ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

170123 稀勢の里、172代横綱に推挙さる、おめでとう。六然、体得した日本人横綱になるか!ふきのとうてんぷら夕食、幸せ!

2017年01月23日 | 辛口ひとりごと

庭が雪で真っ白、冷えると思った。大寒である。

 昨夜、稀勢の里が白鵬の渾身の寄りにたえて、ぎりぎり左からのすくい投げで白鵬をやぶった。14勝1敗の初優勝。豪栄道が休場不戦勝や日馬富士、鶴竜が休場している中での優勝だが、去年最多勝をとっている実績から横綱審議委員会が全員一致で172代横綱に推挙した。19年ぶりの日本人横綱誕生、ほんとによかったね。

 まあふりかえってみれば69連勝の白鵬連勝記録を阻止したのも38連勝でストップさせたのも稀勢の里。しかし過去いやというほど国民の期待を裏切ってきた稀勢の里。圧倒的な強さを示すかとおもえば下位力士にころっと負けてしまって優勝を逃す。こんなに日本人をイライラさせた力士も少ないのではないか。テニスの錦織もそうだね。今回の全豪オープン、またまた尊敬するフェデラーに2:3で敗退。尊敬などしていてはだめだね、グランドスラム優勝は遠い。

 しかし、考えてみれば19歳で入門して30歳で横綱に上り詰めたのだから大したものだ。サラリーマンなら大卒で入社して社長になるには3~40年かかる。しかも琴奨菊や豪栄道に初優勝で先をこされ大関でただ一人優勝なし。サラリーマンならつぎつぎと後輩に先をこされ、普通なら頭にきて会社を辞めちまうか、アウトローになりかねない。それを休場は1回だけで大関31場所を黙々と務めてきたのは立派と言わざるを得ないね

亡くなった先代の鳴門親方(もと横綱髙隆の里)の指導が良かったのだろう。力士は勝っても負けても泰然としていないとだめ。勝ったときには負けた力士の心情を思い、負けても謙虚に力不足を反省し精進する。失意泰然、得意淡然、上にたつものの心得、六然を体得した名横綱になってくれるかもしれない

 人間いろいろ。大富豪のトランプが格差にあえぐホワイトカラーを助けると言って大統領になる、ちやほやされる芸能人が不倫で世間をさわがせそれをTV関係者が飯の種にする、豊洲市場移転にともなう立地選定問題で責任を問われる元知事、権力乱用で辞任に追いやられた沖縄副知事、こそこそと大学教授に天下りした文部科学省元幹部、アクセル、ブレーキ踏み間違えでコンビニに突っ込む後期高齢者、いやはや人間世界はかまびすしい。

 あおぞらに 咲き急ぐ 雪の花   

 春よこい早く来い・・・・だね。こよいの夕食はフキノトウのてんぷら。まっことあり難きかな、アマゾンミュージックを聞きながら焼酎湯割りをのみ、てんぷらに舌鼓、幸せの極致じゃなかろうか?!


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