小沢代表辞任を表明!!
懸念されていたことが実現した.....。
攻撃陣営からみれば、待望実現かも知れない!!
政権交代の流れは変わらない。
変えてはならない.....!
考えられる結果である。懸念された結果である。懸念された結果というのは、小沢秘書逮捕事件は、ある国策捜査、小沢追い落とし目的のと見方がある。その局面での敗北という見方も当然ある。その意味で、懸念された結果である。
しかし、それは戦術的側面であることも事実である。戦略において敗北とは必ずしもならない。戦略とは、言うまでもなく政権交代である。それにどう影響するかは、まだ、誰も観測出来ていない。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり、との諺もある。
情勢を判断するには、今まだ少し早い。
ただ、はっきり言えることは、小沢代表によって、民主党は政権交代を目前とする状況を生み出した。それは誰も否定出来ない。その最大の事実を否定して、政権交代は実現しない。政権交代は時代の要請、国民の底流に確かに奔流の如く蠢いている。
誰が代表になっても、小沢一郎の存在は否定出来ないだろう。
【転載開始】
【小沢辞任】会見詳報「挙党態勢確立が何よりも重要」(11日夕) 産経ニュース
このニュースのトピックス:小沢一郎民主党の小沢一郎代表(66)が11日、党本部で行った記者会見の詳報は以下の通り。
「それでは、私から申し上げます。メモにしてきましたので、あとで諸君にも配りますけれども、メモを読み上げさせてもらいます。
挙党一致をより強固にするために、ということで、来る衆議院総選挙で の必勝と政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身をなげうち、民主党代表の職を辞することを決意しました。国民の皆 様、支持者の皆様に、ご心配をおかけして参りましたことをおわびしますとともに、特にこの3年間、いたらぬ私を支えてくださいました同僚議員の方々、党 員、サポーターの皆様に心よりお礼を申し上げます。
もとより、今度の総選挙は、 国民自身が政権を選択して、自ら国民と国民生活を救う、またとない機会であります。民主党にとっては悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。 民主党を中心とする新しい政権をつくり、『国民の生活が第一』の政治を実現して、日本の経済社会を根本から建て直すこと。そして、政権交代によって、日本 に議会制民主主義を定着させること。
この2つが、民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標に他なりません。
日本のために、また、国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でもここで勝たないとならないのであります。それを達成するためには、党内の結束、団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。
私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の体制を強固にする上で、少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。政権交 代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。
まさに、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。
連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待った上で、速やかに代表選挙を実施していただきたいと考えております。
重ねて申し上げます。新代表の下で、挙党態勢を確立して、総選挙に臨むことが何よりも重要であります。もちろん、私もその挙党態勢の一員として、総選挙必勝のために、最前線で戦い続けたいと思います。国民の皆様、引き続き民主党をご支持くださいますよう心よりお願いを申し上げます。ありがとうございました」
女性の声で「小沢さん辞めないでください」
小沢氏「ありがとう」
--党の結束や挙党態勢ということに不安があったのか。なぜこの時期に辞めるのか改めてうかがいたい。また、代表が離党するのではないかとか、議員を辞めるのではないか心配があることも事実だ。その点も含めて今後の政治活動は
「第一点はみなさん自身がよくお分かりだと思います。連日、みなさんの報道にありますから、それによって結果として、党内が不安定になったり、みんなが不 安になったりしてはいけない。私がそのメディアの批判の矛先の相手であるとするならば、私自身が去ることによってそれがかわされ、そしてみんなが安心して 安定して総選挙に向けて、挙党一致で戦う。
そういう体制をぜひ作り上げてもらいたいし、私も一員として協力していきたい、そう思っていま す。それから、今日辞意表明をしたからといって別に政治家を辞めるわけではありません。もうあとわずかの総選挙までの期間でございます。代表を退いても全 力で政権交代のために頑張りたいと思います」
--辞意を決断するに至った経緯は。その決断はいつか。新代表を支えるということだが、総選挙対策として、具体的にどのような活動をするか
「私が民主党の代表を辞するという決断をいたしましたのは、最終的に連休でゆっくり考える時間ができた時点でございます。それから選挙のやり方につきましては質問者も長年見ておられるはずであります。選挙必勝の私自身のやり方で、今後も全力で頑張ります」
--代表の後継を選ぶ代表選については、政権交代、首相をかけるが、どのような代表が望ましいか。現時点で意中の人はいるのか。もうひとつは次期衆院選で代表自身が公認は最後でいいということで、まだ公認はしていないが、次期衆院選に立候補するのか
「辞めていく者が次の人について論ずるべきではないだろうと思っております。ましてや、まだだれが立候補するか分からない段階ですから、質問にはお答えいたしかねます。それからさっき言ったように、別に私辞めるわけではありません。
次の総選挙で勝つことが私の最大の願いであり、それは日本の国にとって、国民にとって必要な政治の転換だというふうに思っておりますので、どこの選挙区であれ、全力で戦い、必ず勝ち抜いてまいりたいと思ってます」
--代表辞任後の新執行部から執行部に入ってもらって党幹部の職を続けてほしいとか、もしくは参院選以降、代表中心になって選挙態勢を組んできたから選挙について責任を持つ立場についてほしいという要請であれば受けるつもりはあるか
