国民健康保険会計の補正予算の問題点を指摘しました。
平成26年度末の国保会計赤字は、累積で21億でしたが、大西市長の下で累積赤字が43億円へと2倍以上に増えました。
MICE計画には500億円もの投資を計画しながら、国民健康保険会計への一般会計繰り入れ・赤字補てん分を大幅に減額したからです。
こんなやり方では、国保の傷口は、広がるばかりです。
6月議会補正予算に討論し、問題点を指摘しました。
(討論)
専決処分の報告となっている「国民健康保険会計補正予算」は、平成27年度末の累積収支不足見込み額42億円に留保分の1億円を加えた43億円を、繰り上げ充用しようというものです。国民健康保険会計では、前市長の時代、平成21年度に累積赤字が過去最高の84億円となったことから、国保健全化10ヵ年計画に基づき、平成26年度までの5年間、増え続ける累積赤字の解消のために一般会計繰り入れの赤字補てん分が増やされました。平成22年度・17・2億円、平成23年度・18・2億円、平成24年度・28・2億円、平成25年度・28・2億円、平成26年度・20億円と大幅に増額され、平成26年度以外の4年は単年度収支が黒字になり、累積赤字も大幅に解消され、平成26年度末には20・4億円となりました。ところが、大西市長になって平成27年度から、一般会計繰り入れ赤字補てん分が8億円に減額され、単年度収支が21億6000万円の赤字に転落、累積収支は43億円の赤字へと膨れ上がりました。前年度末20億円まで減っていた累積赤字が2倍以上になってしまったわけです。しかも、今年度予算でも8億円の赤字補てんしか予算化されていないので、累積収支はさらに悪化することが予想されます。いよいよ国保財政の県への移管が2年後の平成30年度に迫っています。そのとき大きな赤字を抱えていれば、どのみち市の責任で赤字解消策を考えなければなりません。そうならないためにも計画的な解消策を積み重ねていくことが適切であろうと思います。市長に置かれては、前市長の時と比べ大きく減額した一般会計繰り入れを元に戻し、計画的な国保会計の赤字解消に努めていかれることを要望しておきます。
平成26年度末の国保会計赤字は、累積で21億でしたが、大西市長の下で累積赤字が43億円へと2倍以上に増えました。
MICE計画には500億円もの投資を計画しながら、国民健康保険会計への一般会計繰り入れ・赤字補てん分を大幅に減額したからです。
こんなやり方では、国保の傷口は、広がるばかりです。
6月議会補正予算に討論し、問題点を指摘しました。
(討論)
専決処分の報告となっている「国民健康保険会計補正予算」は、平成27年度末の累積収支不足見込み額42億円に留保分の1億円を加えた43億円を、繰り上げ充用しようというものです。国民健康保険会計では、前市長の時代、平成21年度に累積赤字が過去最高の84億円となったことから、国保健全化10ヵ年計画に基づき、平成26年度までの5年間、増え続ける累積赤字の解消のために一般会計繰り入れの赤字補てん分が増やされました。平成22年度・17・2億円、平成23年度・18・2億円、平成24年度・28・2億円、平成25年度・28・2億円、平成26年度・20億円と大幅に増額され、平成26年度以外の4年は単年度収支が黒字になり、累積赤字も大幅に解消され、平成26年度末には20・4億円となりました。ところが、大西市長になって平成27年度から、一般会計繰り入れ赤字補てん分が8億円に減額され、単年度収支が21億6000万円の赤字に転落、累積収支は43億円の赤字へと膨れ上がりました。前年度末20億円まで減っていた累積赤字が2倍以上になってしまったわけです。しかも、今年度予算でも8億円の赤字補てんしか予算化されていないので、累積収支はさらに悪化することが予想されます。いよいよ国保財政の県への移管が2年後の平成30年度に迫っています。そのとき大きな赤字を抱えていれば、どのみち市の責任で赤字解消策を考えなければなりません。そうならないためにも計画的な解消策を積み重ねていくことが適切であろうと思います。市長に置かれては、前市長の時と比べ大きく減額した一般会計繰り入れを元に戻し、計画的な国保会計の赤字解消に努めていかれることを要望しておきます。