うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

残暑ぶり返す

2009-09-09 03:18:49 | 日常生活の中で
9月に入ったら、突然涼しくなって。
もう暑くなることはない!

と思っていたんだけど。

天気予報曰く。
パリの昨日は28度。
今日は、30度!


ほんと。「しごく暑っちい」でござります、ハイっ。


っていうか。
地熱が温まらないので、木陰にいたら汗もかかないくらいなのですが。


南向きにしか窓がなく、太陽が照りつける研究室の暑さと言ったら。


お昼頃から既に。
ふぅ、ふぅ、ふ~ぅ。。。
なのです。





え~っと。
そういうわけで(???)、昨日は早めに帰宅。
したものの。ポリポリ。
コメディー番組を見ていたら。
アハハ、大笑いをして。飲みが進み…。
パソコン開けるの面倒くさくなって、更新しませんでした~、テヘ。





しかし、今日は…。
もっと暑くて。

夏休み明けの軟弱体勢にはあまりに耐えられず、3:00頃にリタイア。
…映画館で涼んできました~♪
(しかし。選択肢を間違ったため。全然、面白くなく、何だか欲求不満です!)






ところで。
そんな早く、研究室を後にしたくせに。
実は昼休みに、オペラ座近くにちょっとした用事があり、2時間ばかり、外出してました。




研究室からオペラ座の方まで行くには。
フツーなら、地下鉄2本なのですが。

何度も書いているように、パリの地下鉄乗換え大嫌い・うさたろうとしては。
急ぐわけでもないし、と。
乗換えなし1本で行かれる、バス路線を選びました。



が。
これがまた、運よく、行きも帰りもすぐに来て。
道路もそれほど混んでなく、いい選択、だった、と。



で。
何を書きたいかって。

バスに乗って思ったこと。
バスがすごく活用されている、ってことです。



日本、少なくとも東京は、バス利用するのってお年寄りのみ。みたいなイメージがあるのですが。(渋滞があまりに酷いもの…それに。あまり便利さを感じない…)


こちらは、地下鉄乗るためのホームにまでいく、エレベータがあまり設置されていない。
(一番新しい14番線には、全駅あると思うけど…。他の路線は???という感じ)

従って。
バスというのは、足の悪いお年寄りだけでなく、ベビーカーの人や荷物が多い人には、すごくありがたい存在なのです。

つまり。
車椅子も、乗り降りがしやすい作りになっています。




で。
それを今日の昼間の乗車で、改めてシミジミ感じたのでした。



やっぱり時間帯のせいか、お年寄りが多く。
(日本のお年寄りより、更にヨロヨロの人が一人で外出している気がします。)



停車場に着くたびに、何人もの人が降りて、また乗って来るんだけど。



まぁ、よくこんな人が一人で乗ってくるなぁと言う人がとても多い、という感想。




こちらのバスは、地下鉄と違って、手すり(?支え棒???)がちゃんと日本のみたいにあるわけですが。

それを両手で掴んで次に足を進めないと、歩けないくらいな(←何が言いたいか、全然わかりませんねぇ、苦笑)そんなお年寄りが結構次から次へと乗ってくるのです。

そういう方は、座るのも大変なので、1~3駅くらいの場合は、譲られても座らず、立っていることを選びます。

しかし。
見ているほうは辛いものがあります。。。

大丈夫なんだろうか。手を握って支えてあげようか…。




普段なら車窓の眺めを楽しむ私ですが。
気になって、それどころでもありません。(苦笑)





…帰りのバスにも、やっぱり何人ものお年寄りが降りたり、乗ったりなさってました。

つい。
気になってしまうのですが。



これまた、帰りのバスにはツワモノおばあ様がいらっしゃいました。



もうね、ヨロヨロなんです。
なのに。

古ぼけた安物の食卓椅子2脚(折り畳めない)、ただでもらったんでしょうか…。
それを持ってバスに乗っていたのですよ。。。



で。
降りる駅もよく判らず…。

大声で運転手さんに聞いたものの。
運転手さんは聞こえず。

ま。
そういうとこ、フランスです。
必ず誰かが、答えてあげています。

で。
いざ、降りる停車場に着いたらしいのですが。

近くの人に椅子を下ろしてもらい。(自分が頼んだか、或いは、善意の人が進んでやってあげたか定かではありませんが。)
自分は、手すりにつかまりながら、ヤットコ降りる…。



ふぅ、やれやれ。
無事降りられたわ~、良かった!




