霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

西念寺

2018-05-02 21:33:45 | 史跡巡り
親鸞が教行信証を著述したと云われるお寺で、稲田御坊として知られています。浄土真宗別格本山で全国から門徒が訪れます。
家からも車で1時間程なので、何度か訪れていますが、初めはそんなことは知らず、落ち着いたお寺だなとの印象でした。
ある秋晴れの日、ここで神秘的な体験をしました。それは、見事に黄葉した境内の大銀杏が突然、風も無いのに大きな音を立てて一斉に落葉したのです。
誰もいない静かな時空間だったので、まるで銀杏が意識的に身震いして葉を落としたとしか思われませんでした。






椎尾山薬王院

2018-04-25 21:28:50 | 史跡巡り
筑波神社があまりにも有名なので、こちらの薬王院を訪れる人は少ないですが、歴史は古く開山が782年とのことなので奈良時代です。
現在の本堂は1680年に建てられたものですが、お堂の中には大きな眼鏡が置いてあり、レンズ部分をくぐると目の病にご利益があると説明書きがありました。
そして、隣にはこんな所にこんな立派な物がと感嘆してしまう高さ25mの三重塔(1704年)が建っていて、どっしりと落ち着きを感じます。
樹齢300-500年の椎の木の大木をはじめ自然豊かな中で、静かに歴史を刻んでいるお寺です。

前方後円墳

2018-04-18 21:18:47 | 史跡巡り
古墳は大和地方にあるものだと思っていましたが、ここ霞ヶ浦周辺にも古墳が沢山あり、近くには八艘と呼ばれる8つの前方後円墳があります。
長さは60-90m程の結構立派なもので、
大抵は霞ヶ浦を見下ろせる台地上にあり、5世紀末~6世紀中頃に築造されたもので、石棺が埋設され埴輪が出土します。
重機も無い時代に、これだけの小山を築くに相当の年月と人力を要したものと感心します。当時の権力者の勢いを想像しますが、埋葬されたその権力者が誰なのか名前すら不明です。たった1500年の時の流れなのにと、無常を感じました。

耳守神社

2018-04-11 21:54:29 | 史跡巡り
家から歩いて30分程の所に耳守神社という、全国でも珍しい耳の神様を祀っている所があります。
地元では「みみっちょ神社」と呼ばれていて、初めは耳守と書いてそう読むのかと思っていましたが、耳の聞こえなくなった千代姫の伝説から耳千代と呼んでいたのが、みみっちょとなったようです。
竹の筒を紐に通したものを捧げて、耳の病いの回復を祈ります。私も十年ほど前に娘が突発性難聴になった時に、竹の筒を作って一心にお祈りに来たことがあります。