goo blog サービス終了のお知らせ 

oto*koto*papel ~ etude ~

Musica♪(^ 0^)ノ⌒☆Todos os dias

『サヨナラCOLOR』

2006-10-19 | 映画ってホントに…
『サヨナラCOLOR』は、続けて二度観たくなる映画です。竹中直人監督!もう~っ素晴らしい!(実は、私と同じ誕生日)私的には、キタノたけし監督作品よりも好みデス。自然とやさしい気持ちになる映画です。

「生と死」「やさしさ」の美学が、現実とかけ離れない距離で描かれています。そして、切ないけれど愛しい人たちがたくさん出てきました。そう、登場人物のほとんどが「切なさ」を持って生きているから人間臭くて愛おしい…のです。最後に「ホロリっ」とじわっと気持ちに染み入って、ジーンっと涙が浮かぶ映画でした。この感覚は観てみないとわからないのだぁ!

監督が音楽好きっというだけあって、劇中音楽が実にシンプルに効果的に使われていましたし、ミュージシャンもたくさん出演していました。それにしても監督の声はなんて優しいんだろう。。。気持ちが穏やかになる~。なんだか、お風呂上がりの様なポカポカした感覚が心に残っています。いい映画だった~。

関連記事
ハナレグミ*hana-uta*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ruokala lokki』

2006-09-29 | 映画ってホントに…
うほうほ!届きました~。ruokala lokki=“かもめ食堂”DVD!初回生産限定版には特典が盛り沢山!

「猫と歩くヘルシンキ」&「めがね」映画のお楽しみ特報
鑑賞が楽しみなのだ!

ある雑誌で、原作家・群ようこさんがこの映画について「まじめに穀然と生きていれば、それで幸せだよね。そんな思いを込めました」とコメントしていました。なるほど、焦らず気負わず肩の力を抜いて、「十分」という言葉の意味を知っている女性の生きざまは、見ていて惚れ惚れしました。単身でフィンランドに乗り込んで「かもめ食堂」を立ち上げるには相当の勇気がいるし、実現してしまうなんて、すごい気力と努力が必要だよなぁー。mucky☆及び腰グズな私には、理想の女性なのです。

実は、この物語は、もともと映画の原作として書き下ろされたそうで、群さんが依頼を受けた時には、3人の女優さん(小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり)がすでに決まっていたのだそうです。役柄にピッタリ!っと思っていたら、役柄「ガ」ぴったり!だったんですね。


なんて楽しい言葉なんだ!スバラシイ!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“FLY AWAY HOME”

2006-06-09 | 映画ってホントに…
先日、カモがVの字を作って北へ帰っていく姿を見かけました。シベリアが目的地なのかな?1000キロ以上も飛ぶっていうのだからスゴイよなぁ。下から見上げてると、一生懸命さっというか、必死さがスゴク伝わってきますよね。もう頭はすでに目的地に着いているんじゃないか?っちゅうくらい首をピーンとゴールに向けて伸ばして飛んでいて、たくましいなぁーって感激しちゃいますよ。そんな姿を見ていたら、自分も一緒に飛んで行きたくなってしまって、さっそく映画「グース」を借りて見ちゃいました。やっぱりこの映画、いい映画ですよ~。何度みても涙が出ますわ。

『FLY AWAY HOME』(グース)は、実話を基に脚色されたそうです。自然破壊が主なテーマですが、「壊す人もいれば、守る人もいる」んだなぁ、っと改めて考えさせられます。今の自分を振り返ってみれば、間接的に自然を「壊している」のだろうっと思います。でも「壊す人」より「維持する人」、または「再生する人」になりたいと思いました。私が壊している%以上に、私が再生させるように働けばよいのかなっと、思ったりして。私って、いったいどの位、自然を壊しているのだろう・・・か。

16羽のかわいいカモちゃん達とカナダの風景にすっかり癒されてしまいましたワイ!それにしても、オンタリオは、ゆっくりと時間が流れていたなぁ。決して“のんびり”ではない“ゆっくり”とした時間デス。そうそう、カモはどうして帰る道がわかるのかなっと思ったら、若ガモの時に親と渡って、下の景色を覚えるんだって~。伝統ってやつですねー。ちょっと間違えたっとか、グレちゃった?ってことある、、、わけないでしょ!
カモと飛びたい方は、ぜひ見て下さい!飛べます飛べます
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

