エースストライカーの証・・・山形戦観戦記

2011-07-02 | 横浜F・マリノス

U―17の活躍、なでしこの爆勝素晴らしいっすね。
沢さん、宮間の素晴らしさはもちろんのことだけど、やっぱり近賀好きだなぁ。
それに比べてコパアメリカの初戦どーよ、って話(苦笑)
相手がどこというのは別にしても、ディマリアが頭から出なかった時点でテンション
メッシは当然好きだけど、それ以上にテべス・ディマリア・アグエロが好きなので、
この試合の結果はある意味妥当だったのかなと。
後半は面白かったけどね。
確執だかなんだか知らねーけど、監督も全力で戦えやって思うよね。
あと弱点と言う前に、やる気のない守備陣ありえねーでしょ。
もっと強くて、面白いサッカーができるはずのチームのなのに、全力を出させないでいる監督の責任は大きい。
監督の想いで戦うんじゃなくて、チームにとっての最善はなんなのか、その視点に立った闘いを見せて欲しいのに。
これは、横浜にも思えることなんですけど。

さ、余談はこれくらいにして・・・今更な山形戦の感想を。

山形・天童に到着したのは正午過ぎ。
「あー遅かったなぁ」と思いつつ、NDスタジアムのビジター待機列に向かった。
それにしても山形は一昨年のリーグ最終戦は雨、去年は季節外れの雪、そしてまた雨とツイテいない(苦笑)
待機列に到着したが、目を疑う。
遅すぎたと思った到着だったが、列の長さが短すぎる。
無理もない。山形で日曜の19時開催なんて普通遠征なんて無理。
自分のような普通じゃない不良社会人(笑)は行けちゃうけどね。
山形にとって、横浜戦・浦和戦は稼ぎ時というのを聞いたことがある。
この日程と時間設定は、山形にとっちゃ痛手だったんじゃないかなぁ、と帰りのタクシーのおっちゃんとも話す。
協会は地域のためにもうちょっと考えましょう。

スタジアム内は、試合前でも一切傘の使用禁止という理不尽なルールのため、ずぶぬれでキックオフを待つ。

芋煮も何も食べる気が起こらず、腹ぺこのまま試合開始。
序盤から攻め上がったのは横浜。
小野、兵藤を起点に攻撃を仕掛ける。
新潟戦では、特別、トップ下として出場している必要性を感じなかったアーリアだったが、
この山形戦では2列目からのシュート、パスと、本来持っている能力を活かすという意味で良かった。
新潟戦ではパンゾーが果敢に攻め上がり、チャンスを多く生み出したのに対し、
山形戦では逆サイドの金井が攻守に活躍。個人的には影のMVPは金井だなと思いました。
勇蔵へのクロスなんて良かったよね。
そして金井のいいところは、守備にも長けているところ。
出場試合を重ねるごとに、精度もコンビネーションも上がってきている。
金井のプレーは今後、横浜の勝利へ大きく鍵を握ることになるんじゃないでしょうか。

序盤からリズム良く攻める横浜だが、堅守山形に対し、なかなか得点が奪えない。
コンビネーションも決して悪くないし、俊輔がいないながらもゲームは組み立てられている。
でもやっぱり得点が奪えない。
やっぱり小野・大黒コンビ、ゴール前での迫力が無いんだよ。
しつこいようだけど書くよ(苦笑)
小野はサイドに開くと持ちすぎて、孤立感がある。
ファールを取って欲しいなら、まずは倒れないこと、それが大事。
小野くんはFWとして先発起用するには、現時点ではとても使いにくい選手だと思います。
大黒はスルーパスへの反応は流石だなと思うけど、相手を背負ってのプレーには難がある。
そして2人共通して、決定力が無い(苦笑)
雨の影響もあったろうけど、それだけではない。
決して最良のコンビには思えないんだけど・・・。

