担当の授業も半分が過ぎペースも掴み大分慣れてきた。ただ、障害を抱える生徒達に言葉など通じず、実技だけみっちり3時間教える難しさに困惑気味。そこで閃いたのがクイズやゲーム形式、これらを織り交ぜて楽しい授業に進化の真っ最中と言ったところか。
ゴンドラや陳列された商品、売場と倉庫が再現され、まさにビジュアルな教室。販売の基本項目ばかりで指導はお茶の子さいさいだが、ひとりも遊ばせる訳にはいかず、生徒個々へのきめ細かな気配りはさすがに大変だ。でも伝わった時の喜びは口では表せない感動、自然と身体も高揚する。
学校までの約2時間、JRも遅延が多く、駅からの路面バスの便も1時間に一本、乗り遅れようものなら大遅刻なのだ。JRやバスの車中も手放せないスマホ、フォトに撮ったカリキュラムやメモアプリと睨めっこしながら作戦を練り直す。手抜きできない性分だった。