ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

「菩提を弔う」・・戒壇院、菩提樹の花

2011年06月16日 | 趣味と交遊

ボーリング同好会の女性から観世音寺 戒壇院での座禅会体験や菩提樹の花の香りを楽しむなど交流の場をもっと拡げたらどうでしょうかと話をもちかけられ、あらたな会合の企画案の作成をお願いした。
毎年6月になると戒壇院の菩提樹の話題がブログにもよく登場する。今年はまだ行ってなかったので早速、バイクにカメラをつんで出かける。
観世音寺の駐車場にバイクをとめて戒壇院の門をくぐるとあの菩提樹の花のかおりがふっと鼻孔をくすぐる。満開とまではいかないが結構、黄色いかわいい花が下向きに開き、鈴のようにぶら下がっている。

鑑真和尚が唐から持ち帰ったものであるとの表示がされている。菩提樹はお釈迦さまが悟りを開いた樹とされている。6年間の苦行をしても悟りをえることができず、苦行林をでて、気候のおだやかな川にでて身体をきれいにしてアシバッタという樹木の下で座禅をくんでいた。とそこへ若い女が子を授かったお礼に乳粥をもってやってきたらそこに釈迦が座っていた。てっきり樹の神様と思い釈迦に乳粥をささげた。そのおかげで体力が回復したお釈迦さまがあらためてその樹の下で座禅をされると、その翌朝、暁の明星が輝いた瞬間に悟りをえてブッダになられたという逸話。その樹が後に菩提樹と呼ばれるようになったと瀬戸内寂聴さんの仏教の本にでている。
 しかし、釈迦が悟りを得た樹は実際は菩提樹ではなく沙羅双樹であったと戒壇院の菩提樹の樹のそばに表示されていた。どこまで史実やらわからないがね。「菩提を弔う」という表現はなくなった人がどうか仏になれますようにとお祈りする意味らしい。

戒壇院座禅会は第一、第三日曜日朝8時~9時。25分座禅、10分経行、25分座禅、15分作務(掃除)、茶礼。彼女に連絡するとしよう。


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