ふと目覚めると、列車は闇の中を突き進んでいる。カーテンを開けると窓の外には北斗七星が輝いていた。やがて列車は米原駅に運転停車。運転士が交代したのだろう。しばらくして列車は動き出した。またまどろむと列車は姫路にさしかかっていた。姫路に0525着。いつもはこの時間に起きているので、何となく目覚めてしまった。岡山までベッドに横になってゴロゴロ。
6時過ぎに車内放送が入り、20分ほどで岡山に着くと告げた。こちらも起きだしてのどを潤す。窓の外は少し明るくなり始めていた。0627に岡山に到着。ここでサンライズ出雲号と切り離し、先に岡山駅を発車。岡山発車後に来るべき瀬戸大橋に向け朝の支度をして、昨晩買っておいた朝食を食べる。
宇野線を通り、本四備讃線の児島駅には0653に到着。いよいよここからJR四国線に入る。1990年に廃止された下津井電鉄の廃線跡を見ると列車は、瀬戸中央自動車道の下に入りトンネルへと入ってゆく。トンネルを抜けると列車は瀬戸内海の上へと躍り出た。
瀬戸大橋で列車の走る部分はトラスに覆われ、眺望はあまりよくはないが、瀬戸内海の穏やかな海と島々の景色を楽しむことが出来る。しかし写真を撮るのは難しく、トラスが邪魔になってしまう。列車は下津井瀬戸大橋、岩黒島橋、櫃石島橋、与島橋、北備讃瀬戸大橋、南備讃瀬戸大橋と渡ってゆく。途中で橋のトラス構造部がオレンジ色に輝くのが見えたので部屋を出てデッキに出ると、朝日が瀬戸の海に輝いていた。
朝日を撮ろうとデッキに出て頑張ってはみるものの、シャッターを押した瞬間にトラスの部材が朝日にかかったりでなかなかいい写真が撮れなかった。かろうじて撮影した写真がこちら。瀬戸の海に輝く朝の光がきれいだった。
部屋に戻ると列車は瀬戸大橋を渡り終えて四国に入っていた。ふり返ると今渡ってきた橋が見えたので写真を撮る。これで高校の修学旅行のときに与島まで渡って以来の宿願が20年越しに達成された。坂出を出ると讃岐平野にみられる三角形の独特の山が目につくようになり、四国に渡ってきたことを実感した。
終点の高松駅には0727に到着。列車を降りて写真を撮ったりしてから改札口を出る。
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