つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

流域紀行八王子 -風景に歴史を訪ねて

2015-03-15 13:13:21 | 馬場先生の野外講座


湯殿川に沿って堺橋から源流へ 小比企丘陵北面を歩く

1月以来、久しぶりの野外講座です。
曇り空でしたが風もなくて 歩くのには丁度いい早春の一日でした

京王線めじろ台駅に集合、
馬場先生から今日の行程などの説明を聞いてから
八王子南口行きのバスに乗り大巻観音前で下車、
前回の続きを、堺橋から湯殿川の上流に向って歩き始めた (3月14日)



館町遺跡
ゆりのき台住宅造成に先立ち昭和57年(1982)から平成3年(1991)にかけて
発掘調査された縄文~中世の複合遺跡。



ほどなく歩くと正面に常緑樹に囲まれた龍見寺が見えてくる



龍見寺の下には弁天池がある、湯殿池とも呼ぶ。
この池から流出して湯殿川に合流する川を殿入川と云うそうです。



大日堂(手前)
見事な彫刻と大きな白い裸電球… 雰囲気のいいお堂です。


中には都指定の有形文化財 藤原時代末期とされる大日如来像が鎮座する。
運慶作の大日如来像に似ると云う…
馬場先生のプリントに貼付されていた写真です。



少し歩き浄泉寺まで行く途中、農耕地の畦道を歩いた
のどかな早春の風景に心が安らぐ様でした。








龍泉寺
開基は八王子城主北条氏照の旗下の 近藤出羽守助実。
この寺の次に行く御霊神社にかけての一帯が
近藤出羽守屋敷跡と推定される…



御霊神社
近藤出羽守助実が祀られている神社です。


昼食後
先ず高所からの大観です。
午前中歩いた湯殿川の対岸が一望できて 素晴らし眺めでした。





暫らく湯殿川に沿って歩く。
蛇行する流れの曲線が美しい…
湯殿川も大分細くなって来たように感じた。



湯殿川の源流部にあった石仏、庚申塔なだが並べられている
可愛いお堂 梅元庵です。



拓殖大学手前にある調整池。



続いて拓殖大のキャンパス内にある調整池、
こちらの方が かなり広く感じた。
前の調整池と ほぼ直線の位置にあった。



拓殖大学キャンパス内に入る
恩賜記念館
創立百周年記念建物として恩賜記念館が竣工し
入り口正面には創立者 桂太郎公銅像が立つ。
妻木黄の設計で大正3年(1914)に落成した恩賜記念講堂。


名称は明治天皇より下賜された恩賜金による。
側面の美しさが際立っている。



広いキャンパス
遠くに見えるオレンジ色の建物は国際学生寮。
設備が充実されている寮の様です。



湯殿川の上流の先は立ち入り禁止の大きな立札が立っていて
これ以上 上流へは行く事が出来ません…残念です 
湯殿川の上流は拓殖大学の敷地内で暗渠になり
調整池に繋がっている様です。



ネットの間から撮って見た、 かなり埋め立てられている様に見える
湯殿川源流を訪ねては ここで終わる

キャンパス内からのバスで高尾駅に出て帰途についた。

野外講座は4月から南浅川流域とその南にある小さな山田川流域を歩きます。
9月には南浅川の源流域に鎮まる高尾山へ登る予定の様です。
「今から楽しみ…」とみんな云ってました~

最新の画像もっと見る