ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

二人目の孫、誕生。誕生日は2010年10月10日。

2010年10月11日 | マイ家族
 人間の一生は生老病死、誰も避けて通れない。
筑紫野市民体育祭、御笠地区大会に出席、行政区対抗リレー予選で熱狂した後の昼食をとっている時、妻からTEL、嫁いでいる長女が二人目の子供の出産で入院した旨連絡あり。もう少しで4歳になる長女の面倒をみてやる必要があり、急きょ帰宅。リレーの決勝をみたかったが今はすべて家族優先、お先に失礼させてもらった。

 一人目は入院してから相当時間がかかり難産だったので今回も心配。母親(95歳)のつきそい介護に行っている妻を迎えに4時ごろ病院に行った時、長女のだんなさんからTEL、今生まれました。なんだかあっけなすぎて「ほんとに」と言ってしまったほどだが母子とも元気だということでほっと一安心、よかったと安どの胸をなでおろす。
 片いっぽうで病院のベッドで食事もできず、チューブから栄養剤を供給されていきている年寄りがいる。人間社会はじゅんぐりじゅんぐりだ。植物と同じように巡回している。生かされているうちはせいいっぱい人生を楽しまねばならないがベッドにくくりつけられていてはいかんともしがたい。

 妻を車にのせて長女の入院している病院にむかう。15分で到着。待機していた婿と握手、よかったね、おめでとう。出産予定日は18日だったが、1週間ばかり早かったようだ。身長50センチ、体重3344グラムの立派な男の子。長女の時は難産で2600グラム程度、ほんとにお猿さんのような感じの赤ちゃんだったがさすがに二人目は大きく、手指もしっかり開いており、出産後2時間とは思えない。看護婦さんが爪をきってやっていたがこれにもびっくり。しばらくして個室に運ばれてきた娘によく頑張ったね、おめでとうと声をかける。若干顔色が青ざめていたが元気そうだった。

 ほんとに出産だけは男は何も手助けしてやれないが、陣痛の苦しみで大きな声をだしたり、泣きわめくような声を聞いても男はおろおろするばかり。今回も婿が立ち会う予定で、その間長女を預かっておく手はずだったがタイミングがずれて生まれてしまったようだ。いずれにしても女性はたいしたもの。子供を産めるというのはすごいことだ。私自身のふたりの子供の出産の時は仕事でどうしても時間がとれず、たちあえなかったがさぞかし心細かったろうと今になってあらためて妻に申し訳なく思った次第。

 あくびしたり、手を握ったり開いたり、泣いたりしている赤子をみているとどんな人生を送るのかなとふと思ってしまう。弟ができた4歳の孫娘は神妙な顔つきで赤ちゃんをみているが口ではお姉さんだもんね、もう何でもできるよと強がっている。
 これで孫は二人になった。女、男と産み分けてくれて立派なもんだ。この男の子はしっかりした手をしているからきっと力強くたくましく、生きてくれるに違いないと思いつつ病院をあとにする。
コメント
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