物事の進行や段取りが順調にいくように、あらかじめ話し合っておくことを「打ち合せ」といいます。
「打ち合わせ」の言葉の始まりは平安時代までさかのぼります。宮廷では竹管を組み合わせた「笙(しょう)」、主要な旋律を奏でる「篳篥(ひちりき)」などの管楽器に加え、「琵琶(びわ)」などの弦楽器、「太鼓(たいこ)」、「鉦鼓(しょうこ)」、「鞨鼓(かっこ)」などの打楽器が演奏される雅楽が貴族たちの趣味として存在していました。どんな名手でも奏者が複数いる場合は事前に演奏してみないと本番で、うまくいきません。
「打ち合わせ」は、もともと雅楽の演奏に用いられた音楽用語なのです。 雅楽では、メロディーを演奏する笙(しょう)などの管楽器、太鼓などの打楽器(打ち物)が使われる。それらのリズムを合わせるために、「笏拍子(しゃくびょうし)」などの打ち物を打ってあらかじめ拍子を合せて合奏の練習をすることを「打ち合せ」といったそうです。
しゃく‐びょうし【笏拍子/尺拍子】
神楽(かぐら)や催馬楽(さいばら)などで用いる打楽器。長さ約36センチの笏を縦に二つに割ったもの。主唱者が両手に持って打ち合わせる。さくほうし
大辞泉
それが転じて、打ち合わせは「物事がうまく合うようにする」といった意味になり、さらに転じて、現在使われている意味になったのです。
うち‐あわせ〔‐あはせ〕【打(ち)合(わ)せ】
[名](スル)
1 前もって相談すること。下相談。「仕事の―をする」
2 衣服の、前身頃(まえみごろ)の重なったりする部分。うちあい。「コートの―が浅い」
3 雅楽で、打ち物だけの合奏。
4 地歌や箏曲(そうきょく)で、同一または類似した旋律を半拍または1拍ずつずらして合奏すること。また、同じ拍数の、別の2曲を合奏すること。
5 能で、両手を大きく左右に広げてから前ではたと打ち合わせる型。
6 物と物とがうまく合うようにすること。似合うこと。
「宮仕の極(きま)りがてら、すりこぎと聞こへしもとに―の夫婦とはなりける」〈鶉衣・摺鉢伝〉
大辞泉
したっけ。
こういう言葉はまだまだあるのだと思います。見つけたら載せていきたいと思います。
したっけ。
モーニングバードっていう朝の番組のフリーアナウンサーさんです。
したっけ。
打ち合わせって、音楽用語だったとは
素敵ですね(^^)
最後の方。。。
ごめんなさい、誰でしょう。。。
分からなかったら、ものすご~く気になります(●^o^●)
打ち合わせは物事をスムースに運ぶ潤滑剤でしょうか。
したっけ。
日本語って面白いでしょう。語源をたどると歴史が見える。
学校の勉強では教えてもらえませんでしたが・・・。
したっけ。
勉強になります。確かに現代の使い方と違いますね。
今ではもとの意味とまったく違いますが、言葉は延々と受け継がれています。
打ち合わせがうまくいくと8割がた終わったようなものだといわれますね^^
したっけ。
打ち合わせはリズムを合わせることですね。
もちろん、おとあわせも大事ですね^^
したっけ。
そうだったんですよ。
ツヅラゴと風邪の鉢合わせは治りましたか?
したっけ。
今も使われている言葉と思うと
‘打ち合わせ’はもちろん、
おろそかになんてできないですね^^
でも、ブラバンでは打ち合わせじゃなく、音合わせでしたけど、、、。[E:coldsweats01]
はちあわせ、待ち合わせ、手合わせ、etc・・・