新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

夏の北海道ふたりたび〜8

2023-09-06 19:43:25 | 旅行
宗谷岬から稚内市街へと戻るわけですが、同じ道を帰るだけではつまらないので、急な坂を登って宗谷丘陵の上へと出ます。宗谷丘陵はおよそ2万年前の氷河期に形成された周氷河地形で、なだらかな丘陵が形成されています。宗谷岬周辺は明治期の山火事で樹木が焼き払われて以来、強風と気温が低いため樹木が回復していないため、樹木に遮られずに周氷河地形が見られる数少ない場所です。車で走っていてもアップダウンは激しいですが、遠くまで丘陵が続いている様が見えます。尤も運転をしているので周りを見ている場合ではありませんが。

そんな宗谷丘陵の中にあるのが白い道。丘陵に続いている道にホタテの貝殻を敷き詰めており、緑の中に白い道が続いている様が人を集めています。ギリギリ車がすれ違える程の道幅なので、運転が大変ですが所々に退避場所もありすれ違えないこともないので、慎重に車を走らせます。

止められそうな退避場所に車を止めておりてみます。緑色の丘陵の中に白い道が一本続いている様は異様ですが、写真映えはします。

坂道を下りていくと、道の向こうには宗谷海峡の水面が見えています。その景色がなんともいえなかったので、車を止めて撮影。もちろん安全に留意し後方からの車が来ないことを確認して停車しています。坂を下ってゆくと宗谷郵便局のところへ出て国道へと戻ります。景色は良かったですがかなり緊張しました。
国道238号線へ出て稚内市街へと戻ります。10時過ぎでちょっと早いと思いましたが、このまま稚内駅を通り過ぎてレンタカーを返そうと思っていましたが、稚内駅前の交差点で左折レーンに入ってしまったのでもう一箇所いくことにします。

アクセルをベタ踏みしなければ登れないような急坂を登ってやってきたのは、稚内公園の開基百年記念塔の下。稚内市街地からもよく見え、ホテルの窓から正面に見えていた塔です。

塔の下でも稚内市街がよく見え、港を見るとちょうど利礼航路のフェリーが出港していくところでした。

こちらは宿泊したサフィールホテル稚内と北防波堤ドーム。

そしてこちらにも鹿さんが普通にいました。開基百年記念塔に入るには入場料が必要なのですが、係りの人に声をかけてトイレだけ借ります。再び坂道を下りて市街地へ戻りレンタカーを返却。とりあえず稚内駅へ行って荷物をロッカーに入れてから、お土産屋を見たり、お昼ご飯の算段をつけたりします。お昼ご飯は駅前の相沢食料百貨店でお弁当を購入。列車までの時間があったのでキタカラのフリースペースで休憩をします。

1207に旭川を0603に発車して宗谷本線を延々と走って着た普通列車が到着したので、デッキで撮影。普通列車に乗ってきた旅行客が多かったのは青春18きっぷシーズンだからでしょうか。

まだ時間があるので改札口付近へ。乗車するのは1301発旭川ゆき特急サロベツ4号です。立派な発車時刻案内がありますが、表示されているのはサロベツ4号のほかは4時間後の札幌ゆき特急宗谷号。これがJR宗谷本線の現状というところでしょうか。

改札口の脇には駅員さんの手作りでしょうか、列車の編成のご案内があり、本日は6両編成で運転されるようです。デフォルメされているので、よーく見るとなんか変な感じになっています。
 


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