松山駅には13時前に戻ってきました。少し早いですがホームに入ってしまいます。
次に乗車するのは観光列車伊予灘ものがたり号八幡浜編。1328の発車ですが30分ほど時間があります。そこでなんとはなしにホームをぶらぶら。
ホームの先にはEF65型電気機関車が留置されていました。つい最近国鉄特急色に塗り替えられた機関車です。私ぐらいの世代ではブルートレインの牽引機と言えばこの機関車でした。今は貨物列車を牽引していますが、少しでも長く活躍してもらいたいです。
ホームの脇には松山運転所が広がっており、特急宇和海の2000系気動車や特急しおかぜ・いしづちの8000系電車、さらには普通列車用の気動車や電車が留置されています。特急宇和海の側面には「がんばってます!、南予」のステッカーが貼られています。平成30年西日本豪雨で愛媛県南予地域は甚大な被害を受けています。そこから復興するメッセージの意味で特急宇和海に使われる2000系に貼られています。これから乗車する伊予灘ものがたり号の走る予讃線海線も氾濫した肱川の沿線を通っており、予讃線自体も不通になっていました。未だ被害の爪痕が車窓にも見られるかと思います。
1310に伊予灘ものがたり号双海編が到着します。折り返し整備ののち乗車できるようなので、しばし車体を観察。
伊予灘ものがたり号に使われているのがキハ47形一般型気動車を改造したキロ47形気動車。廃車されて多度津工場に保管されていた車両を改造して車籍復活させた車両です。1号車は赤系の塗装で、「茜の章」と名付けられています。伊予灘の夕景をイメージしています。
乗車する2号車は「黄金の章」と名付けられており、愛媛の柑橘類と太陽をイメージした黄金色に塗装されています。両開きドアが2箇所設置されていましたが、連結面よりのドアを乗降用として、運転席側のドアを埋めて客室に改造しています。それ以外は原型のキハ47形の面影を残しています。
車体に記されたシンボルマーク。伊予灘に沈む夕日をイメージしているようです。折り返し整備が終了して乗車できるようになったので、早速乗ることにしましょう。
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