*フィンランドの森の音*

2006-05-09 | 映画ってホントに…
ステキな3人の女性たちが異国の地“フィンランド・ヘルシンキ”で過ごす日々を描いた『かもめ食堂』は、とても細やかに女性のココロが描かれていて、本当によい映画でした。原作は人気作家の群ようこ&脚本・監督は荻上直子っと、制作サイドも女性が中心となった作品なんですね~。是非男性にも見て頂きたい映画です。
こちらの映画はウルウル系ではないのですが、ジワッと目から塩水が…なシーンがありました。それは、マサコ(もたいまさこ)がフィンランドの森に入るシーン。走り続けた日本での生活に突然訪れた人生の転機。それを機会にフィンランドに訪れたマサコさんが森に入って、夢中でキノコを採っている時に「ふっ」っと風に揺れる木々のざわめきに気づきます。まさにこの時、なぜだか目がしらが熱くなりました。変化が激しく、危険と隣り合わせな都会に住んでいたり、自分を取り巻く周囲の状況などからついつい忙しくバタバタと日常生活を過ごしていると、自然の音に気づく余裕がなくなってしまいます。余裕のない切羽詰まった生活は「自分の心の声」や「人の心の変化」にも鈍感になってしまうのではないか?どんどんと自分を追いつめたり、人を許す心のゆとりが無くなってしまうのではないか?っとも思います。フィンランドの森と出会ってからマサコさんはゆとりを取り戻し、変わっていったように感じます。その変化がとっても細やかに描かれていて、どんどんと自分らしさを発揮するマサコさんがとってもカッコよかったのです。(美しい森の力を感じたら涙が出ちまいました。あはは。)たまには自然の音に耳を傾けに山や海に行ってのんびり過ごす機会を作るって大切なんですね。もちろん、都会にも自然はあるので、散歩がてらサウンドウォークに出かけてみよう!「都会の森を探せ!サウンドウォーク・プロジェクト」をこっそり立ち上げよっかな。
あぁぁぁ!マサコさんが聴いたあの森のざわめきは、森の妖精トントゥが現れた音だったのかな?フィンランドでは“トントゥは幸せを運んでくる”と信じられているそうです。マサコさんにも幸せが運ばれたのかもしれないなぁ。

っということで、私メの独断と目から塩水シーンの紹介でした。こちらの映画、見どころがたっくさんありますので、是非見に行ってみてください。只今関東一円で大ヒット上映中!です。他の地域では、どうやら夏に上映されるようです!要チェクでーす。

写真のカップ(ILLUMS)は映画の中で主人公サチエが使っていたカップ!ぷくぷくさんがこの映画を見て、探してプレゼントしてくださいました!おいしく珈琲を入れる秘密は「コピ・ルアック」おまじないの意味は秘密です~。映画みてね!
劇中音楽の「白いカーネーション」作詞&作曲:井上陽水が絶妙な場面で登場!鼻歌として歌いたい。かっこいい。

<余談ナノ余談>

笑門メンバーP子さんから頂いたスウェーデン旅行のお土産です。北欧の食器ってやさし~い色で心が和みますわー。なんだか、フィンランド語を知ってみたくなった・・・。イカンイカン!まずはポルトガル語!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『DR.NO』 007シリーズ

2006-04-29 | 映画ってホントに…
Jump Up Jamaicaの原曲を聴きたくて、007シリーズの『ドクター・ノオ』を借りて見た。かの有名なジェームス・ボンドのテーマ音楽をバックに展開するオープニングシーンから、非常にかっこいい。今から44年前に制作されたとは思えない、色あせない斬新さを感じる。これだけでも一見の価値があると言える。
実は、この映画は007シリーズ第一作目だ。この作品が映画化されるまでには、紆余曲折あったらしい。(そのあたりのメーキングヒストリーもオプションで紹介されている)一部要約すると、当時、まだ無名俳優だったショーン・コネリー(引退報道はどうやら誤報だったという情報もあるね・・・)がジェームス・ボンドの個性を作り上げたと言われ、制作スタッフの手によって、スーツ、シャツ、ライターに至るまで、ひとつひとつ吟味されてキャラクターが作り上げられたそうだ。とにかく、1シーン1シーン吟味された感、一生懸命さが伝わってくる。使われているインテリアが非常にステキだ。現代の映画のように展開がめまぐるしく変化しないので、その辺り、見ている方もゆっくりと楽しめた。(レトロなインテリアが好きな人は楽しめるよ)それにしても、映画のストーリーはいたって単純、内容もレトロでちょっと笑ってしまう滑稽さもあるが、ほのぼの出来る。

