グラフの機転

今日の「深イイ話」で最も納得したのがグラフのエピソードです。


女王グラフの貫禄
１９９６年。グラフが日本のエース伊達と争った準決勝は、ウィンブルドンの歴史に残る大熱戦となった。

しかし、その盛り上がりに水を差す思わぬ事件が起きる！

ヤジ　「Steffi, will you marry me?」（グラフ、結婚してくれ～）

明らかにマナー違反のヤジ。並みの選手なら、動揺するハズ。
しかし、グラフは女王らしい余裕の切り返しを見せた。



ヤジ　「Steffi, will you marry me?」（グラフ、結婚してくれ～）

グラフ　「How much money do you have?」（あなたいくら持ってるの？）

当時グラフは父の脱税事件の影響で、経済的に苦しい時期。
それを知る観客たちは、グラフのユーモアに大いに沸いた。

この試合で伊達を下し、グラフは見事ウィンブルドンを制覇した。

人生が変わる1分間の深イイ話

日テレの「深イイ話」で全員一致で深イイを獲得した話です。


横浜高校野球部に入った上地雄輔は１年生ながら主力。
実力はピカイチの上地だったが、人として大きな欠陥があった。

先輩１　「おい上地、キャッチボールしようぜ」
上地　「うん、いいよ！」
先輩１　「・・・」
そう、先輩に対して敬語を全く使えなかったのだ。
先輩２　「よっしゃいっちょかましてくるかー！」
上地　「いってらしゃ～い！」
ベンチ一同「・・・」
上下関係の厳しい体育会では許されないこと。
しかし、上地は不思議と上級生から怒られることもしごきを受けることもなかった。
いったいなぜか？ある日、上地は先輩から意外なことを聞かされる。



先輩３　「お前、あいつに感謝しろよ」
上地　「えっ？なんで？」

（回想）先輩４　「みんな、すまない！上地に悪気はないんだ。
ただ頭が悪いから敬語がわからないんだ。
怒ると萎縮するから、自由にやらせてやってくれ」

なんとある先輩が、上地の態度を周りに謝ってくれていたのだ。
今も昔も、周りに助けられながら生きている。