ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

120118:腹蔵なく語り合える友人と久方ぶりの再会

2012年01月19日 | アフターセブンティ


 十数年前、私が現役であった頃、経営診断をした企業の経営企画室長だったM氏と久方ぶりの再会を果たした。今年いただいた年賀状に「一度会って一杯やりたい」旨したためてあり、さらに今年退職しますとあったので先般早速電話をして西鉄大橋駅で落ち合うことになったもの。約束の時間になつかしの顔を相互に確認、M氏のいきつけの魚のうまい店に早速むかう。お互い、全然変わってないねと語りながらまずは生ビールで乾杯。

 M氏は診断のあと、その推進リーダーとして経営改革にとりくみ、その後、役員となり今、ISO14000の取得に取り組んでいう。ISO9000は自ら推進リーダーで取得、今、後進を指導し、7月には審査が終了、そして引退するということらしい。診断当時から、謙虚ではあるが頭脳明晰、理論家肌で哲学や美術に関心が深く、手ごわい相手だったが企業の本質的課題を共通認識でき診断作業もスムーズに推移したものだ。
 うまい酒に杯を重ねつつ、お互いの趣味や今後について語る。いままでとりためた写真など見せたりしたが、独自の審美眼でずばずば批評してくれる。腹蔵なく語り合える友人と言うのは得難い存在だ。
 熱いだしまきをさかなに熱燗をやりながら池波正太郎を読んでいる時が至福の時間だねというとM氏は「農園で芽が出始めた時の生命の喜びやこのブログを書き続けたりすることが私の至福の時間かもしれないよと言い返す。
 彼は森の中でフィトンチッドを浴びながら自然と対話しつつ絵筆を動かしている時かなという。まあ。おたがい死ぬ時、ベッドサイドで「○○している時は楽しかったな、ありがとう」と言って死ねれば最高だねということになる。
3時間余りがあっという間にすぎ、また8月にリタイア記念で飲みましょう。私から連絡します」と約束して別れる。久方ぶりに知的刺激をうけたひと時であった。

 翌日、昼過ぎM氏からTELがあり「大丈夫だったですか、お互い大分飲んだようだから」・・
飲んだ翌日、電話をくれるという友人は意外といないものではある。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 120115:新聞に全面広告がでた... | トップ | 120125:107歳まで生きた伝... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アフターセブンティ」カテゴリの最新記事