つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

兵衛川流域を歩く -湯殿川合流点から源流まで

2014-11-16 13:31:40 | 馬場先生の野外講座


流域紀行八王子ー風景に歴史を訪ねて

兵衛川は湯殿川支流の中で一番大きい川です。
その広い流域には近年までは自然が豊かに残っていましたが
八王子みなみ野と呼ばれた街造りによって、環境に配慮されながらも
近代的な新開地が完成に近づきつつある様です。

風景の中に歴史や原景観を伝える社寺や旧小字地名の公園、緑地など
馬場先生のプリントを見ながら歩いてきました。(11月15日)

湯殿川に合流する兵衛川(右側)


ここにある祠、山王社(日枝神社)。


富士山が綺麗に見える小高い丘で
大きな石に上がって仲間が撮ってくれました。


西向きの慈眼寺の山門からです。
西北西に向かって真っすぐに参道が延び延長した先に片倉城址が見えます


寺の伝えによれば
文安2年(1445)草創の阿弥陀堂の別当として始まったと云われ
ここから起算すれば本尊の歴史はより古くさかのぼります。
境内の裏山に「阿弥陀堂領聖地跡」の碑が建っていました。



片倉つどいの森公園
みなみ野のエリアでは代表的な公園です。
野外劇場の様な傾斜と、立派な石垣が印象に残りました


JR横浜線八王子みなみ野駅
外壁に周囲の風景が映る姿が美しい駅です。
今日も空が綺麗に映っています。


毘沙門神社の樹齢300年と推定される「スダジイ」の古木、
堂の建つ小高い丘を包むように樹幹を広げています。


熊野神社の参道脇にある「ラッパイチョウ」は
葉が丸くなるのでこの名が付いています。


福昌寺、同郡山田村広園寺の末の寺です。


本堂前の庭園は砂石に箒の掃き目模様が
臨済宗寺院らしい閑かな雰囲気が漂っています。


福昌寺の前を通る横浜線のガード下で兵衛川は見納めになります。


宇津貫緑地を見ながら、造形大学に向かって車道を歩きました。
当日馬場先生から頂いたプリントに貼ってあった写真です。
今から31年位前の雑木林と水田の風景写真です。


しばらく歩いて東京造形大学に着きました。
桑沢学園が4年制大学として昭和41年(1966)4月に開学。
当初は市内元八王子町に在った大学です。


大学の学生食堂で昼食を食べました。


昼食後、時間があったので学内を散策しました。


染め上げが素晴らしい浴衣展。


午後は小さな峠越えに入ります。


尾根道からの眺めです。


広大な自然を今造成中です…老人ホーム建築予定だそうです。
稜線からの眺めはここ迄で終わりです。


住宅街から七国の丘公園の眺めです。
右側に見えるこんもりとした森は宇津貫公園。


最後に訪ねた法華寺です。

少し急ぐと心地よい汗をかく位の小春日和、
暖かい初冬の一日を歩いてきました。
次回12月は番外編「JR相模線に乗って」です。
どんな風景に出会えるか楽しみです。




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