2/11の朝、7時ごろにホテルをチェックアウト。岡山駅へと向かいます。
昨日までの予定では岡山0823発名古屋始発のひかり531号に乗車する予定で指定券も確保していましたが、指定券を買う段階で残席少で、A席しか取れていませんでした。ひかり号は外国からの旅行者で混んでいるのだろうと予測し、0809発のみずほ603号に変更するつもりで早く出てきました。みずほ号も博多までは残席少でしたが、福山までなので余裕で指定が取れました。指定席を確保してから朝ごはん用にパン屋でパンを買ってホームへ出ます。
ホームに出ると0750発のこだまレールスター837号が停車していました。
700系レールスターに反応してしまうのは東日本民には仕方のないこと。後から考えればこのこだまレールスターに乗ってもよかったかもしれません。
こだま号の後、名古屋からやってくるのぞみ271号を見送り、0809発のみずほ603号の指定席に乗ります。みずほ号のN700系7000/8000番台は指定席車両は2-2の4アブレストで、グリーン車並みに座席が広いので山陽区間で乗ればお得感があります。とはいえ福山までは16分の乗車。300km/hで疾走するのでパンをかじっているとあっという間です。
福山には0825着。マンホールカードを配布している観光案内所は9時に開くのでそれまで少し時間があります。
そこで福山城へ行ってみることにします。
行ってみるとはいえ、福山城は駅前優良物件。福山駅から徒歩0分の場所にあります。まあ城跡に山陽本線は敷設されて駅ができているので駅前城跡になったのは後付けですが。
福山城は江戸初期の1622年に築城された城で、江戸幕府による一国一城令発布後に築城された、新規築城の近世城郭としては最後の城郭となっています。明治以後本丸以外が破壊され市街地になったため現在は本丸が残るのみで、さらに戦時中の空襲で残存していた天守や月見櫓などが消失してしまったため、伏見櫓と筋鉄御門が江戸時代から残存する建物となっています。写真の天守は1966年に復興されたコンクリート造の建物になって資料館になっています。焼失前の福山城の天守は北側に防御のための鉄板が貼られていた全国唯一のもので、築城400年を迎えた2022年の大修理の際に貼られていた鉄板が復元されています。そんなことはすっかり忘れていて見るのを忘れていました。
こちらは手前が再建された鐘櫓、奥が重要文化財にも指定されている伏見櫓。伏見城から移築されたものと言われていた櫓で1953年の解体修理の際に梁に「松ノ丸ノ東やくら」という墨書きが発見され、伏見城から移築されたという重要な証拠となっています。現状伏見城から移築された物証のある唯一のものとなっています。
こちらも現存してる筋鉄御門。本丸の正門に位置する櫓門となっています。こちらから降りるとちょうど福山駅へ出ることができます。
9時になったので駅へ戻って観光案内所でマンホールカードをいただきます。絵柄はカープ坊やと福山城。福山は広島県でしたね。マンホールカードをいただいて自由席特急券を買って三原へ移動します。
福山0919発こだま841号は500系での運転。500系をみるとやはり反応してしまいます。
長い鼻を持ちシュッとした印象の500系はこだま号専用になってからも人気者です。新幹線で300km/h運転をはじめて行ったのも500系のぞみ。1997年の登場なのでもう20年以上前のことなのですね、
500系といえばこの丸っこい車体です。3-2の新幹線標準の席配置ですが、コンセントがついていないのがひと時代前の新幹線といった感じ。引退の話も出ているのもやむを得ません。
福山から三原までは2駅。こだま号でも20分ほどで着いてしまいます。ちなみに岡山ー福山間も2駅ですがそちらは指定席をとって、福山ー三原間は自由席なのは、福山ー三原間は隣接駅特定区間で自由席特急料金が870円だから。新尾道が挟まっていますが、特定区間は新幹線開業時の隣接駅間で設定されており、のちに開業した駅を含む区間でもそのままになっています。岡山ー福山間の新倉敷駅は残念ながら博多開業時からの駅なのでそのような扱いにはなっておらず、指定席特急料金から530円引きの値段になっています。