ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

130628 写真展2か所、写真て何かな?共感ツール?

2013年06月28日 | 趣味と交遊

写真展2か所、福岡市美術館の国展・福岡展、アジア美術館でのTOIRO展、みてきた。久しぶりの市美術館。かぼちゃのオブジェがおもしろい。大濠公園をバックに黄色と黒の国点が目立っている

どなたの作品か知らないがどんな発想で制作されたのかね。国展は87回をむかえる日展や二科展など日本の伝統ある芸術団体。絵画、版画、彫刻、工芸。写真は最後にできた。遺作や受賞作、会員、会友の作品、約80作が展示されている。写真機というハードはどんどん進化、誰でもきれいな写真が撮れる時代。あとは撮り手の感性、シャッターチャンスでいわゆる素人でもおもしろい写真はとれる。しからばベテランはどうするかということ。普通じゃない撮り方にころうとする。流し撮り、ズーミング撮影、多重露出、極端なハイキー、ローキー、デジカメの加工、合成ソフトの活用、まあいろいろ。いったいどのようにして撮ったのかなと思うようなのも結構ある。純粋に写真をみて感動すればいいのだけれどもね・・・ここに展示されているのは一工夫し、大変な努力をした写真だね。わたしのような出会いがしらの偶然の写真は少なかった。公園沿いを歩き地下鉄駅に向かう。ひまそうなおじさんがスズメやハトに餌をやっていた。

このあたりのスズメは人に慣れている。

地下鉄中洲川端で降りてアジア美術館8Fにいく。写真愛好会の同僚が他の所属クラブから出品している。TOIRO展。10人の撮り手がそれぞれの想い、表現手法で写真をとり各人5~6点の作品を組み写真ふうに一壁面を占有、ぜいたくな展示方法。リーフレットにそれぞれの作者の想いが3~4行でつづられている。これを見ないとただ並べられた写真を見ているだけでは何を訴えたいのかわかりにくい写真が多い。パラレルワールドと題したMさんの写真。博多駅前の夜景をローキー、低速シャッターで人影を消した写真、天神の商業ビル、商店街などの写真を組み合わせて展示。曰く、「この町にある何万もの人生のうちぼくはいくつの人生を知っているだろうか。ほんとの意味では一つも知ることなく生きて行くのかもしれない。どれほど偉大な英雄が死んだとしても世界は変わらず動き続ける。」島倉千代子の歌、「人生いろいろ」。はたしてこれらの写真を見た人は何を感じるのだろうか。隣の展示ブースに博多どんたくの写真コンテストの入選作が並んでいた。オールスナップ写真。わかりやすい。ここをみてきた老夫婦、TOIRO展の写真、野鳥以外さっぱりわからんとアンケートに書かれていたとか。やはり写真というのは撮り手の感動を見る人が共有共感できるものでないと作者のひとりよがりになるのかもしれない。いつもの撮影スポット。2階文字彫刻からの人生模様

外は雨が降り始めていた

 


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