盆休み直前の講習会、いつもの朝の車中で閃いたのはニュートンの法則だった。ダーウィンの進化論と違い、第1法則「万有引力」では落ちた林檎は止まって動かなくなる。第2の「慣性の法則」は同じ角度で飛び続けるというものだが、いずれもこれでは変化続ける現代には到底生き残ることもできないだろう。
さらにニュートンには第3法則なるものが存在したことを思い出す。それは「成功の法則」なるもので公式は「成功=熱意×能力×±思考」だ。熱意と能力が備わっていても積算だからマイナス思考ならいつまでも答えはマイナス、決して成功などしないのだ。プラス思考にすることで成功の確率は当然増えることになる。
乗り込んだJRが急停車、憑いてないと嘆くのはマイナス思考、早いのに乗ってよかったと安堵して待つのがプラス思考。くよくよストレスをこちらから抱え込むのも考えもの、いつもプラス思考なら案外ラッキーはそこら中に転がっているかも知れない。頭の中で今日の講習会の締めを組み立てた。