北陸で見つけた行列繁昌店「やきとり秋吉」

富山市中心地、総曲輪商店街の大和百貨店からひとつ筋奥に「やきとり秋吉」という店はありました。建物は三階建てで、２～３階は団体さん対応でしょうか。夕方早く５時過ぎに入ったのですが、カウンター席とテーブル席の１階フロアーはもう満席状態でどうにかカウンター席を詰めてもらって座ることができました。

串焼き、揚げ物、一品料理があり、焼き鳥は焼き上げ時に香りづけの木炭を用い、なんか絶品の懐かしい味って感じでしたね。小ぶりの串刺しはどれも五本セットで３００円台の安さです。
メニューの中では、特に塩味のメスのひない地鶏の純鶏が一番人気だとか。その他にも奴にかける削り節さえも鰹節から手作業でカンナで削って仕込みをするなど独特のこだわりを持っています。味は秘伝のタレが特徴で肉タレ・カツタレ・辛子タレ・みのタレのレパートリーがありいろんな味を楽しむことができます。また、オーダー通しの掛け声の威勢の良さが活気の雰囲気を醸し出していますね。

久しぶりの満足に、勘定済ませて帰ろうとした時、驚きの光景を目撃しました。外が寒いのはわかりますが、次から次に入店する客が階段を駆け上り、空席の順番待って上から下に長い列が出来ていました。
富山市のショッピング街と言えども冷え込むこの時間帯には通行人も疎ら、されどこの店だけは焼き鳥の旨い風味と炭火の熱気で温まっているようでした。この地では誰もが知る大繁昌店なんですね。