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花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

名曲”残月”

2021年08月01日 11時54分19秒 | 趣味


今年の高砂芙蓉は大袈裟に繁殖しないで静かに咲いているようです



むかしの町の風情といいますか
住宅街の小路を入っていくと静かに琴の音が聞こえたりしていたものです
また戦前の町はそんな雰囲気がありましたね
そんな静かな街の小路で琴の音を聞くと
なぜか幼かった私は身動きも出来なくなっていたものです
特殊な興味とでもいうのでしょうか強く惹きつけもの が琴の音にはあるのですね

私は筝曲“残月”をきくと
低く静かに歌う前唄は何とも心の底までもひびいて涙を誘われるのです
そして琴を習うということは“残月”の曲を弾けるようになることなのだと
私は勝手な解釈などしたものです

いつか私は舞台演奏で人間国宝が弾かれる”残月”をきいたことがあります
人間国宝が弾かれる“残月”は勿論最高の曲であり
しかし稚拙な演奏しかできない私が弾く“残月”だってあっていいのではないか
と勝手にも思ったものです
やがて我が家で邦楽に興味のある人が集って合奏などするようになると
合奏曲目に私は“残月”を加えて欲しいなど厚かましくも三絃方に
無理なお願いをしたものです
私はそれほどに”残月”の曲はずっとずっと何とも言えず好きだったのです

“残月”の曲は心の奥底から
~磯部の松にはがくれて沖のかなたへと入る月の~
深く低い声で静かに歌われる前唄を聞くと涙がでてくるのです
いい曲ですね
それでいて手事の部分ははなやかで魅せられるのです

つい先日ご近所の花好きな婦人が私に「残月の曲きいたよ」と言われたのは
私が”残月”についてこんな思いを喋っていたからでしょう




残月の曲

2021年07月30日 08時55分35秒 | 趣味



今年の秋海棠何だか元気がないかしら



今朝裏庭の花たちに少し水やりを終えて出たところ
ばったりいつもの花好きのご婦人と出会ったのです
もう朝の散歩のお帰で そして言われたのです
”残月の曲きいたよ“
いつか私が筝曲”残月”の曲のことを
如何に静かな心に沁みる名曲であるかを話していたのです   
ご婦人はタブレットできかれたそうです

~ 磯部の松にはがくれて 沖のかなたへといるつきの~
前歌の低く静かな歌声はいつ聴いても十分に涙をさそうのです
それでいて手琴は華やかなのです

そう 私も今夜パソコンでききましょう


大雨の予報

2021年07月05日 08時41分38秒 | 趣味



ハマナシの実が赤く色付いてきました
今年は少し早いかしら



滑稽です
山茱萸の実がこんなに威張っているではないですか
艶やかで 可愛くて
これから秋に向かって赤く色付いて来るのですね



今日は此方の地方にもお昼過ぎに大雨の予報が出ています
詩吟教室開催の日です 
6月はコロナ禍のため会場が使用できませんでしたが
折角今日から会場が借用できますのに
大丈夫かしら
私 今学んでいる詩吟「桑乾を渡る」で不明だった箇所が
少しだけ 何となく理解できた気分になっていますのに

時折り

2021年06月23日 09時07分27秒 | 趣味


今朝も合歓の花が高いところで静かに咲いているのです
咲きそうに膨らんだつぼみが沢山見えてきました
はじめて合歓の花に出会ったときのこと
まるでこの世の出来事ではないような雰囲気を感じたものです




赤いミニ薔薇が小さな木なのにおもったよりも元気に次々と花を咲かせるのです



キンギョソウはこんなにも元気に花が増えていくのですね



もう以前のことですが時折り思い出すのです
私が日本画教室に通っていたころ
絵筆をもってじっと静かに同じ姿勢で絵を描いている私の様子を観ていたのでしょう
主人が言ったのです
「あんたは絵が好きだから止めないでずっと続けたらいい」
そしてこうも言ったのです
「絵を描く人はみんな長生きだから」と
そして私が次第に大きく50号などに取り組むとその画板をもって
送り迎えをしてくれたり彼なりの応援だったのです


その時

2021年06月15日 09時43分59秒 | 趣味

昨日のことです
近所の花好きのご婦人が千日紅の苗をくださいました
今朝は早速地植えしておきました
可愛い花がたくさん咲けばいい



我が家の小さな菜園でトマトが窮屈に育っています
トマトはなかなか赤くはならないのですね






私は高齢になって詩吟を習い始めて
でも興奮したのはこれまで筝曲や三絃の稽古や合奏ではかならず事前に調子合せをして
演奏にはいるのに
どうしてどうして詩吟はいきなり声を出すのです
いえもちろん当然のことなのに逆にこんなも便利なと思ったものです
でも詩吟のお稽古を始めた途端に琴も三絃も練習の余裕をなくしてしまいました
やっと少しだけ詩吟がそれらしくなったかしら
これから静かな秋を迎えたら琴を出してみたい気分になるかも
それもいい
その時私が最初に弾くのはどの曲がいいだろう
なんだか新鮮な気分になれそうです