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平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

2013-05-23 05:53:29

2013-05-23 05:53:29 | インポート

 陸上自衛隊第15旅団音楽隊の演奏会に反対する声明

 沖縄の陸上自衛隊第15旅団の音楽隊が5月25日にマティダ市民劇場で「宮古巡回演奏~みゃーくふれあいコンサート」と称する演奏会を開催する予定です。

 同音楽隊は毎年この時期に宮古で演奏会を開催していますが、今年は特にこ後6月に与那国町、石垣市でも同様の演奏会を開催するとのことで、そのねらいは与那国、石垣、宮古への自衛隊配備の「地ならし」であると考えざるを得ません

 先日、自民党は「防衛計画の大綱」の見直しに関して提言の骨子を提示しました。そのなかで、中国の海洋進出を念頭に、島嶼防衛の強化を打ち出し、垂直離着陸輸送機オスプレイの導入やアメリカの海兵隊と同様な水陸両用部隊の新設を明記し、尖閣諸島をめぐる対処として、下地島空港にオスプレイの拠点配置を盛り込み県内自衛隊の機能強化を一層強める計画です。

 また、自民党が昨年発表した「憲法改定草案」では、自衛隊を「国防軍」として、海外で戦争が出来る「集団的自衛権の行使」も可能としています。 まさに自衛隊は「戦争をする軍隊」であり、その本質が明らかになってきています。自衛隊音楽隊は「地域の皆さんと音楽交流をはたし、住民に愛される音楽隊をめざす。」(「音楽隊のホームページ」による)としていますが、実際には自衛隊の先遣部隊そのものといえます。

 さらに看過できないことに、この音楽隊が離島の学校などに出向き、生の音楽に触れると称して学校で制服姿で演奏会を行い、自衛隊募集の資料を配布するなど行っている活動は、教育の自主性、民主的教育の面からも重大な問題があります。

 今年2月には多良間小学校で同音楽隊の演奏会を開催し、生徒と一緒に校歌を演奏・合唱させるなど目に余るものがあります。

 軍隊の音楽隊は、本来軍隊の戦闘的な士気を鼓舞するためのもので、同時に住民に音楽を通して軍隊の存在を示すことで、「親密感」を養うことを目的にしているものです。「素敵な音楽を楽しみたい」という住民の、とりわけ子どもたちの純粋な要求に応えるかのような態度で、実のところは、そのような気持ちを利用して自衛隊に親しみを持たせて自衛隊を受け入れさせる「宣撫(せんぶ)活動」をしているものと考えられます。

 私たちは、「宮古の平和を守るため、軍事化・軍事利用に反対すること」をめざし、次々と押し寄せる「軍事化」の波を「宮古の平和の危機」と考え、これに反対する運動を展開してきましたが、今回の自衛隊の演奏会もこの「宮古の軍事化」の流れと同様であると考え、陸上自衛隊第15旅団音楽隊の演奏会に反対するものです。    

 2013年5月22日
                                  宮古平和運動連絡協議会                                                          
                                     共同代表  上地照子
                                  平和運動センター宮古島 
                                     議   長  砂川勝哉

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*見逃していない限り新聞のお知らせ欄に載ったのが一週間前、その時はすでに準備はすべて終わっていたのだろう。小中高で吹奏楽をやっている生徒にはチケットが一人一枚配られるという。そのOBもしかりだろう。「音楽は音楽だから」と人は言う。それが自分や自分の子どもを戦場を送ることになる。(普)


宮古毎日新聞からの回答

2013-05-23 05:36:47 | インポート

Kaitou 4月27日付の記事に対する質問への回答(写し)

                       平成25年5月9日(木)<o:p></o:p>

 4,28政府式典の抗議する「屈辱の日」
宮古地区大会実行委員会
共同代表<o:p></o:p> 
新城 元吉様
砂川 勝哉様
上地 照子様 

                       株式会社 宮古毎日新聞社
                       
代表取締社長
                       
平良  覚

  〈4,28政府式典に抗議する『屈辱の日』沖縄大会に関する
   歴史認識に対する宮古毎日新聞の真意を問う!〉」について

 

本誌掲載のコラム「行雲流水」は、多種多様な意見や考え方を広く読者の皆さんに提供することを目的としたものです。

内容については執筆者に委ねており、社説ではありません。
 

これまで掲載してきた「行雲流水」は、社是、編集綱領、健全なる常識の範囲と認識しております。
 

多様な価値観、言論の自由が認められた社会において、今後とも社是と編集綱領に基づいた紙面づくりを心がけてまいります。ご理解ください。

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*つまり、こんな疑問をもち、質問をするのは「健全な常識を持たない者たち」ということらしい。

 

この新聞社については昨年(もっと前?)からたびたびこのブログに取り上げてきた。この回答が来た翌10日からはコラムに署名が記されるようになったが、その最初の「表現の自由」については微妙な言い回しであった。

http://www.miyakomainichi.com/2013/05/49511/

 

それから「わが国の主権回復について」という投稿で、ああ、そうだったのかと違う意味で納得。またお馴染みさんの投稿には、そのままお返ししますと、笑うしかなく、あらためて何も変わらないことを実感した。

 嘘は何千回聞いても真実にはならない。

しかし良くも悪くも宮古島の姿を映す鏡なので、これからも注意深く見守っていかなくてはならないだろう。

 これがさきに言う社是、編集綱領らしい。(普)
http://www.miyakomainichi.com/about/