僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

漢検1級の問題

2008-12-06 00:08:38 | Weblog
漢検1級に出た問題です。

次の漢字の読みと意味を答えよ。

① 犀利

② 穎脱











答え
① さいり   意味 才知が鋭く、物を見る目が正確であるさま
           刃物などの硬くて鋭いさま

② えいだつ  意味 才能が特に優れていること

「犀」はかたく鋭い意で、「穎」は穀物の穂先、筆の先、錐の尖端などの意味があります。もともとの意味も熟語の意味も似ていますね。

日本の人口に占める貧困者層の割合

2008-12-05 23:42:07 | Weblog
等価可処分所得(所得水準)の中位にあたる50%未満の所得しかない層を貧困者とし、全人口に占める割合を相対性貧困率といいます。
日本の相対性貧困率は15.3%でメキシコ、米国、トルコ、アイルランドに次ぐ高さになります。18歳から65歳に限ると、米国についでワースト2位になってしまうのです。正規雇用が減少し、パート、アルバイト、派遣社員など非正規雇用社員の増加によるものと思われます。
1人あたりのGDPが3万ドル以上もあるので、貧困国ではないのですが、国内の格差が広がってきているということなのです。
今後、イオングループが40店舗閉鎖し、85店舗売り場縮小の予定です。いすず自動車が1400人もの派遣社員を12月で全員契約解除の予定です。
日本IBMでは1000人規模の人員削減を行う方針です。全国で派遣会社の多くが契約打ち切りの憂き目にあっています。仕事は勿論、住まいまでも奪われてしまうのです。
自民党の景気対策、雇用対策を早急に推し進めて欲しいのです。普通に真面目に働きたい人が喘いでいます。

山形97号

2008-12-05 22:58:20 | Weblog
平成22年10月に山形期待の新品種「山形97号」がデビューする予定です。
試験栽培を委託されている農家の人も外観が「ダイヤモンドのようにきらきら輝いていた」と評するように、白さが際立っています。食味も「甘みがある」、「うまみがある」と高い評価を得、太鼓判を押されています。

問題は、名称です。過去に山形では、「はえぬき」で失敗しているので、新しい品種の「山形97号」には並々ならぬ期待がかけられています。
今回3万4000点の応募の中から7点の候補が決まりました。
「一の穂」、「おしんちゃん」、「千年の恵」、「つや姫」、「出羽穂の香」
「めでためでた」、「山形97号」以上の7点です。
私個人的には、かつてNHK朝の連続ドラマで放送され人気になった番組「おしん」の主人公である「おしんちゃん」という名称がもっとも親しまれやすく、最も人口に膾炙するものになると思います。
今後山形県人や観光客などを対象にインターネットやはがきで国民投票をし、1点に絞り込んでいくのだそうです。
ちなみに私の応募した「紅のしづく」は落選でした・・・

濫觴(らんしょう)

2008-12-04 22:32:32 | ことば
濫觴 (らんしょう)とは、かなり難しいことばです。



《揚子江のような大河も源は觴(さかずき)を濫(うか)べるほどの細流にすぎないという「荀子」子道にみえる孔子の言葉から》物事の起こり。始まり。起源。
そんな意味になります。嚆矢に似たことばです。嚆矢濫觴という四字熟語もあります。また淵源も類語になります。

