ブラジルと同様、世界最強の中盤を誇りながら初戦・パラグアイに
OGのみの得点と苦戦したイングランド。
その内容も後半はパラグアイに主導権を握られ、散々のものだった。
イングランド苦戦の最大の問題点は武器である”中盤”にあったように思う。
堅守のパラグアイに対し思うようなパス回しが出来なかったというのも
当然あるだろうが、それ以上にイングランドの自滅感が強い。
ボールを奪ってもあの後が繋がらない。中盤でパスミスを連発。
印象に残ったのは、中盤の足が止まっていたこと。
人が動かないからボールが動かせない。
受け手がいないから一人がボールを持つ時間が長くなり、相手に奪われる。
人が動かないのに無理にボールを回そうとするからパスミスが増える・・・
まさに日本―マルタ戦後、ヒデが言った「動かなければサッカーはできない」
それを象徴したかのような試合だった。
イングランドのようにどんなに世界屈指の中盤が揃っているチームでも、
”サッカーの基本”を欠いてはまともな試合は出来ない。
力ではまだまだ世界に劣る日本。
しかし逆に日本がサッカーの基本を忘れずプレーできれば、
強豪とも同等に闘える可能性は十分にあるはず。
死ぬ気で走り回って欲しいね、勝利に向って。
イングランドはもうひとつ”サッカー”の基本を教えてくれた。
あの内容で、しかもOGで、それでも勝ち点3を手にした。
W杯のような大会においてまず大事なのはどんな内容でも、とにかく勝つ事。
それを象徴したように試合後は、あれほどサッカーに対し厳しい目を持った
イングランドサポーターが大きな拍手をチームに送っていた。
どんな形でも勝ったものが強い。
にしても、あんな主審には当たりたくない(苦笑)
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