今年は武蔵寺での写経会への参加が十分できていない。が、寺の方から写経埋納法会の案内がきていたので久しぶりにでかける。数十年まえ、裏山で経筒が発見されたのを契機に先代住職が地域住民に写経の場を提供、今2代目住職がひきつがれ毎月第一日曜日に写経会が開かれている。私も縁あって写経をはじめて4~5年になる。11月は今まで写経されたものを法要のあと経筒に入れて御自作天満宮のうえの丘に埋納する行事が行われる。9時過ぎ空模様が気になったが出かける。
雨はすっかりあがり秋空がひろがってきた。去年、一昨年と雨にたたられみんな集まっての埋納ができなかったらしい。
9時半から薬師如来のご本尊御開扉法要がはじまり、焼香、御詠歌奉納と続く。10時過ぎ、経塚にのぼり写経埋納法要、経塚供養がおこなわれ。経筒3本の埋納が始まる。
経塚供養がされ参加者の焼香がおこなわれる
米や塩が経塚にまき清められる
経塔が立てられ、経筒がいれられ土がかぶされてゆく。
埋納が終わり、本堂前で記念撮影。その後写経堂に集合して記念講演会。講師は住職と30年来の知己という地元の法律事務所所長のIさん。弁護士会の副会長もしておられるベテラン弁護士。「人生の週末と死をめぐる法的問題と解決法」というぎょうぎょうしいテーマ。無常、無我のとらわれない境地をめざす写経会とは裏腹に現実はドロドロした問題がいっぱいとか。後見制度、遺言、介護、尊厳死、遺産分割、祭祀継承など事例をまじえて話された。まあ、生老病死は避けがたい人間の運命だからそれなりに心と実際的準備が必要かもね
そのあとの食事(斉食)、りっぱなのが用意されていました。ご馳走様でした。