卓球の柔軟性

2008-12-03 22:40:09 | Weblog
高校生に卓球を教えているが、器用でないものが実に多い。こう打つと決めたら、それ以外の打ち方に変更がきかないのだ。早い打点で打とうとして、タイミングが遅れた場合、打球点を落としてネット際に小さく落とすということが出来ない。
肩を中心に打つ中打はできるが、ひじを中心に打つ軽打が得意ではない。また、腰を回転させてふり幅を大きくする強打も上手ではない。
また、直線的に打つミートうちはそこそこできるが、ボールの外側を捉えるカーブドライブはほとんどできない。だから相手の虚をつくことができない。
相手の間合いをはずしたり、逆モーションなどのプレーも試合でほとんど使えない。
高校生なのだから、中学生のときのように基本技術だけではある程度までしかいかないだろう。フットワークがものすごく良いならば別なのだが、もっと貪欲に試合に勝つにはと研究すべきだろう。大人からあれこれ言われても実践しなければ何もならない。
愚痴っぽくなったが、ベンチでは接戦をものにするアドバイスは可能だろう。しかし、はなっから実力が雲泥もあったなら1セットとらせるのが関の山だろう。
技術を研究し、作戦戦術を立てる習慣をつけよ。相手選手に嫌がられるやりにくい選手、または先の先の攻撃的な試合の出来る選手など、強い選手を目指してほしいのだ!

明恵上人

2008-12-03 22:05:53 | Weblog

1173年に紀州に生まれた明恵上人(みょうえしょうにん)は、19歳
から1232年60歳で亡くなるまで、40年にわたって自分が見た夢を
書き綴っています。それを「夢記」(ゆめのき)といいます。
自分の夢を覚えていることすら、なかなか難しいと思うのですが、明恵
はそれを書きつけ、時にはその解釈を施しています。今でいう精神分
析に通じることを、フロイトやユングより遥か昔に行なっていたのです。
 人生を夢に喩える人もいます。夢かうつつか図り得ないときもあります。

明恵上人は十九歳のある夜、夢の中で、天竺の僧があらわれて「理趣経」を授けると予告します。その後、様々な難問の手解きをし、時には病気になって朦朧とした明恵に天竺の僧が一服の薬を白い器に入れ、熱湯を注いで彼に服用させました。アザミの汁のような味で、翌日目覚めると下痢が嘘のように治っていたといいます。

明恵はある種の超能力があり、神霊を見ることが出来たのでしょうか。華厳経や密教を学び、信心深い彼だからこそ身につけえた能力なのでしょう。

彼は奈良の春日大明神とも夢の中で親しくし、ある日天竺に行こうとした明恵に中止を促す託宣を下しました。
奇しくも天竺ではイスラム教徒によって最後の仏教寺院が破壊され、ついに仏教が滅亡したときであったからなのでした。
三十四歳の時には、予知夢もたびたび見ることになり、五十八歳の時には、草や木々、花や果実があふれんばかりに茂っている美しい「死夢」を見るのです。

明恵の一生は、不思議で神秘的な体験に満ち溢れていましたが、彼はこう述べています。
「終わってみれば人間の一生なんてたいしたことはない。猫とか庭の木と変わりない感じもする。」

満月 空に満月

2008-12-01 22:17:58 | Weblog


この本初めて読みました。
陽水は歌詞を書くヒントをボブ・ディランに見出しました。彼の詩は、出だしを意味不明な歌詞ではじめ、結論の何行かを際出させる手法を使います。
だから陽水の詩はシュールでエキセントリックな内容が多いのですね。
また英語に習い、韻を踏んだ詩を意識し、逆引き辞典を使って同じような響きの言葉を使ったりしたのです。
彼の高音の魅力もさることながら、歌詞も秀逸で心憎い作為があるのですね~

牛肉どまん中

2008-12-01 21:47:55 | Weblog
土日切符で東京に行っていました。
上野のアメ横に寄りましたが、都会にいて何故か郷愁を感じさせるところですね。

帰りの新幹線で愛媛帰りのYTSアナウンサーたちを目撃しました。
モンテディオ山形が3-2で勝利しJ1昇格を決定した試合の中継に大忙しだった様子です。昼食を食べそびれたので、米沢名物、「牛肉どまん中」と峠の釜飯弁当の2つをたいらげていました。

牛肉どまん中は、どまんなか米を使用し、米沢牛とそぼろをふんだんに使った優れた弁当です。美味しい~ですよ~  1100円です。