一番の目的“Jump Up Jamaica”は、非常にアップテンポでノリノリだった。映画の舞台はジャマイカのダンスホール。バイロン・リー楽団の生演奏に乗せてガンガン踊っているシーンに使われていた。作曲はボンドのテーマ音楽も担当したモンティ・ノーマン(ロンドン舞台音楽作曲家)。演奏者のバイロン・リー楽団は、50年代バンド結成以来、ジャマイカの音楽を代表すると言われるほど、当時は有名だったらしい。ジャマイカといえば、ReggaeやSkaのイメージが強いけれど、いい意味で土臭さを感じるカリプソも聴き応えがある。[jump up]って何かな?っと思って調べたら、カリプソがディスコやソウルミュージックと融合して“ジャンプアップ(Jump-up)”→“ソカ(Soca)”っと強烈なリズム音楽に発展していったらしい。確かに、、、映画でも、超・熱いリズムでみんな踊り狂っていた。

話は変わって、劇中音楽に使われていた「マンゴーの木の下で」という歌も忘れがたい。浜辺でジェームス・ボンドがコノ歌を歌いながら美女に近寄っていくシーン、、、今の時代からしてみると「うわぁ~くさーいっ」といったところがまた笑えてしまったりする。
忘れられないわっ「マンゴーの木の下で」。。。歌いたいわっ、いや!歌いかけて欲しいわ!ふふふ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェブラーシカDVD廃盤だぞー!

2006-04-23 | 映画ってホントに…
以前、紹介したチェブラーシカのDVDが廃盤になるらしいぞ!欲しいけどマダ・・・っという方はいそぐべし!私も「マジ?ヤダ~っ」っと速攻購入したぞ!今ならヴィレッジヴァンガードに平積み・山積みされていた!急げ~!!!

関連記事
“空色の客車”(旅する言葉)
“チェブラーシカ”(映画っとホントに…)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ホテル・ハイビスカス』

2006-04-08 | 映画ってホントに…
沖縄に行ってみたい。サンシン背負って乗り込みたい。。。っとずーっと言ってる。周囲の人たちも「また言ってるよ」って思っているに違いない。どうしても年中行事が多すぎて日取りが決められないのだ。雑誌やら本やら、沖縄の情報はたくさん持っているのにねぇ。

っとゆーことで、沖縄の映画を見る。客室が一つしかない『ホテル・ハイビスカス』。『ナビィの恋』で一躍有名になった中江祐司監督作品だ。主役は天真爛漫!うーまくな女の子!(“うーまく”って沖縄の方言で「おてんば」って意味)と稼ぎは少ないけど三線自慢の父ちゃん、昼間はいつも髪にカーラーを巻いて夜のお仕事に出かける母ちゃん、ヤギの世話をするおばぁ(平良とみ)、お父さんが違うにぃにぃ&ねぇねぇ。とっても幸せで楽しい家庭なのだ。
映画の内容は、ゆる~く楽しい中にも、この家族の生活の中にある沖縄の精神文化を知ることが出来る構成になっている。おじぃ、おばぁを敬い、ご先祖さまを尊ぶ心に感動する。そして、ガジュマルの木に宿るというキジムナーをめぐる子ども達の冒険も織り込まれ、その純粋さに懐かしさを感じる。
海や風、島唄と三線の音がとっても心地よい。その半面、悲しきかな、米軍基地から聞こえてくる銃声や戦闘機の音も島のサウンドスケープのひとつなのだ。とりわけ印象的だったのは、みえこ(主人公)が友達とケンカして石を投げたことに父ちゃんが怒って語った言葉だ。「人に石を投げたり、棒で叩いたり、それが大きくなって戦争になるんだそ!」そう、沖縄は太平洋戦争で激戦地だったのだ。(沖縄戦)

みえこ役は、なんと!3000人の中から選ばれた蔵人穂波ちゃん。演技を越えている・・・っと思ったら“地”なんだとか。すっごく子どもらしい子どもで、見ていてハレバレした気持ちになって、私も“うーまく”になった。彼女が描く絵やおっもしろい替え歌も見所の一つだ。そう、子どもって落書きや替え歌好きだもんね。ファンタジーとドキュメンタリーの交差点的映画だった。

どーも都会にいると細かいトコロに神経質になってしまってイカン!もっともっと大きなひろ~い心で大切なことを捉えて生活したいなぁっと思ったりした。原作コミックは仲宗根みい子の「ホテル・ハイビスカス」。こちらも読んでみよっか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『DRUMLINE』

