真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

憚りながら その5

2011-01-23 18:25:55 | 創価本の紹介

憚(はばか)りながら 憚(はばか)りながら
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2010-05-15

第4章 創価学会との攻防 「元公明党都議との密会ビデオ」 より(3)

『月刊現代』04年2月号に掲載されたジャーナリスト魚住昭のレポート「野中広務『権力二十年戦争』-創価学会を『折伏』させた胆力の光と影」によると、ビデオの内容は次のようなものだったという。

〈「野中(編注:元自民党衆議院議員)さんが会いたいというので久しぶりに会ったんだが、とんでもない話だった。『公明』代表の藤井富雄さんが暴力団の後藤組の組長と会ったところをビデオに撮られたらしい。そのテープを自民党側に届けた者がいるということなんだが……」
 藤井は創価学会名誉会長・池田大作の側近といわれる東京都議で、後に野中とともに自公連立の牽引車となる人物である。当時は新進党に合流していない旧公明党参議院議員と地方議員を束ねる「公明」の代表をつとめていた。
 その藤井が山口組きっての武闘派として知られる後藤組(本拠・静岡県富士宮市)の組長・後藤忠政と密会している場面を隠し撮りしたビデオテープがあるというのである。
(中略)
 住専国会で新進党切り崩しの材料になった「密会ビデオ」。その存在が永田町の一部で密かに取りざたされるようになったのは、これより三ヶ月前の九五年一二月ごろのことである。
 当時、自民党の組織広報本部長として反学会キャンペーンの先頭に立っていた亀井が「命を狙われている」という噂が流れた。まもなくその噂を裏付けるように亀井付きのSPが増員され、亀井の車はつねに警察庁の警備車両二台にはさまれて移動する騒ぎになった。村上正邦の元側近が語る。
「騒ぎの発端は、藤井さんと後藤組長の密会ビデオでした。亀井さんが入手したそのビデオの中で、藤井さんは反学会活動をしている亀井さんら四人の名前を挙げ『この人たちはためにならない』という意味のことを言ったというんです。受け取りようでは後藤組長に四人への襲撃を依頼したという意味にもとれる。それで亀井さんと村上、警察関係者、弁護士、私も加わって対策会議が開かれたんです」
 会議にはビデオの実物は出されなかったが、登場人物二人のやり取りを筆記した書面があった。その場の話ではビデオの映像はかなり画質が悪い上に雑音が混じっていて声が聞き取りにくかったが、専門家に鑑定してもらった結果、登場人物は藤井と後藤にほぼ間違いないと分かったという〉

このビデオの存在、内容については平野貞夫著の「公明党・創価学会の真実」でも触れられています。

大体上の内容と合致しており、こちらの本では住専問題に関わる政治の話の中で語られています。

このビデオが創価・公明への脅しの材料に使われた、ということです。

宗教団体の幹部が暴力団の組長に、反対運動をしている人たちの名前を挙げて「この人たちはためにならない」と語る。

公明党のポスターには「クリーン」とかでっかく書かれていますが、恥を知ったほうがいいですね。