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日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

重症心身障害者のショートステイの増設と看護師確保を

2017-11-01 | 東京都政・都議会のこと

 都議会決算特別委員会で、重症心身障害者施設のショートステイの増床を求めて質問しました。

 先日、医療的ケアが必要な障害児を育てるご両親から「子どもが生まれてから熟睡しないように布団を使って寝ていない」というお話を伺いました。東京都重症心身障害児(者)を守る会の在宅会員実態調査報告書でも「本人を介護する上で困っていることは何ですか」という問いに約4割の方が夜中に看護・介護があることをあげています。

 東京都が行った「東京都重症心身障害児(者)在宅医療ケア体制整備モデル事業報告書」でも、「在宅での状況をみると、NICU 等から在宅に移行する乳幼児の増加に伴い、看護師が家庭を訪問し在宅療育への支援を行う重症心身障害児(者)訪問事業の利用者は0~6歳までの就学前の利用者が 85%を超えており、利用者の約7割が超重症・準超重症児(者)と医療ニーズの高い利用者が多くなっている」「短期入所の利用ニーズは高いため、と全体として足りない状況となっている」としています。

 「東京都障害者計画・第4期東京都障害福祉計画」において、地域生活基盤の整備を進める中で、重症心身障害児(者)も含めて2015年度から17年度の期間で220人の定員増となっています。内訳については示されていませんが、計画は総数の目標で1022人分に対して963人となっています。重症心身障害者については17床増となっていますが、全体としては遅れています。

 目標達成のためにどう取り組むのかと求めたのに対して、担当部長から次のような大変重要な答弁がありました。

 ご指摘のとおり、このショートステイ、短期入所は、在宅で障害児者を介護、療育されているご家族にとりましては、ご病気のとき、あるいはご都合があって、法事等で用事があって出かけなきゃいけないとき、あるいは本人の急用、あるいは体調の管理等のために極めて重要な事業でございまして、そういった意味では、東京都は、今もおっしゃられたとおり、計画的にその目標値を掲げた上で、施設整備に対する助成はもとよりのこと、さまざまな確保事業等によりまして、このショートステイについては、積極的にこれからも整備を進めてまいりたいと、確保を進めてまいりたいと、そのように考えておるところでございます。

 看護師の確保についても、現場から要望があった看護学校などでの説明会の開催を始め具体的に求めました。

 (写真は長島可純さん撮影。写真の無断転載、二次利用はご遠慮ください)

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