2006-02-21 | 映画ってホントに…
DRUMLINEの舞台は、全米スポーツ観戦のハーフタイムに行われる大学対抗マーチング・バンド決戦。歌あり踊りあり、すごいエンターテイメント。その中でもドラムラインが最高にエキサイトする。あぁ、かっこいい
主人公が所属するA&T大学マーチング・ドラム部は「One band One sound!」がチームの合い言葉。一人の音ダケが目立つ個人プレイを見せるのではなく、チームの音が一つになってこそマーチング・ドラムのエネルギーが爆発するのだ。音だけではなく「良い音楽を作っていこう!」という熱き思いを通わせることの大事さが伝わってきた。ダラス・オースティンの実体験を基に制作されたことがウナズケル。リアリティーのあるシーンや言葉が随所にちりばめられていた。

楽器を担いでジョギングしたり、空気椅子トレーニングをしたりと超体育会系(アメリカ的にいったら軍隊系かな?!)なシーンもあったけれど、主人公のデヴォンが型破りなドラマーであったからか、それほど威圧的には感じなかった。ドラムでHIP HOPをやったり、ボディーパーカッションのパフォーマンスもあったりして見所アリ。ラストシーンはかな~り鳥肌モノでカッコヨカッタ。

*ドラムは逃げない。絶対に下を向いて打つな!
*ドラムを愛せ、力で叩くな!

などなど、私のようなアマチュア太鼓打ちにとっては、教科書になるような映画だった!生活や気持ちにビート感が無くなってきたらまた見るド。

トップの写真はサンバの楽器@ヘピーキです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『8 mile』

2006-02-04 | 映画ってホントに…
EMINEM引退?!という見出しに驚きSHOWCASE MAGという洋楽マガジンを買った。エミネムはデトロイト出身の白人ラッパーとして超有名ダ!ロック色が強くて結構好きなノリだ。しかし、おくすりイゾンやボウリョク事件、裁判沙汰(実の母親から)やら離婚ソショウと非常にスキャンダラスかつトラブルメーカー。音楽のスキルとセンスだけでなく、この悪ガキぶりも若者層から絶大な支持を受けている理由なのか?!そんなエミネムが主演した半自伝映画8 mileを見た。そこに描かれていたのは、ラップを通して真剣に&まじめに自分の夢に向かって信念を通し、頑張り続ける少年の姿だった。「友情」がキーワードになっている映画だった。

8マイル・ロードとはデトロイトの都市と郊外、白人と黒人を分けるラインらしい。8マイルを越えるということ=成功するということ。そこではドープ(最高)のラッパーを競うラップバトルが行われている。HIP HOPにのせて相手をこき下ろし罵倒する。そのリリック(歌詞)とパワーがいかに観客の心を掴むか!が勝負の鍵なのだ。勝てば賞賛、負ければ罵倒される。「罵倒と賞賛」がハッキリと分かれている世界だった。映画を通して本場のラップの世界を垣間見ることが出来た。本音と本音の世界で、罵倒されてもそのリリックが真実だったら賞賛される。罵倒された方は案外とサラっと受けとめ苦笑い。時には友人を擁護する為にも歌われる。ラップの日常的使われ方もおもしろかった。

この映画のサントラ「ルーズ・ユアセルフ」は第75回アカデミー賞 “最優秀楽曲賞”を受賞した。リリックがすごくいい。是非チェックされたし!「すべてを忘れて音楽にのめりこめ!ビートを刻んでGO!GO!」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『DANCER in the DARK』

2006-01-09 | 映画ってホントに…
本日、久々に自分の目と鼻から出てくる水に溺れるホド号泣した。なぜなら…DANCER in the DARK…を見てしまったからさっ。レンタルしてきた日に見始めたけど結局返却日までの一週間かけて、やっと最後までたどり着いた。正確に言えば昨日返さなくてはならないのに、今日やっと…最後まで見る事が…それには理由があるのだよ。もう悲しくて苦しくて見続けられないのぢゃ。少し見ては止め、見ては止め。。。ハァ
この作品でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したBjorkの演技の自然さは、主人公セルマの気持ちをとことん理解出来ていたからだろうなっと思う。劇中音楽を3年間かけて制作したっというのも納得、うなずける。この映画の一部はミュージカルになっていて、セルマが周囲の音、例えば働いている工場の機械の音たちを聴いているうちに歌が生まれだし、彼女の空想からミュージカルが始まる。それらのシーンがとてもかっこよくて素晴らしい!環境音(Sound Scape)がまるでビートを刻んでいるように聴こえてきて、そこから音楽が始まるって感覚はすごく共感出来る。そして、やはり一番感動したのは、ラストシーンでセルマが自分の心音を聴きながら歌い始めることだ。これぞ究極の歌なのだと…!