アーリアのシュートはバーを叩き、大黒は決定的場面を決められず・・・持ってないね(笑)
1000ゴール目、はらたいらさんはパンゾーに3000点賭けていたようだけど、
やっぱりというか、一番誰もが納得する男が決めてくれましたね。
あのヘッドの高さ、滞空時間はほぼ反則。誰も守れないよ(笑)
金井のクロスに対して、決して合っていたわけじゃない勇蔵のジャンプだけど、滞空時間がかなりあったよね。
逆G裏からも「人間が飛んだ」って思ったもん。

何とかメモリアルゴールで先制点を奪って前半終了。
攻めていた割に、得点が奪えないということから徐々に山形に対応されてきた前半だったが、
前半のうちに先制点が奪えたというのはとても大きかったと思う。

後半に入ると、さらに雨が強くなったこともあり、ミスも多くなる。
とにかくボールを奪ってからの縦パスが雑すぎる!小椋!(苦笑)
せっかく守備がしっかりしているのに、その後が続かないってのが勿体ないよね。
ミスも多くなれば、山形にチャンスを与えてしまう。
正直、終盤まで危ない場面ありました。
飯倉や勇蔵のファインプレーで何とか無失点に抑えることができたけどね。

横浜は千真とクナンを投入。
ゴール前の迫力はデカさだけでもある。
ところが投入後はクナンがゴール前で張り、千真がサイドに流れるという形でイマイチしっくりこない。
クナンも山形相手にどうしてもゴールが奪いたいという気持ちもわかるが、
クナンが動いて、千真がゴール前でしょ。やっぱり。

横浜のエースストライカーはスタメン外れようが何だろうが、やはり千真だと個人的には思っています。
ゴールの嗅覚、これは横浜のFWの中でずば抜けていると思う。
大黒はやや衰えを感じるしね。
パスに対する身体の反応、あれは意識的でも、無意識的でも、千真にしかないセンスがある。
だからこそ、嬉しかったです最後のゴールは。
勇蔵の1点でも勝利は勝利、それでも良かった。
でもあの2点目がなかったら、あれだけ晴れやかな気持ちで帰ってこれなかったと思う。
1点で終わるか、2点目を取るか、その1点で試合の印象は大きく違う。
あの得点があったからこそ笑顔で選手たちを迎えられたように思う。
少ないチャンスでも、少ない出場時間でも、決めてくる、それがエースである証しだと思うし、
今の横浜が勝利する上で絶対に必要な存在だと思います。

どしゃぶりの雨、日曜、ナイター。
こんな最悪の試合でしたけど、結果的に無理しても行ってよかったなと思えた試合で良かったです。
勝ち組(笑)
まぁ色々課題はあるとは思うけど、苦手な相手でもある山形にしっかり勝利して2連勝を飾ったこと、
チャンスを与えられた千真がしっかりと決めてくれたことはプラスになったと思います。


ずぶぬれになって凍えてた私を不憫に思い、暖房をかけて、
あの時間にラーメン屋探してお店まで届けてくれたタクシーの運転手さん、
ユニフォーム姿で入って行っても温かく迎えてくれて、
選手の滞在ホテルとかプチ情報を訊いてもいないのに教えてくれた酔っ払いさん達、
いろいろありがとうございました!!仙台といい、東北の人達はほんとあったかいねー。
来年もJ1で山形と山形と対戦して、山形に行けることを願ってます!


さて、いよいよ明日は延期していた川崎戦が行われる。
最近攻撃好調の川崎だけど、今日のアルゼンチンを見ていても思ったのは、
どんなにいい攻撃陣がいても、やっぱり守備と攻撃との「バランス」が勝負の鍵を握るんじゃないかって。
最近では谷口も下がり、持ち前のハードワークを見せ、守備力の安定感を取り戻した横浜。
まずは守備から安定させ、ハードワークから得点を奪う。
なでしこやU―17のようにはいかないけど、横浜らしいサッカーで必ず勝利してくれると思います。
神奈川ダービー、楽しい試合になるといいね!

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