日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

「地道だが継続することが重要だ」

2012-02-26 | 学んだこと、政策のこと

 さて、報告をしたいことが山積みですが、日程順に報告をさせていただきたいと思います。

◆「いまこそ地方自治!民主主義と地方自治を破壊する橋下市長ら大阪維新の会の狙いとは」

 25日、第6回まちだ市民自治学校の閉校式がおこなわれました。

 今回は、17の分科会がおこなわれ、その中身も多岐にわたるものでした。本当に、地方自治は「ゆりかごから墓場まで」と言われるように、幅広い分野を担っています。

 私の恩師でもあり、自治学校の校長でもある梅原利夫先生が開会のあいさつ。酒井実行委員長が分科会全体の報告をおこない、まちだ子育てネットワークと子ども・教育・教科書を考える町田の会がおこなった2つの分科会の報告。

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 その後は、「いまこそ地方自治!民主主義と地方自治を破壊する橋下市長ら大阪維新の会の狙いとは」と題して、自治体問題研究所副理事長の野村幸裕さん(自治労連中央執行委員長)の講演。

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 野村さんは「自治体ポピュリズムを超えて」という角度から、現地のリアリティのある話をされました。リアリティといったのは、東京にいる私たちにとって、橋下・大阪維新の会の情報といえば、「しんぶん赤旗」以外は、大手メディアを通じた情報が圧倒的であり、その情報からは橋下氏を意図的に持ち上げる内容しかわからないというのが実情だからです。

 講演の全体を報告できないので、いくつかのポイントに絞って書いていきたいと思います。

(1)カジノ政治

 大阪市長選。結果は、橋下氏6(75万票):平松氏4(52万票)でしたが、橋下氏は「1票でも上回れば、絶対的支持」と言わんばかりに政治を進めようとしています。4割に配慮をするのが民主主義です。政治は、「丁か半か」ではありません。

(2)閉塞状況の支配側からの打開=反動的打開

 ナチスドイツでヒトラーは、国民の絶対的支持のもと「絶対的権力者」として政治をすすめました。梅原先生のあいさつのなかでも「なぜ、ヒトラーを支持したのか」と投げかけ、国会のもたつきと失業率の高さが要因だったのではないかと問題提起がありました。

 そして、現在の政治状況について野村さんから「反動的打開」という面が語られ、安倍内閣の失敗、民主党政権と国民との矛盾の激化などをあげ、支配層が反動的に打開をする方法として橋下・大阪維新の会の存在があると実例も示しながら話がありました。

(3)ただすものはただす──民主的自治体建設を

 大阪市行政の行き過ぎた癒着、利権をきちんと排除していくこと。そして、ことの本質はいったい何なのか、生活を困窮させている原因は何なのかを明らかにしていくことの重要性が強調されました。

 そして、「困った人の話をよく聞こう、なぜか話をみんなで考えよう、どうするか話をいろいろ言ってみよう」とその手法についても問題提起があり、抽象的な議論ではなく、具体的で理論的な内容として対置させていくことが語られました。

 そのためにも、語る場、訴える場、外に出る場を通じて、抽象論から具体論へと住民自治を発展させていくことが大事であると話をすすめていきました。

 議員の仕事についても、議会活動を通じて行政を「可視化」することなどがあげられ、私が調査した保育所の面積基準緩和の実態調査について「こういう活動が大事」だと紹介していただきました。そして、住民の力が議会には反映するという話もありました。

 最後に、政治を変えるためには、日常的な学習の場の重要性、「まちだ市民自治学校がその大きな役割を担っている」と激励があり、地道ですが継続することを確認して閉会となりました。

 町田市議会は、明日から3月議会です。今回学んだ内容も生かしながら、住民の福祉の増進、市民要求実現のために、何をなすべきかを思考し、行動していきたいと思います。

┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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