にとっての夢は「横浜」でしかない。
選手にそう言ってもらえるチームってそうそうないんじゃないかな。
野球でいえば、ジャイアンツみたいに、そのチームに入団することが夢だというチームの存在。
横浜サポーターの一人として、そんなチームを誇りに思う。
谷口には、もう一つの夢をこの横浜で叶えて欲しいと思います。
まっ、川崎戦ではフワフワ浮ついてた谷口も磐田戦ではきっちりやってくれるでしょう!(笑)
神奈川ダービーを制した横浜ですが、個の神がかりなパワーと運に助けられたところもあるので、
しっかりと修正するところは修正して磐田戦には臨んで欲しいと思います。
(追記)
今気がついた・・・
明日出場停止で、谷口出れねぇぇぇ(苦笑)