霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

東オングル島

2018-02-28 21:34:55 | 南極の思い出
越冬生活も終わりに近づき、ふと思い立ったことがありました。日本では出来ないこととして、動植物の気配の無い無機質な世界を体験しようと、基地が見えない東オングル島の反対側に行ってみました。
岩と雪ばかりで聞こえるのは風の音のみなので、とても落ち着きます。白夜の季節なので光は溢れて明るく、想像していたような孤独感は感じられませんでした。
蜂の巣のような岩は、小さな窪みに砂や小石が入り、風ですりこぎのように穴を大きくさせたのだそうです。