つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

浅川に沿って浅川橋から鶴巻橋、南浅川の水無瀬橋まで

2014-09-21 11:18:06 | 馬場先生の野外講座


流域紀行八王子 風景に歴史を訪ねて

毎年、前期最後の野外講座は残暑の厳しい中を歩いた様に覚えていますが
今年は曇天でしたが涼しくて爽快な一日でした(9月20日)
今回も馬場先生のプリントを片手に前回の続きを歩いて来ました。

八王子駅から八日町を経て浅川に向かいます。
商店街を進むと
八日市宿跡の碑があります。



往時の様子が描かれた銅版の地図もあります。


八王子十五宿の説明も掲示されています。
「八日市宿は戦国時代の終り頃、北条氏が滅びた後秀吉の命を受けた
家康が領主になりその統治下で新しい街造りが始められ
先ず甲州道中が整備されその周辺に発達したのが八王子十五宿でした。
江戸時代に入ると中でも八日市宿、横山宿は八王子の中心的な役割を担っていました」


私達は時宗 四木山宝寿寺へ向かいます。
江戸時代日光街道と呼ばれた道の東面に、八王子宿最古の宝寿寺があります。
本堂は天保4年の建立。江戸時代の建造物が八王子大空襲で大半が失われましたが
戦火を免れて市内では希少な戦前からの面影を残しています。



境内にある閻魔堂の中を予約してあったので特別に拝見させて頂きました。





壁面に飾られた幕末の浮世絵師、歌川国直の
「三條小鍛冶宗近」も一見の価値があります。(左側)



境内奥の墓地に多摩地域で写し絵を始めた玉川文蝶の墓があります。



浅川堤に出る。浅川橋より北に向かって撮っています。
川沿いを歩くと繁殖力旺盛な菊芋の花が咲き乱れています。



萩原橋の上より

夢庵で昼食。お値段の割には美味しいランチでした。


午後も浅川沿いをお喋りをしながら歩くと鶴巻橋です。


鶴巻橋にはブロンズ像が所々に置かれています。



鶴巻橋上より…



浅川河川広場
高尾山から流れる水を集めた南浅川と
陣馬山を源流とする北浅川との合流点が見えます。


その先まで歩く…



次に訪れた神社は、近江の国多賀大社から分祀勧請された
多賀神社です。拝殿は江戸中期に建築されています。


文応元年(1260)北条時頼が諸国巡業の折この地で倒れ
古鏡を奉納し祈願したところ治癒したので
社領7反歩寄進したと伝える…(馬場先生のプリントより)



現在の神殿は江戸中期に建築されました。



豊かな自然に囲まれた境内に神楽殿があります。



千貫神輿として知られる大神輿は、明治15年東京浅草で建造されています。



元本郷浄水場。
施設は昭和51年に東京都に移管され平成2年に上水所と改称されています。


写真は撮りませんでしたがその先の水無瀬橋まで足をのばしました。




八王子宿最古の宝寿寺へ立ち寄り、多賀神社を探訪した事で往時を偲ぶ事が出来、
流域紀行には所在地を守っている寺社を探訪する事は欠かせない事だと思いました。
約3か月振りの野外講座で沢山歩きましたが、気分爽快な一日でした。







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