は~起点も無ぇ、勝利も無ぇ、それほど選手も走って無ぇ・・・新潟戦観戦記もどき

2010-05-05 | 横浜F・マリノス

まあまあ想定内の結果というか、何というか・・・
こんなに疲れた帰路も久々です。

宏太先発というのは磐田戦からの修正ということで期待も、
裕介→藤田という起用に(決して裕介の出来が良いわけでもないが)、
「何が起こったの?」という感じで今日の試合をむかえた。
少々、和司さん采配がちゃぶりすぎではないか。

宏太は前節の天野同様、チャンスをモノにすべく、
序盤からアグレッシブな動きを見せた。
先制点は千真の技術も見事だが、宏太の積極性がゴールを生んだと言ってもいい。
そして改めて千真はストライカーなのだと感じる。

ただ、やはり勢いというものは90分は続かない。
90分をどう戦うかを計算しなくては勝利には結びつかないということを、
今日はまざまざと見せつけられたような気がする。

序盤から縦に縦にと攻勢を仕掛けた横浜。
その攻勢に新潟は中盤の組織が乱れた時間が続く。
しかし、横浜は縦に急ぎすぎた。
徐々に新潟が横浜の攻撃に慣れ始め、ペースを掴むようになる。

やはり今日も俊輔はボランチ起用となり、出場停止明けの小椋とのコンビを組むが、
どうもこの2人フィットしているようには思えない。
特に今日は小椋の不調が目立った。
またボランチでプレーする俊輔はやはり相手にとっては脅威ではない。
俊輔にボールが入るのは、ほとんどが相手からプレスを受けている苦しい局面で、
味方から言わば”苦し紛れ”のパスしか受けられない。
もちろん相手は俊輔をマークしているわけだし、仕方ないのだが、
俊輔が前を向ける場面でスムーズにボールが出てくることが非常に少ない。
だからと言って、俊輔を囮にしての攻撃もない。
苦しい場面で俊輔に頼ってるようじゃ駄目だと思うんだよ。
今日なんて左サイドの攻撃ほとんど無かったしね(苦笑)
俊輔もボールを失うことは少なくないし、
こんな使い方なら、ボランチ起用なんてリスク負っているだけ。

まあもちろん俊輔のボランチ起用は、バランサーとしても大きな役割を持っている。
それが表れたのは、健太投入後。
健太がどのような指示を受けたかはわからないが、
健太投入後は、俊輔が高い位置を取るようになる。
小椋がワンボラって感じだったのかしら。
そんなのもよくわからないくらい横浜のバランスが崩れ始めた。
あんなにバランスが崩れるってもの予想できなかったけど(苦笑)
以前もこんなのがあったけど、うまくいかなかったんじゃなかったっけ?
正直、小椋に多くを求めすぎではないかと・・・
彼は器用なタイプじゃないし、パス出しにも少々難がある。
天野と藤田、両SBのポジショニングも良くなかったしなぁ。
システムを変える時は、役割ははっきりさせておいた方がいい。
皆が前を向くことは大切なんだけど、
バランスが取れているからこそ、それが成り立つということも頭に置かなければ。

相手はしっかり横浜のバランスが崩れたところを狙ってきたという感じ。
その後、兵藤を投入しタメを作ることでバランスは徐々にもちなおすものの、
1点ビハインドという焦りからか、攻撃の連動性の未熟さからか、
細かいミスも多く、点を奪うことはできず試合は終了。


失点のシーンにしても、人数はかけながらも棒立ち。
和司のコメントにもあるが、すべてが消極的なプレーとなってしまった。
相手は序盤からファール狙いをしていたのは明らかだったし、
主審もあんな感じだったので(苦笑)、
危険なプレーを避けたかったのかもしれないが、
今季、横浜の目指すサッカーはある程度の危険を冒しながらもやっていかなくてはならないものではないのかなと思っています。


和司や選手らのコメントにも「起点がない」ってあったけど、
川崎戦あたりでは「起点がありすぎて今季の横浜怖え~」なんて思ってたんだよ(苦笑)
そんな昔の話ではないとおもうんだけどなぁ。

戦況を見ながら90分闘える選手、
チーム全体を見て、考えて走れる選手、
俊輔を使える選手の起用を強く願いたい。(いるのか!?いやいる)

次戦は浦和戦。
そろそろ、真剣に勝利というものに拘った試合をやって欲しいと思います。真剣に。
さぁ切り替え切り替え!

最新の画像もっと見る