建前論はやめましょう、か
どんな問題であれ、その問題を知れば知るほど最後は自分にかえってくるものだ。性差別、とりわけ日本軍「慰安婦」問題については自分が「男」であるというだけで、その加害性が突きつけられる。戦時下、あすの命の知れない情況で自分も同じかもしれないし、現在の日常の中でも、本質的には同じことを続けている。
だが日本政府は、河野談話という形ばかりで、当事者たちに真の謝罪をしないのは、国家の犯罪にしても、日本人の特徴なのか。
金東元監督はこう喝破している。「日本政府は被害者の話を、証拠として認めていない。でも証言よりも強力な証拠はない。」
アイヌ民族への侵略、ハンセン病の隔離政策……。
これは去年の9月2日、宮古島の日本軍慰安婦を祈念する「アリランの碑」建立4周年の集会で、韓国のドキュメンタリー映画「終わらない戦争」の感想を書こうと思って、途中で挫折したもの。支離滅裂だが私にはこれ以上は書けない。
生きていれば90歳、戦争中は二十歳代前半だった親父は、橋下と同じことを言うのだろうか。(普)
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5月18日(土)宮古毎日新聞
○維新の会 西村(真悟衆議院議員)氏が離党届 慰安婦発言、受理せず除名へ
○【ワシントン時事】橋下(徹大阪市長・日本維新の会共同代表)氏発言「言語道断で不快」 米政府が公然批判
○「米も女性の人権蹂躙」 橋下氏が批判に反論
5月17(金)宮古毎日新聞
○「自維み」改憲に積極姿勢 衆院憲法審討議が一巡 民主は発言慎重
○【ソウル時事】「対北朝鮮協調でマイナス」 飯島氏訪朝で日韓亀裂 「意味が分からない」
○慰安婦発言論評避ける 維新見解
○【北京時事】日本の沖縄独立論に関心 中国紙 「琉球学会」支持を 安倍(晋三)政権に揺さぶり
*お知らせ欄に自衛隊音楽隊コンサートとあった。オスプレイを持とうとしている自衛隊が。さすがに慰霊の月は避けたのかもしれないが、ことしもどこかの「弱者」が狙われる。(普)
5月16日(木)宮古毎日新聞
○本土復帰41年 基地集中の現実に複雑 日米両政府で抑圧の声も
○橋下(徹大阪市長・日本維新の会共同代表)氏発言「人権感覚ない」 女性団体が抗議声明
○市役所に抗議相次ぐ 橋下氏の慰安婦発言で
○再開準備中止を命令へ もんじゅ点検漏れで規制委
5月15日(水)宮古毎日新聞
○きょう日本復帰41年 式典などは行われず 16日からは平和行進
○橋下氏が慰安婦是認発言 在沖米軍には風俗業利用促す
○「女性の人権侵害」「くみせず」 橋下氏発言に批判・異論 各閣僚
○【北京時事】橋下氏発言「驚きと憤慨」 中国 「人類の良識」に挑戦
○参院予算委員会 接続水域潜航「重大な行為」 首相けん制、中国艦の公算
○領海潜航なら海警行動 防衛相「浮上し国旗掲揚を」
○首相、国立追悼施設に慎重姿勢
5月14日(火)宮古毎日新聞
○高市(早苗自民党政調会長)氏発言波紋 歴史、沈静化狙った矢先
○【ソウル時事】人民武力相が交代 「強硬派」金格植氏が退任 北朝鮮
○【ソウル時事】空母参加し米韓訓練 北朝鮮の反発必至
○集団的自衛権の行使容認 米軍攻撃されれば当然 民主(党幹事長)・細野(剛志)氏
○戦争放棄の憲法堅持を 小林(武)沖大客員教授 現行9条の重要性指摘(宮古9条の会7周年記念講演会)
5月13日(月)宮古毎日新聞(休刊)
5月12日(日)宮古毎日新聞
○普天間・原発、政権とそご 自民地方版公約 TPPは決着
○「皆殺し」「追放」と過激化 コリアンタウンの排斥デモに ヘイトスピーチに非難強まる
○平和な沖縄の実現を 5・15平和行進 軍備強化反対を訴え 200人がシュプレヒコール
○【北京時事】沖縄主権「再論議」を提案 対日政策オプション
○警察と海保 原発テロ想定、合同訓練特殊部隊も参加し「銃撃戦」
「外堀を埋める」96条改憲
みやこ9条の会 事務局長 三浦春彦
いま自民党や維新の会などが日本国憲法の改定をねらい、まず改憲手続きを定める96条から手をつけようとしています。
本来憲法は「権力者を縛る」もので、その証拠に96条では、天皇や国務大臣、国会議員など公務員に憲法を守る義務を課していて、そのため改定には高いハードルを設けているのです。それを勝手に低くしようとするのはこの憲法の根本を揺るがす重大な問題です。
