2018年第3回都議会定例会で行った文書質問趣意書の質問と答弁です。文書質問は、質問を行った次の定例会に答弁が返ってくる仕組みなので少しタイムラグがありますが、掲載します。
2018年第3回都議会定例会
文書質問趣意書
質問者 池川友一
一 学校体育館等のエアコン設置について
第3回定例会での共産党都議団の代表質問に知事は「学校体育館についてでございますが、体育の授業や学校行事、部活動など、子供たちが安全に活動を行う場であるとともに、避難所としての役割も担っております。猛暑による熱中症への対策として、体育館に空調設備を整備する必要があると認識をいたしておりまして、今後、都立高等学校の体育館への整備を速やかに進めてまいります」と表明しました。これは、これまでの立場から大きく飛躍した重要な答弁です。
そこでまず、都立高校の問題について伺います。
1 都立高校の体育館へのエアコン設置は、どのように取り組むのですか。既存の体育館、改築や改修中の体育館についてはどう対応するのですか。
2 期限を区切った取り組みが必要であり、そのための計画を速やかに策定すべきと考えますがいかがですか。
都立高校は、公立小中学校と比較しても特別教室へのエアコン設置が遅れています。
3 都立高校の特別教室はいつまでに設置するのですか。少なくとも計画を策定し、期間を区切って設置する必要があると思いますがいかがですか。
区市町村の特別教室のエアコン設置補助の根拠となっている「東京都公立学校施設冷房化支援特別事業実施要綱」は、今年度末までとなっています。
4 期間についてはいつまで延長するのですか。
2018年第3回都議会定例会
池川友一議員の文書質問に対する答弁書
質問事項
一 学校体育館等のエアコン設置について
1 都立高校の体育館へのエアコン設置は、どのように取り組むのか。既存の体育館、改築や改修中の体育館についてはどう対応するのか伺う。
回答
都立高等学校の体育館への空調設備の整備に向け、現在、各校の電気容量等を調査しています。今後、調査の結果を踏まえ、空調設備の設置を速やかに進めていきます。
なお、改築や大規模改修工事に既に着手している学校については、設計の変更や追加工事の実施により、可能な限り早期に空調設備が整備されるよう、対応していきます。
質問事項
一の2 期限を区切った取り組みが必要であり、そのための計画を速やかに策定すべきだと考えるが、見解を伺う。
回答
都立高等学校の体育館への空調設備の整備に向け、現在、各校の電気容量等を調査しています。今後、調査の結果を踏まえ、空調設備の設置を速やかに進めていきます。
質問事項
一の3 都立高校の特別教室はいつまでに設置するのか伺う。少なくとも計画を策定し、期間を区切って設置する必要があると思うが見解を伺う。
回答
都立高等学校の特別教室の冷房化に当たっては、学校と相談しながら、老朽化した既存空調設備の改修も併せて実施が可能か検討しています。
その際、学校全体の空調設備の老朽化の度合いや、校舎全体の改修計画の有無などを総合的に判断し、改修工事を計画しています。
現在、平成31年度の工事予定校まで決定していますが、平成32年度以降の工事予定校についても、順次計画していきます。
質問事項
一の4 期間についてはいつまで延長するのか伺う。
回答
都は、平成26年度から、普通教室で代替できない特別教室に空調設備を整備する区市町村に対して補助を行う、「東京都公立学校施設冷房化支援特別事業」を実施しています。
本事業は、緊急対策として特別教室への空調設備整備を進めることから、5年間の事業期間として実施しています。
今後も、都内公立小中学校特別教室の空調設備整備が進むよう、期間を含め区市町村への支援策について検討していきます。
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