東日本大震災と原発事故から4年6カ月。
今週、関東から東北にかけて、被災地も含めてた地域で大雨の深刻な影響がでています。
犠牲となられた方々にご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
日本共産党は、災害対策本部を立ち上げ、国会議員や地元の地方議員などが現地に入り、救援と復旧に向けてとりくみを始めています。
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この日は、さようなら原発町田の会が、毎月11日におこなっている宣伝行動に参加しました。
私もマイクを握り「コストも高い、安全でもない、一度事故が起これば最大の環境破壊。川内原発を停止して、すべての原発を止めたまま廃炉の作業に入ることが一番現実的ではないか」と訴えていたところ、通りがかりの男性と次のようなやり取りになりました。
男性 おい、原発を止めてどうやって電力をまかなうんだ。
池川 当面は火力ですが、代替エネルギーの研究の方に原発のお金を回せばいいのではないでしょうか。そもそも、電気は足りていますし、震災後原発10数基分の省エネ化は実現してますよね。
男性 火力発電所も老朽化しているし、火力は環境にもよくない。震災がエネルギー問題に一石を投じたのはその通り。
池川 二酸化炭素排出を考えればそうですが、原発は事故が起こればもっと環境破壊になりますよね。
男性 事故が起こらないために、世界最高水準の規制基準をつくった。
池川 福島原発の事故原因もわからない。世界最高水準と言いながら、過酷事故対策をやっている。しかも、諸外国の基準の方が厳しいところもある。「原子力村」(=原発利益共同体)の人たちが強力に再稼動を求めているわけで、原発のあり方に問題ありますよね。
男性 それは問題あると思う。私が言っているのは、当面の対策として原発を使う必要があるのではないかということだ。
池川 政府は、原発をベースロード電源に位置づけ、今後も使い続ける方針。これはどうなんですか。
男性 それはおかしいと思う。原発に頼らなくていいなら、私もそのほうがいいと思っている。ただ、当面の対策についてどうしていくのかは、もっと議論すべだ。
池川 原発はもう使わないという決断をしてこそ、新しい知恵も湧いてくると思う。原発をなくす方向はいっしょですよね。
男性 原発をなくす方向は同じだ。
もう少し、細かいやり取りをしましたが、ざくっと書くとこんな感じでしょうか。この男性とは、「原発はなくしましょう」と握手をして別れました。
大きく原発をなくす方向は、原発事故を体験した私たちの共通の認識になりつつあると思います。この大きな方向を共有しながら、現実の選択の方法については多様な考え方が存在しているだけに、対話を積み重ねていくことが重要だと感じています。
日常生活の中で、原発事故直後のようにこの問題について考えることは少なくなっているかもしれません。しかし、福島ではいまだに原発事故直後とほとんど変わらない現実も存在しています。
毎月11日の行動は、原発事故に向き合い、被災者の方々に心を寄せるとともに、これからの日本のエネルギー政策について広く対話をおこなう重要な場だと感じました。
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