「あのー、まだ私が今日辞意表明して、選挙の日取りをはじめとする選挙の手続きもまだ決めておりません。それは明日からです。そして顔ぶれもどのような方が立つかさえも分かりません。
ですから、新しい代表になってから、なったらどうこうするかという仮定の質問に今は答えるべきではないと思います。ただ一般論として、党員である以上、みんなで決めたことは守らなければはなりません。それが民主主義です。
『自分は意見が反対だったから、守らない』では国会もすべて成り立ちません。反対した法律でも多数で成立すれば、それは法律です。みんなで話し合 いの上まとまればいちばんいいことですが、話し合いがつかなかった場合は多数決、選挙ということで決することが先人の知恵であり、民主主義の基本でありま す。ですからそれによって選ばれたリーダーの命について、私ばかりではなくして、全員が守っていかなければならないと思っております」
--代表の進退について政権交代可能かどうかを判断基準とすると繰り返し言っていたが、この状態で選挙に勝てるという判断や国民の理解を得られるという判断を示してきた。その発言と比べて、今日の内容は乖離(かいり)があると思うが
「まったく私の話を今聞いていただき、配ったメモを読んでいただければ、何の乖離も、何の矛盾もありません。民主党にとって、挙党一致、団結して力を合わせて、国民に訴えるという態勢さえできておれば、必ず国民の信頼を得られると思っております。
その意味において、私は今日でも民主党は国民の理解を得られると思っておりますけども、そのことをさらに万全なものにするために、少しでもマイナスの部分 はこの際、自分自身が身を引くことによって取り除いていきたい。そして、なんとしても政権交代を実現したい。それが国民のためであり、われわれ民主党の使 命であると、そう考えているということであります」
--辞任が遅すぎたことで党にダメージを与えたという声がある。政権交代に貢献するために離党、議員辞職も選択肢として考えられるか
「なぜ離党、議員辞職しなければいけないんですか? 私は政治資金の問題についても一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理し、報告しております。刑事的な責任で身を引くわけでもありません。
皆さんのお力添えのおかけで私が3年前に代表職を引き継いだときには(民主党は)ほんとうに1 けた台の支持だったと思いますが、今、皆さんの懇切丁寧な報道ぶりにもかかわらず、20%以上の支持をもって自民党とほぼ拮抗(きっこう)しております。 私はそういう意味において、本当に国民の皆さんの理解が、わが党に対する理解、そしてやはり政治は変えなくてはいけないという理解が進んでおる証左だと 思っておりまして、私も微力ながらそのことに多少なりとも貢献してきたのではないかと思っております。
あなたはなに、どこだっけ、会社は?」
--日本テレビです
「日本テレビでもよく国民の皆さんを調査をしてみてください」
--「小沢首相」を求める世論の多数の声にこたえられなかった無念の思いはあるか
「あのー、個人的に私を強く支持してくださる方は、私が民主党代表として総選挙に勝ち、総理大臣になることを願っていてくれたことと思います。しかし、私は私自身が何になる、ならないということはまったく自分にとっては問題ではありません。
民主党を中心にして、とにかくこの(自民党)長期政権、腐りきった政権を代えなければいけない。政権交代、それが果たされれば私自身にとりましてはまった く本懐でありまして、それ以上の期待をしてくれた支持者の方がおりましたとしたら、それは申し訳ないことではありますけれども、私の政治家としてはまった くこの政権交代、国民生活第一の政治、国民サイドに立った政治、そして日本における議会制民主主義の確立、これが樹立されれば、少なくともそのスタートを 切れるということを自分の目で確かめることができるとしたならば、それはまさに政治家の本懐、男子の本懐、そう考えております」【転載終了】
【転載開始】2009年5月11日 (月)
小沢氏辞任報道と「正義の勝利」に向けての戦略
民主党の小沢一郎代表が代表を辞任する意向を固めたとの報道があった。本日5月11日午後5時から記者会見が開かれると伝えられている。まずは、記者会見を聞いて、事実を正確に把握しなければならない。
「悪徳ペンタゴン」による小沢氏辞任工作活動が成就する可能性が高まったと言えるだろう。しかし、最終的な決着はまだつかない。日本の政治権力を「悪徳ペンタゴン」から一般国民の手に奪還することが、最終的な目標である。この目標を踏まえて問題を捉えなければならない。
「大資本」、「特権官僚」、「米国資本」と癒着し「御用メディア」を支配する「政治屋勢力」は、既得権益の巨大利権構造を破壊する最大の脅威として小沢代表を位置付けてきた。その標的とされた小沢代表が、遂に陥落したことになるのか。
日本の政治構造刷新に黄信号が灯ったことは確かだ。しかし、現時点ではまだ情報が不足している。事実を正確に把握しなければならない。
小 沢氏は不当な風圧によく耐えたと思うが、闘い抜くことができなかったことになるのか。あるいは、精密な計算に基づき、今回の行動が選択されたのか。小沢氏 辞任により政局が一気に流動化することも考えられる。小沢氏が新党を設立すれば事態は急変する。新党設立を予想するわけではないが、小沢氏の政権交代実現 に向けての強い意志は不変だろう。
小沢氏が「悪徳ペンタゴン」の執拗な工作活動により代表の座から引きずり降ろされるだけであるなら、「大資本」、「特権官僚」、「外国資本」の利害と対立する「一般国民」の利益を追求し、「一般国民」の幸福を実現する政治勢力が見えなくなってしまう。
この場合には、「一般国民」の利益を追求する政権樹立が遠ざかってしまうと言わざるを得ない。その場合、政治謀略を用いたと見られる麻生政権の高笑いをそのまま容認してしまって良いものか。考察が求められる。
日本政治刷新の大目標の旗を降ろさなくてはならないのか。情勢を見極める必要がある。本格的政権交代実現を成就するには激しい抵抗を克服しなければならないことは当然だ。したたかに、そして、しなやかに戦略を構築することが求められる。
「悪徳ペンタゴン」の利権死守に向けてのエネルギーは強烈だ。
この事実を踏まえて戦略を再構築することが求められるが、最終的な「正義の勝利」の道筋を再発見できるかどうか。事態の推移を見守りつつ、最終的な「正義の勝利」に向けて戦略を綿密に再検討することが求められる。【転載終了】