TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

戸隠森林植物園その2

2024年05月22日 | 旅日記

5月8日、戸隠森林植物園を散策したときの続きです。

木道を歩きながら水芭蕉が咲いている風景を楽しんできました。

まだたくさん咲いてましたよ。

ニリンソウ

クマ目撃情報を見るといつクマに遭遇するかわからないということですね。今年は特にクマの出没頻度が高い年だそうです。

大きなカメラを持っていた方に伺うとアオゲラがいた場所があったそうで、そこまで行くには片道7分ほど掛かるそうなのでバスの発車時間を考えると行って戻って来る時間がないなあと思い、断念しました。アカゲラをまだ見たことないので会いたかったなあと思いました。

午後2時過ぎに戸隠森林植物園を後にして北陸新幹線に乗車する上越妙高駅まで向かいました。

上越妙高駅には昨年の夏に父と二人で旅行したときに訪問していました。昨年なのに遠い昔に来たような気になり、懐かしかったです。

昨年の夏に来たときに高田公園の蓮を見た後、お昼ごはんに上越妙高駅のこの構内にあったお店でカレーをいただいたことを思い出しました。今回はお土産や駅弁を買いました。

上越妙高駅から北陸新幹線に乗車して、敦賀駅まで向かう車内で駅弁の晩御飯をいただきました。敦賀駅で特急のサンダーバードに乗り換えて、大阪駅には午後8時過ぎに着きました。午後9時前には帰宅しました。今回の旅は一人旅限定の2泊3日の歩く距離が少し多めのツアーでした。皆さんそれぞれおひとりで参加されておられた方々ばかりでしたので、いろいろと話ができましたし、それなりに楽しい旅になった気がします。バスの座席も一人で二座席利用できましたし、窮屈な席で辛抱することなくゆったりと旅ができたのがよかったと思います。また一人旅に参加したいなあと思いました。行くことができる間はなるべく行きたいなあと思いました。今回は雨に祟られてアルプスの山々も見えなかったし、風光明媚な景色も半減してしまった気もしますが、しっとりと雨に濡れて木々の新緑がより美しく見えていた景色の中を雨合羽を羽織ながら雨に濡れた花々を見歩いて来て癒されて少し元気になれた気がします。このツアーに参加したいなあと思ったのは昔若かりし頃に何度も訪問して来た長野県で水芭蕉をまた見てみたいなあと思ったのがそもそものきっかけでした。水芭蕉が咲く湿原はできたら一人旅で誰にも気兼ねせず時間にも縛られずゆっくり散策してみたいところですが、昨今、いろいろな場所でクマが出没する回数が非常に多いこともあり、団体ツアーで多くの方々と団体で湿原を散策したほうがクマに出会う危険性も少なくなるだろうかと思って今回お世話になりました。おかげで無事に水芭蕉に会えて帰ってくることができました。雨だったけれど、いい旅だったと思います。

今回の旅で少しお土産を買って帰りました。仏壇のお供え用のお土産をたくさん買いました。

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志賀島ビジターセンターその1

2024年05月22日 | 旅日記

5月10日、志賀島ビジターセンターを見学しました。

2003年に家族皆で休暇村志賀島までやってきたときにはこのビジターセンターの前身であった資料館があり、到着したのが閉館時間の午後5時数分前だったので金印のレプリカだけ見せていただいたことがありました。それ以来だったので久しぶりでした。ビジターセンターは昨年の5月にリニューアルされたそうで、以前の資料館とは展示物も変わっていたように思いました。無料で見学できました。

志賀島で発見された金印の紹介コーナーから見学しました。

金印のレプリカが展示されていました。金印の本物は福岡市博物館に展示されています。

金印が発見された場所の地図

金印を発見したときの届け書が展示されていました。

本館では志賀島の歴史やスポットが紹介されていました。

志賀島のジオラマ

本館を見学した後、廊下で繋がっていた別館を見学しました。

 

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あまロック

2024年05月22日 | 映画鑑賞日記

梅田の映画館で友達と映画『あまロック』を見に行ってきました。この映画は友達が見たいと言っていた映画で、誘われて一緒に見に行ったので、タイトルにロックが付いているから音楽やバンドに打ち込む様子が描かれている映画なのかなと思っていましたけれど、全く違っていました。ロックは兵庫県の尼崎市に実在する「あまロック」のロックでもあって音楽のロックから想像するものを匂わせるようなロックのような生き方や心の持ち方を描いているかのような映画だったと思いました。