自民党の石破幹事長は「96条の改定は9条の改定に直結する」と公言しており、9条が本丸で96条改定は「外堀を埋める」作戦と言えます。
改憲勢力は憲法をどう変えようとしているのか、みなさん一緒に考えてみませんか。
憲法講演会(主催:みやこ九条の会)
日 時:2013年5月12日午後2時より5時
場 所:働く女性の家「ゆいみなぁ」ホール
テーマ:「憲法 剣ヶ峰―いまこそ守り生かそう、
草の根で」
講 師:小林 武(沖縄大学客員教授・弁護士)
参加費500円
「沖縄経済は基地に依存?」県HP「いいえ」
2013年5月10日 沖縄タイムス
「沖縄の経済は米軍基地経済に大きく依存しているのではないですか」-。米軍普天間飛行場の移設問題をはじめ、基地問題が語られる際に本土側が抱く“誤解”に対する答えが、県のホームページ(HP)「よくある質問」のコーナーに3月27日から掲載されている。「基地経済の依存度は1972年の復帰直後の15・5%から、2009年度には5・2%と大幅に低下しています」など、具体的な数字で基地依存の誤解を解いている。
コーナー中、基地と沖縄経済のQ&Aは5項目。県民総所得が72年の5013億円から09年に3兆9376億円と8倍になる中で、総所得に占める基地関連収入(軍用地料、軍雇用者所得など)は15・5%から5・2%に低下したことをグラフで示している。
「基地の存在と沖縄振興予算の関係はどうなっているのか」との疑問に対しては、「安全保障上の責務(基地)を国土面積0・6%の沖縄が過重に負担している」とすると同時に、東西千キロ南北400キロの海域に離島が点在し、鉄道網などがある本土とは経済発展の経緯が異なる「特殊事情がある」と説明。
沖縄振興は北海道、奄美などと同様の地域振興制度であることも強調し、国から受ける国庫支出金や地方交付税交付金は都道府県別で全国12位、人口1人当たりも全国7位と「必ずしも突出している状況にはありません」としている。
こうした論理的な説明は、仲井真弘多知事など沖縄関係者が政府や本土側と対話する際に多用される。振興を担当する県企画部の謝花喜一郎部長は「基地がないと沖縄は困る、という本土の意見には絶対に反論しないといけない」とあらためてホームページに掲載した理由を説明する。
同時に「県民にも、沖縄は基地に依存せず突出して国からお金をもらっているわけではない、当たり前の県なんだと知ってほしい」と閲覧を呼び掛けた。
「よくある質問」は1日現在、県ホームページのトップページにある「沖縄振興Q&A」を開いたページに掲載されている。
http://www.pref.okinawa.jp/site/kikaku/chosei/kikaku/okinawashinkou-qanda.html
きのう夕方から夜半までかかって、4日付けの宮古毎日新聞に掲載された「みやこ9条の会」のアピール文をワープロで打ちなおしてみた。わかりやすく端正で、それでいて格調の高い文章に、キーボードをぽちぽち叩きながら、ため息が出る。
私事で恐縮だが、筆者(普)は身体の都合で未就学だ。家の中で二十歳まで、やることもないので絵や字をかいて過ごし、のちに文芸活動や、社会に出てからは団体の小機関紙の編集などもやってきた。子どものころ、こういうのがあればと思っていた機械が、ワードプロセッサーとして30年前に出現し、10数年前にようやくパーソナルコンピューターに手が届いた。便利な世の中になりはしたが、いまでは手書きで文字が書けなくなり、誤字脱字、変換ミスで苦しめられる。
先日、このブログにコメントが届いた。もともと意味不明のものが多い送り手で、迷った末削除したが、何か心に引っ掛かった。それがようやくきのう、コメントの言いたいことがわかった。はい、ごもっとも。またのご指摘をお待ちしています。
ひとつだけ、誤字脱字の多いのはどうやら父親譲りのようで、通常、名前は「晋」を使っているが、戸籍上は「普」で、届けを出すときに間違えたらしい。前は半分ぐらい書き「間違えられ」とても嫌だったが、いまは同郷の安倍も高杉も嫌いなので、喜んで使っている。
最初のアピール文をここに載せたいけれど、書かれた方の了承を得てからにしたい。このブログもしっかりしないと、昨年末に亡くなられた星野 勉師に申し訳ない。(普)