ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

200117 自動車運転免許試験場で認知症検査、無事クリア!横柄親父にズケズケババア!!

2020年01月17日 | アフターセブンティ

6千数百名がなくなられた神戸淡路大震災からはや25年、記憶を新たに神戸で慰霊祭。無念な思いを抱き続けて25年、残された人達は大変だったろうね。地震,必至のニッポン、家具転倒や火事対策、もっと一人一人が自覚して対応せねばね・・

・・今朝4時過ぎに目覚めそのままラジオ深夜便など聞いていると眠れず6時起床。今日は試験場での認知症検査。当初は車で西鉄二日市、車をとめて西鉄で高宮駅まででて9時前のバスで試験場に9時半までに入る予定だったが、ラッシュアワーを避けたい気持ちが先立ちそのまま車で行くことにした。ナビでは50分くらいで行けるはずが2時間近くかかってしまった。3号線から福岡市の外環状道路を通る道、これが大間違い。7時20分に家をでて、着いたのが9時20分。これも年寄りの判断力の問題かもね。

(上の高架下が外環状)

まあ検査予約が10時40分指定だったから甘くなったのかもしれないが・・・・春日や大野城、筑紫野といった近郊都市から福岡市内にはいってくる車で交差点渋滞。そのため糸島や唐津に通じる東西の外環状線の流れを遅滞させている格好だ。

 自動車運転免許試験場は20年ぶり。外環状沿いに無料駐車場の看板、こんなところだったか,勘が狂ったね、立派な建物になっているが外壁補修中。300台止められる駐車場が9割がた埋まっていた。とりあえず留められてよかった。

 

歩行者通路を通って館内に入るといきなり、認知症検査は4Fへという立て看板。4Fにあがると受付は10時から。車で一休み。10時10分受付手続き。予約ナンバー3のプレート。30名ほどの後期高齢者が集合。15名づつにわけてテストをするとか。

しかし集まっている面々をみていると面白いね。日本の高度経済成長を必死でささえてきた我々を交通事故のさ元凶とかまったく馬鹿にしているとエレベーターのなかで職員にぐちっている。ぐちられた職員も後期高齢者?、エレベーターのボタンを押し間違っている。750円の印紙を買って認知試験申込書にはりつけ記名。

10時40分、掛け時計などが外された検査室に15名が1テーブル1名ずつ、自分の予約ナンバーの席に着席。今のうちにトイレにいっておくよう言われる。10時50分テストスタート。警察庁のHPをひらくと試験の実施要領、マニュアルがのっており、試験官は文句の多い高齢者をスムースに受験させるためトークが型決めされている。

 「試験官の指示通りにやってください、勝手に問題集をひろげたり、解答を描き始めてはいけません、すべて指示があってから実行してください」ということをはっきり何度も確認する必要がある。まずこれを無視したり勝手にやるのがおばさんたち。すべてとは言わないが恥も外聞もなくなったおばさんたちを散見するのも事実。解答中は声を出してはいけないといってるのに、大砲は漢字でないとだめですかなどと質問する。横で聞いていて苦笑。よく聞いてから、回答せえよと言いたくなる。

10時50分スタート。まずは解答用紙の1枚目に名前、生年月日、性別、普段の車の運転状況を記入。週に1回以上運転する、1に〇。

次に時間の見当識。時間を正しく認識する力をみる。今年は何年ですか?令和2年。官庁は令和を書類で使うことになっているようだ。西暦2020年でもOK。今月は何月ですか? 1月。今日は何日ですか、17日。今日は何曜日ですか、金曜日。今何時何分ですか? 腕時計もスマホもカバンの中。したがって推定。10時50分に始まったから11時00分としておく。差異が30分以上あったら×。この回答を試験官の「初め」の号令で用紙をめくって書き始める。

このあとが手掛かり再生という記憶力チェックのテスト。4枚セットの白黒のイラストが4個,計16個が1枚ずつ4個がプロジェクターで映し出され試験官がマニュアル通り説明してゆく。

最初の1枚。戦車、太鼓、眼、ステレオ。戦いの武器は?戦車ですと受験生がこたえる。楽器は?太鼓。人体の一部は?目。電気製品は? ステレオです。

2枚目、トンボ、うさぎ、トマト、ヤカン。昆虫は何ですか?

3枚目、万年筆、ヒコーキ、レモン、コート。文具は何ですかというヒントと共に試験官が説明、受験者は関連付けて記憶。コートを着た男がレモンをかじりながらヒコーキに乗り込むとか・・

4枚目ペンギン、ユリ、カナヅチ、机。以上を5分で説明と記憶。メモなど不正行為はダメと思うが試験から注意は特になかった。

次に30秒の介入問題。乱数が10列並んでいる。試験官の指示数字をボールペンでチェックしてゆく。1回目は1と5、2回目は3,7,9にチェック。同じ解答用紙にチェックをいれてゆく。

そのあとで記憶力チェック。さきほど覚えた16のイラストを順不同、かたかな、漢字、ひらかな、何でもよい。とにかく先ほど見たイラストの絵を頭から絞り出して書いてゆく。2分ほど前のことがどれくらい頭に残っているか3分以内に書き上げる。一瞬、まったくでない感覚を味わう。とにかく名前がでてきたのを書き付ける。

4番目のテストはヒントが16ずらっとならんでおりそこにイラストの絵が何であったかを記入する。手掛かり再生テスト。

戦いの武器、楽器、身体の一部、電気製品、昆虫、動物、野菜、台所用品、文房具、乗り物、果物、衣類、鳥、花、大工道具、家具。所要時間3分。

最後の問題が時計描画。「丸を書いてください。文字盤を作ってください。2時45分を入れてください。長針、短針をわかるように線で書いてください」空間認識能力、構成能力、数の概念の理解に問題がないかチェック。

試験官が採点し検査結果報告書を作り上げる間、部屋で飲酒運転絶滅のビデオを30分視聴。まじめなサラリーマンがほんの小さな行き違いから飲酒運転をしてしまう羽目に。その結果、自分の家族も、死なせた相手の家族も、関係者も、そして自分の人生をも木っ端みじんに砕いてしまう飲酒運転の恐ろしさを訴えていた。

12時、試験官がもどってきて各人に検査結果報告書を配布。今回は医者の診断書が必要な49点未満の第一分類はゼロ、49点以上76点未満が第二分類で教習所で3時間高齢者講習7950円、76点以上は第三分類で記憶力判断力問題なしということで教習所で2時間の講習5100円をうけるということのようだ。こんなはずじゃないという人は再受験も可とか。

 

私はなんと完璧100点でした。気分を良くして、試験場隣の黒田屋でミニ天丼、うどんセット600円をいただき、その後、車で10分の花畑園芸公園(NHK天気予報でよく紹介されるらしい)にたちよる。いまは端境期で、しだれ梅もつぼみで蠟梅くらい。

  

行きは2時間、帰りは50分で自宅に到着。認知試験クリアでホッと一息でした。しかしこの認知症検査は警察庁のHPをみれば内容もわかるし、練習しておけば試験はクリアできる。が、内容自体がこれでほんとに高齢者の事故を防いでいけるのかは少々疑問ですね。3年後くらいにはこのテストに実技のテストが加味されるらしいです。まあ己をよく知って自制するしかないですかね

 


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