「あまロック」とは、兵庫県尼崎市にある尼崎閘門のことで度重なる尼崎の水害が発生し多くの被害が出たため、台風や高潮から尼崎一帯を守るために作られた閘門です。この映画は尼崎に暮らしてきた近松竜太郎(笑福亭鶴瓶さん)とその娘優子(江口のり子さん)や竜太郎と再婚した20歳の奥さんの早希(中条あやみさん)の家族の物語でした。若い年の竜太郎は松尾諭さんが演じておられましたし、奥さんは中村ゆりさんが演じておられました。遊園地の池などで見掛けるような足漕ぎのボートであまロックを実際に体験していたシーンや大学生になった優子がボートを漕いでいたシーンや阪神電車が何回も出てきたシーンや尼崎城や商店街など尼崎の街並みのシーンや尼崎の人情や暮らしぶりがよくわかるようなシーンがたくさん盛り込まれていました。尼崎愛がいっぱい詰まっていたのを感じた映画でした。江口のり子さんの飾らない実直な話し方や演じ方はとても素敵でしたし、鶴瓶さんのなんとも言えない独特の言葉の発し方や演じ方も素晴らしかったです。竜太郎と結婚してその娘だった優子と3人で家族団欒を夢見て竜太郎と結婚することになった20歳という設定の早希役の中条あゆみさんの演技も江口さんと鶴瓶さんの強烈なインパクトをはねのけるくらいの20歳の早希なりの思いを二人にぶつけていく迫力ある様を見事に演じ切られておられたので素晴らしいなあと思いながら鑑賞しました。鶴瓶さんの息子の駿河太郎さんが優子の幼馴染としておでん屋さんの役で何回も登場しておられましたし、優子がリストラされるまで勤めていた会社の社長役が浜村淳さんだったり、今は亡き佐川満男さんが竜太郎が営む工場で熟練した頼りになる社員として好演されていたりと関西ご出身の方々の違和感が全くない関西言葉の映画だったので大阪にずっと暮らしてきて自分にとっては暮らしの中で普段聴いているような感覚でこの映画を楽しむことができました。

この映画の中で鶴瓶さんと江口のり子さんの親子のやり取りは関西人だったら誰でも感じるような言葉の端々やその態度の奥に潜む微妙な感覚や感じ方が本当に上手に描かれていたのも楽しむことができました。

竜太郎が「人生に起こることはなんでも楽しまな!」という言葉や大きなおにぎりを握って「食うて寝たら大概なんとかなる!」という言葉の奥に潜む奥深さと愛が詰まっていたことも印象に残りました。

この映画では娘優子と縁あって優子の母が亡くなって19年経った後に竜太郎と再婚すると突然家に連れて来た女性が20歳の早希だったことで、超びっくりした優子が困惑しながらも、竜太郎も亡くなってしまい、早希と二人で暮らして行くことになった優子の心と環境の変化を描きながら、あまロックが水位ゼロ地点の尼崎を守っているように父親が家族や娘を守ってくれていた大きな存在だったということに気付く娘優子の心情や家族とは何かということや優子自身の結婚と父が遺して行った町工場の存続の間で悩む様が上手に描かれており、共感できました。優子の最後の決断が最後まで見るとこんな決断だったのだというのが種明かしされました。愛を感じるような終わり方だったなあと思いました。見てよかったと思えた映画になりました。

先日亡くなった父が自分や家族を守ってくれていたことをも重ね合わせながらこの映画を鑑賞しました。一緒に暮らしていたときは文句を言い合ったり、鬱陶しく思ったりするときも何度かありましたが、一緒にいつもいるのが当然だったので、何気ない言葉を父に投げ掛けてしまっていたことがあり、この映画で描かれていたのと少し似ていたなあと思いましたし、優子が父の竜太郎の生きて来た道のりや言葉を思い出して父親・竜太郎の大きさに気付いたように自分の場合も亡くなってから父の存在の大きさに気付いたのをさらに実感した映画でもありました。

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