発車前に売店で足湯利用券を購入したので車窓を眺めながら足湯の時間を待ちます。列車は板谷峠越えに差し掛かり、鉄的には旧スイッチバックの各駅の遺構が気になるところですが、10時20分頃に16号車へと向かいます。
利用券を渡してオリジナルタオルをもらい、靴や靴下を脱いで時間まで待ちます。新幹線電車の窓ですが、内装はシックな黒になっているのでなんだか変な感じです。湯船は2つあり、運転席よりは右側と、15号車よりは左側と分かれており、湯船と反対側には荷物を置くようにソファーが置いてあります。
こちらが足湯の湯船。窓に向かって4人入れる大きさの湯船が設置されています。入った時間がちょうど列車が板谷峠を越えて米沢へ向かう33‰の勾配を下っている時間なので、お湯が片寄っています。写真の左が進行方向になり、左側にお湯が多くなっているのがお分かりいただけるかと。板谷峠は現在のところJR最急勾配(最大38‰)なので、お湯で急勾配を実感しました。
お湯の温度は熱くもなくぬるくもないちょうど良い湯加減。板谷峠越えの車窓を眺めながら足湯につかるとはなんとも贅沢な時間。足からあったまっておもわず居眠りをしてしまいそうになります。
こちらは16号車足湯車両の天井の飾り。温泉マークでしょうか。とはいえ足湯に使われているお湯は温泉ではなく普通のお湯に消毒薬が入っているもの。イメージ的にはプールと同じでしょうか。不特定多数の人を相手にするので、致し方ないかと思われます。ちなみに16号車には湯守アテンダントが配置されており、案内のほかに入れ替えの際の掃除なども行っています。
短い時間でしたが、足湯とはいえあったまりなんだか足の疲れも癒えたような感じです。
正味10分間の足湯タイムですっかりあったまったので、売店に寄って冷たいものでも買います。売店のカウンターには山形県観光キャラクターきてけろくんがお出迎えをしていました。
売店ではラ・フランスのアイスと100%果汁りんごジュースを買い、座席に戻りました。アイスはラ・フランスのほかにだだちゃ豆アイスと、つや姫アイスがありましたが、ここは無難にラ・フランスアイスを。ミルクベースのアイスにラ・フランスの味が入っているアイスでした。湯上りのほてった体にはちょうどよく、美味しゅうございました。
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