徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

【現役奮闘記】初めての店長職は発想の転換

2013年09月07日 | 仕事モード
商品部バイヤーから初めての店長職は福岡市内中央区の高層マンション建ち並ぶ500m圏内2万世帯以上が住む都会のど真ん中の小型店でした。当時は朝のラッシュもあり原付バイクでの通勤でしたが、考えてみると出勤時間は9時過ぎ!?慌てることもなかったんですよね。

歴代の店長さんが毎朝7時ごろ出勤して生鮮のパックや値付け作業などの応援、夜も最後までというパターン、これが店長の鏡と持て囃された時代でした。それなのに私の場合は時間的にマイペースのルーチンワークでしたからいつも本部や地区長さんに睨まれていましたね。出勤したら店内や作業場を覗いて全スタッフに朝の挨拶(元気チェックも兼ねて)、それから店長にしかできない仕事をするのです。今朝は50歳代の主婦という設定で、開店前にショッピングカートを押して入店し買場を何度も行ったり来たり、気付いた点をメモを取り、そして部門長を集めてスタンディングミーティングをする、これが日課でした。
週に1度はパートさんのチャリンコ借りてぐるっと商圏回りにも出掛けていましたね。そんな足を使ったリサーチの成果もあり高密度商圏内に自店の存在を知らしめるポスティングチラシを配るのをひらめいたのです。配るのは夜間バイトの大学生、覆面モニターが何人か居ると脅して一軒づつ確実に配ってもらいましたよ。

思惑は的中して瞬く間に客数2割アップ!売上急上昇!要は高層マンションの中に埋まった食品スーパーがこんな近隣にあることを2割以上の住民が知らなかったのでした。その後すぐに大規模な店舗リニューアルの申請も通り、チェーン店の中では坪効率1番店になりましたよ。当時は外(客視点)から内(店)を覗くという発想もなく、これが功を奏したのでした。その後はジャストインタイムが店長の理想像となり、従来の長時間勤務の店長は捌けないというレッテルが張られたのでした。(笑)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水産振興、魚の消費率上げな... | トップ | 【世相一言】大変な宿題背負... »
最新の画像もっと見る