宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

葉山でロシアの

2010年05月09日 | にわかロシア語
NHKラジオテキスト『まいにちロシア語』のインフォメーションページで、以下の企画を知り、音楽堂詣での翌日、行ってみた。

「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ」
場所は、神奈川県立近代美術館 葉山。
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/HallTop.do?hl=h

(参考サイト:「ユーリー・ノルシュテインの仕事」 http://www.comicbox.co.jp/norshtein/ )

葉山に行くのは初めて。
逗子駅に降り立ち、バスに乗る。
バスが狭い道を縫っていくのに感心する。
最近のJ-POPにはとんと疎いもので、キマグレンという2人組ユニットが逗子出身ということを始めて知る。この京浜急行バスはキマグレンバスなのであった。
美術館は、高台にあって、海が見下ろせる絶好のロケーション。
併設のレストランでゆっくり海を眺めたいところだったのだけれど、込んでいたので諦める。残念。

アニメーション作家ノルシュテインについては、名前をなんとなく知っているだけだったのだけれど、各作品の細かいデッサン(手の動きだけのとか)とか絵コンテも見られておもしろかった。

アニメーション作品の上映もあり、有名な『話の話』は午後のプログラムだったので観られなかったけれど、以下の作品を観ることができて満足であった。

25日―最初の日
キツネとウサギ
霧の中のハリネズミ
冬の日(発句)
外套(部分)

『キツネとウサギ』はキツネもウサギもいいけど、最後に出てくるニワトリもまた、なんともいえずおもしろい。『霧の中のハリネズミ』は特にフクロウが好き。
『25日-最初の日』は、いかにもソヴィエト連邦時代の作品という不穏な感じ。でもこれも一緒に観られてよかった。
『外套』は、ゴーゴリの同名作品をアニメ化したもの。現在製作中ということで、音声も入っていないためいささか眠くなってしまったけれど、ひとつひとつの動きがすばらしい。

ロシア語学習者としては、全体的な聴き取りはまったくできずがっかり・・・
でも、聞きかじった単語はそれなりに聞こえたから、よしとしよう。
「キツネ」のことを「リサ」というのは覚えた。(でも「ウサギ」の発音は分からなかった・・)

ヤールブソワはノルシュテインの奥さんで、美術監督。アニメーションがもとになっている作品の絵本の絵も彼女が描いている。
夫婦で共同制作というのは素敵だと思ったのだが、なにかの解説文に、ノルシュテインは彼女の描いたものが気に入らず「厳しく叱責した」というようなことが書いてあり、なぜか記憶に残った。それは、やっぱりイヤだなぁ・・・

帰り道は、しばらく歩いてみた。(途中で疲れ果て結局バスに乗った)
お天気がよく、海にはヨットが何艘も浮かんでいた。
いかにも湘南らしい風景が、私には珍しい。
真夏だったらきっとすごい混雑なのだろうけれど、人出もほどほどで、なかなか良かった。

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