そして。
そのまま信号待ちで動かなかったバスの中から、そのオバアサンを何気なく眺めていたら。


あれ、マジですか?


そう。
彼女はそのバス停で、どうも別な路線に乗り換えるつもりらしい…。
折り畳めない椅子2脚持って、ですよ!
自分一人だって、乗ることが容易じゃないのに。
ありえ~ん!
いや、ありえる!!!(笑)







そう。
それがフランスなのです。

誰もそんなの気にしない。
本人がやりたいことをやればいい。
無理だったら、誰かが助ける…
それだけのことなんですけど、ね。





私も大分「成長して」、こちらで他人の目を気にせず出来ることはたくさんあると思います。
が。
多分、日本に戻ったら「日本人の目」を気にする自分がいるんだろうな…と思ったりします。
ま。
でも。
前の私とは比べ物にならないくらい、大胆なことが出来る気がしますけど、ね。(笑)





さぁて。
明日は、今日ほど暑くならないことを祈りつつ。
早寝早起きで、午前中に集中することを心がけようと思いま~す。



あ。そうそう。
今日の写真は、「パリの第二の本格酒屋」(多分)であります。
…太陽光線で、店の前の幟の字がトンでいますが。
「上善如水」とな?!

お蔭で、それがお酒屋さんだと気づいた次第。


ピラミッドの近くです。
それまで、ちゃんとした日本酒を買えるのは、レストラン伊勢系(間違っていたらゴメンなさい!何も知らないので、ポリポリ)のショップ、「ワークショップ」だけだと思っていたのですが。

今日、歩いていて、この幟を偶然発見!
吃驚りした、というわけです。

名前は、「カーヴァ・サケ」(=お酒のカーヴ)らしいのですが。
一体どのくらいのお値段で買えるんでしょうか?

因みに。
「ワークショップ」では、赤貧の私としては、ひっくり返るほど高いことを知って。もう2度と行かないわけですが。(笑)

実際問題、お酒の品質を問題にするなら、適正価格なのかもしれません。
だから。

ここも、高いんだろうな~。
やっぱり、私は美味しい安いワインで大満足で~す

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2 コメント

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お年寄りにとって (マヒナ)
2009-09-09 21:38:19
歩くことが何よりいいそうです。
歩かなければ歩けなくなる…

人との触れあいも心と身体にいい…でも見ごたえありそうな光景みたいですね。

散歩したくなるほど美しいパリ~なんでしょうか。


彼女たちの若かりしころのパリはいったいどんなんだったのでしょう…


いくらフランスでも変化ありそうな気がします。


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Unknown (うさ)
2009-09-11 06:16:27
マヒナさん、どうもありがとうございます!
…なのに。またお返事が遅れてしまいました。。。

そうですね、足の裏は第二の心臓って言いますものね。
2年前から殆ど寝たきりになった父にも、言い聞かせています。
辛くっても足を使わないと、どんどん衰えていくよって。
…これは、自分がアキレス腱を切った後と。
死にかけて長期間入院した後で、身を持って感じました。

それに。
マヒナさんが書かれているように、人とのふれあい。
これも人間が人間として生きていくうえに必須。
例え、レジのオバサンと、バスの運転手さんとだけでも。ふれあいがあるのとないのじゃ大違い。
人間は社会的動物、人とのふれあいの中で生かされているなぁとしみじみ思います。

パリの魅力は…う~ん。私も言葉には言えないけど。何だか魔力のような吸引力があるような気がします。

ま。
それよりなにより、こちらの人はただのお喋り、ってこともあると思いますよ~、笑。


今じゃ、スタバもいたるところにあるし。
随分変わったんだと、思います。
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