霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

皇帝ダリアの復活

2018-04-30 22:25:17 | 自然観察
昨年、さあこれからという時に寒さで枯れてしまった皇帝ダリアですが、多年草なので根を凍らせなければ翌年芽を出すと聞いて、土を盛ったり覆いを被せたりと対策しました。
その甲斐があって元気な芽がどんどん伸びており、生命の躍動という言葉がピッタリです。
さて、この秋がどうなっているか、楽しみが一つ出来ました。

気象通報所

2018-04-29 21:23:24 | 思い出すまま
先日ラジオで、地方気象台での雲や視程などの目視観測を廃止するとのニュースを聞き、かって気象通報所というものが全国に沢山あったことを思い出しました。
その多くは僻地にあって、定年間近かの所長と入ったばかりの若い職員の二人だけで一日中過ごすのです。
そんな世界を経験してみたいと思うのですが、実際に配置された同輩から、とても辛いという話を聞いたことがあります。
アメダスが展開されて、間もなく気象通報所は無くなりました。

親鸞(1)

2018-04-28 22:00:57 | 雑学
先生(ご院主)に連れられて、映画「親鸞」や劇「出家とその弟子」を観に行き、少しずつ親鸞について知るようになりました。
親鸞は比叡山で、人生の様々な疑問について学びました。悟りを得るには一切の煩悩を絶ち切ることが要求され、真剣に修行をしました。ことに若者にとって愛慾の悩みは相当です。
しかし、どんなに努力しても悟り得ない自己の無力さと、絶ち切れない煩悩の深さでした。親鸞は六角堂に籠り、正面から自己をみつめました。
そして、到底自力聖道門では解決しないと見切りを付け、夢告に従い吉水の法然の門を叩いたということです。

知識の伝承

2018-04-27 21:28:21 | つぶやき
「第三のチンパンジー」を読んで、頭の中がだいぶ整理できました。
本能(遺伝子)に組み込まれておらず、親の教育や自らの体験で得た後天的な能力も大いに力を発揮しますが、これだと動物にもあります。
人類が圧倒的な力を持ったのは、次の世代に伝える手段を得て、知識や技術の蓄積が可能となったことによります。これは新たな遺伝子を次々と獲得し、進化し続けることを意味し、圧倒的に強くなれる訳が理解出来ました。
たしかに、自分の持っている知識や身の回りのもの全てが、自分で発見したり作ったものではありません。
古文書に例えると、DNA→紙or文字、遺伝子→文章、染色体→巻物、本能→内容、に対応すると考えられます。
これで得心の行く確かなもの(真理)が一つ得られました。

父島の思い出(1:野外映画)

2018-04-26 22:08:39 | 思い出すまま
父島には仕事の関係で、かれこれ10回ほど訪れました。初めて訪れたのは、本土に復帰(1968年)して間もない頃です。
その時の一番印象に残っている光景は、夜の浜辺の野外映画会です。まだ人工衛星もなくテレビが見られませんでした。
静かに寄せる波音が聞こえて、南国の暖かい夜風が心地好い中、広場には島民が思い思いの場所に座って映画を鑑賞してました。
遥か南の楽園の島、父島の思い出をいくつか綴っておきたいと思います。