鬱陶しい時期ですが、庭で女郎花が咲いています。
まるで、そこだけ 秋が来たようですが、この女郎花は7月に入ると咲く園芸種で
草原に咲く女郎花より開花が早い様です。
濁りのない淡い黄色が、か弱そうに感じる清楚な花です。
万葉の昔から先人達は すらりと伸びた美しい姿を
多くの歌に残している様ですが、春の七草もそうですが七草に代表される花は
控え目で 愛らしい花が 多い様に感じます。
小さい粟粒の様な花なので、別名を「粟花」と言います。
細い茎が、沢山の花を支えて風に揺れる姿は 嫋やかな美しい姿です。
この長い梅雨が明ければ厳しい暑さになると思いますが
秋まで咲き続ける花期の長い花です。
草原に咲く女郎花は8月から10月頃が花の時期の様ですが
寂しげに秋風に揺れる女性的な花姿から 花言葉は 「美人」 「儚い恋」などがあります。