世の中の不条理に苦しむ母の我が子に対する無心の“愛”を訴える映画だった。本当に切なくて、この愛がいとおしくて、胸が締めつけられるほどに。。。特にラストの30分!!!この観客側の気持ちを映画の中で看守(女性)に代弁させ、行動させているところが上手い!!!監督のラース・フォン・トリアーはこの映画でカンヌ映画祭パルムドール受賞。まるでドキュメンタリー映画を見ているようだった。手持ちカメラと100台のデジタルカメラを駆使して制作されたらしい。日本では?!内容的に賛否両論のある様だけれど、私にとっては一生忘れられない映画になった。私の中でもパルムドールだ!最後まで見て本当によかった!実は、この映画が上映されていた頃(7年前)ビョークの"Selmasongs"というCDを購入していて、、、よく聴いていたのだ。恥ずかしながら映画の劇中音楽だとは知らなかった。やっと繋がりました…

残念だったのは、歌の詩を理解出来ていないってこと。映画の中でも歌の字幕はないし、CDにも訳詞されていなかったので。英語のヒヤリング力をつけて、またこの映画を見たい。歌の詩の意味をとことんまで理解したい。

それから!やっぱりタップダンスやりたいぞー!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空色の客車

2005-12-07 | 映画ってホントに…
先日紹介した『チェブラーシカ』の中でゲーナ(ワニのキャラクター)が、機関車の上でアコーディオンを弾きながら歌っている詩がとても素敵だったのでご紹介します。

時はゆっくり過ぎていく
過去にはもう戻れない
過ぎ去った時を残念にも思うけど
未来はもっとすてきだよ
*広がる大地に長い線路が延びている
 そして地平線に突き当たる
 誰もがみんないいことあると信じてる 
 走るよ走る 空色の客車

誰かを傷つけたかもしれない
それでも今日は終わる
新しい冒険に向かって急ごうよ
よろしくね 機関士さん
*くりかえし

空色の客車はゴトゴト走る
スピードを上げながら
なぜ今日という日が終わるのか
一年続けばいいのにな
*くりかえし


どことなく切ないロシア民謡調のメロディーに乗せて歌われています。なんというか、、、この素朴さが好きです。
写真は三右衛門さんちのチェブちゃんです。画像を送ってくれました~!ありがとうございまーす。これからも参加してくださいね~。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『チェブラーシカ』

2005-12-02 | 映画ってホントに…
チェブラーシカはロシアのアニメーションです。むっちゃくちゃかわいいキャラクターが登場します。主役のチェブラーシカの名前の意味は“ばったりたおれ屋さん”で、子クマでもおサルでもない、よくわからない動物なのです。

ストーリーは3編あって“ともだち”とか“仲間”が通奏テーマになっているように思います。常にBGMが流れていて、音楽とアニメの動きのコンビネーションもいい感じです。3編とも作曲者が違うので、そのあたりも聴きどころです。インテリアの一部になるような、心地よいBGMにもなるような映画ですよ。とても気に入った詩の歌があったので、近々詩のコーナーでも紹介します~。

このチェブラーシカの監督ロマン・カチャーノフによる『ミトン』というアニメーションもステキらしいです。こちらは絵本も出ています。さっそく見てみよう!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

"Etre et avoir"  『ぼくの好きな先生』

2005-11-13 | 映画ってホントに…
今から3年前かな・・・、『ぼくの好きな先生』のDMに惹かれて、見たい見たい見たい!っと思い続けて今日、やっと念願かないました。
ドキュメンタリー映画で、劇中音楽が本当に少なく(たしか…5~6場面くらいだったと思います)とても静かなSOUND SCAPEを大切にした映画なのでした。ニコラ・フィリベール監督が『音のない世界』で世界中から喝采を受けた!っというのもうなずけます。
DVDに入っている監督のなが~いなが~い(笑)熱きコメントを解釈すると、コンセプトは「ゆっくり大きくなる」で、笑ったり、悩んだり、ケンカしたり、どうやって他人と共生して生きていくのかを問いかける映画のようです。100校以上5ヶ月もかけて理想の学校を探したそうで、この学校の教室に入った瞬間「ここだ!」と確信したとか。確かに、子ども達は純粋でのびのびとした表情だし、ジョルジュ・ロペス先生も子ども達一人一人と向き合い話し合っていて、教室全体が温かな雰囲気を持っていました。

104分ドキュメンタリー映画にしては長いのでしょうか?(「冒頭の亀が教室を歩くシーンがその長さを物語っている」と監督は言ってますが)どんどんと引き込まれていって、アッという間に終わってしまいました。もっと子ども達や先生と一緒にいたい!名残惜しい~って思っちゃいました。人間関係に疲れてしまったら、この映画オススメです!疲れてなくてもオススメです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする