霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

別の表情

2020-08-31 10:42:57 | 散歩

8,500歩 (04:50-06:09)

曇り 24℃


曇っていて風があったので昨日と同じ気温でも心地よく歩きやすい朝でした。曇り空で暗かったせいかヒグラシがいつもなら静まるこの時間帯でも盛んに鳴いてました。明日からは9月だというのに蝉の声は相変わらず賑やかで、何だか今年はいつもより数が多いような気がします。

田圃ではもう稲刈りが済んだ所がありました。稲穂も重くなり倒れている所も多く見られ、今年も豊作のようで嬉しくなります。


今朝の湖面は晴れの日とは全く別の表情でした。写真の上が今朝、下が昨日で青空に浮かんだ白い雲が美しく湖面に映えてます。


どちらが強い(2)

2020-08-30 13:37:10 | 散歩

9,800歩 (05:07-06:34)

晴れ 24℃


8月も終わりだというのに頭上からは蝉の鳴き声が相変わらず賑やかです。今朝はミンミンゼミとツクツクボウシが主役でしたが、地面からは秋の虫の声も賑やかになってきました。

朝日が差すとたちまち暑くなり今日も厳しさを覚悟させられます。そんな中、シルバー人材の人達10人程で土手の草刈りをしていましたが、こんな早朝に作業をしなければきっと身体がもたないのでしょう。


以前書いたかも知れませんが、大きなポリバケツにマムシとシマヘビを入れておいたことがあります。さて、このモササウルスの流れを汲む両者のどちらが強いのかということですが、結果はシマヘビでした。

はじめマムシはシマヘビがまるで仲間と思っているかのようにすり寄って行きましたが、シマヘビはじっとして動きませんでした。この様子だと喧嘩せずに仲良くしているものと蓋をして帰ったのですが、翌日蓋を開けたところマムシは腹を上に向けて死んでいたのです。その時のシマヘビの目はとても冷酷で恐ろしく見えました。


モウセンゴケ

2020-08-26 18:42:48 | 地磁気観測の思い出

ある日、見廻りで赤ピンク色の珍しい花を見つけました。それは尾瀬沼に生えているというモウセンゴケでした。キラキラしていて綺麗な花ですが食虫植物と聞くと何だか怪しい美しさにも見えてきます。


何故こんな所に…?

そこは24時間365日細い水が降り注いでいる芝生の中で1m程の範囲が小さな湿地帯を形成していたのです。

細い水は建物の壁の穴から突き出ている細い真鍮パイプを通って空中に放出されています。これは大気の鉛直方向の自然電位を測定するためのセンサーです。


アースすると言われるように地面の電位はゼロで、自然電位は上空ほど高くなっていて目の高さで100Vだというから驚きです。100Vもあれば感電してしまうと心配しますが、電荷はほとんど無く電流として全く感じません。もし電荷が十分にあったら起き上がる度にビリビリしてしまうでしょう。この自然電位は空中電気とも呼ばれていて電離層まで続き、地面との間に300kVの電位差になるとのことです。


常に水を放出しているのはパイプと周りの大気に電位差が生ずると、水滴に+-の電荷が生じて周囲との差を無くすようにどちらかの電荷がパイプに移り、あとの電荷は水滴と一緒に地面に落ちるという仕組みで、パイプは8秒程で周りと同じ電位になり自然電位の変化が測定できるのです。

テスターや電圧計は原理的に微量の電流を流さないと測定できないことから自然電位の測定には向かず、象限電位計という特殊な計測器を使用していました。


それにしてもモウセンゴケはどこからやってきたのかと不思議です。尾瀬沼はちょっと考えにくいので、案外気が付かないだけでモウセンゴケの好む湿地は身近にも結構あるのかも知れません。


どっちが強い

2020-08-24 10:12:24 | 散歩

9,000歩 (04:52-06:22)

曇り 23℃


今朝は曇っていたせいか、ヒグラシの鳴き始めがいつもよりも遅く4時40分頃でした。道中は相変わらず賑やかな蝉の鳴き声に包まれてますが、勢いに盛りを過ぎた感じもします。土手では散歩する何組かの老夫婦とすれ違いましたが何となく羨ましいと思いました。


先日たまたまラジオの夏休み子供電話相談を聴いたのですが、「スピノサウルスとモササウルスはどっちが強いのですか?」という面白い質問がありました。映画『ジェラシックパーク』では両者ともチラノサウルスに勝っています。

先生の回答も面白く、現在の鳥はスピノサウルスに、現在の蛇はモササウルスにその流れを汲むのだそうで、鳥と蛇の闘いはまさにスピノサウルスとモササウルスの闘いの再現とも言えるとのことでした。


進化した神経系の一つ

2020-08-20 10:55:15 | 散歩

10,500歩 (04:51-06:25)

快晴 23℃


家で聞いているとヒグラシは4時頃から鳴き出し、たしかに5時頃には一旦静かになるのですが、里山ではミンミンゼミに混じってずっと鳴いていることを散歩で確認できました。

今朝は快晴の湖面が美しく撮れました。アオサギの写真も良かったので2枚です。


昨日の新聞に紹介されていた動物の心を研究している心理学者の渡辺茂教授の次の言葉がとても腑に落ちました。

「長く動物と暮らして『人の心が唯一の心ではない』と思う。人の心は環境に適応して進化した多くの神経系の一つにすぎない。」

このような切り口から捉えると、自分はもしかして心というものを過大評価していたのではないかと思えてきました。