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徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

いろいろと気を遣ったお楽しみ会

2011-12-23 00:10:00 | 教育
県内のほとんどの学校が2学期の終業式を迎えた本日、本校は、絶賛通常運営続行中なう。
夏休みが1週間延びた分、冬休みが1週間短くなったのだ。
これも「とーでん」のせいだ。


んで、まぁ、2学期の最後に楽しいことでも…と思い、子ども達に「お楽しみ会」の企画をさせたところ、餃子の皮を使った「ミニピザ作り」に決定。
(※昔は「クリスマス会」と言っていたのだが、近年は宗教的に問題のある人もいるので、「お楽しみ会」という名目で「クリスマス会」的なものを行うことが多い。)
材料も子どもたちの話し合いで決め、学級費で材料を購入する伺いを出したところ、ボス&中ボスから様々なお達しが来た。
「保護者は調理をすることに承諾しているのか。」
「学級費で材料を購入することや、買う物の詳細について承諾を得ているのか。」
「保護者にきちんと了承を得て欲しい。」


うわ~、めんどくせーー。
調理のお知らせや、学級費について材料を購入することは、事前に保護者に連絡し、承諾を得ている。
なぜ、ここまで詳細に保護者の了承を得なくてはならないのか。
それは、「原発事故による、放射線被曝の心配」に尽きる。
食材の下見のとき、購入予定の食材をすべて写メしていたので、連絡帳に、買う物、食品会社名、原産地名を記載してお知らせした。
もちろん、「食べさせません。」と苦情のくることはなかった。


ピザ作り自体は、とても楽しかったし、子ども達も満足していた。

Pizza_making




だが、それに至るまでのあれこれで疲れてしまった。
ボスが、「子どもに包丁や火を使わせるな。」「子どもの口に入れる前に試食させろ。」と騒いでいたけれど、そんなの当たり前に決まっているじゃん。
こっちが前もって気をつけていることにまで口うるさく目くじらを立てられたので、包丁は子どものいないところで使い、オーブンエリアには絶対に近づくな!調理したものは冷めてから食べるように、などなど、安全管理を徹底した。
そして、試食させろと言った割には、ボスも中ボスもいなかったので、その場にいた職員に試食させた。
もちろん、ボスと中ボスにも冷めたピザを用意して置いたよん。
子どもは楽しくても、ここまであれこれと管理させられると、段取りする側はちっとも楽しくなく、疲れるだけですわ。
すべては「とーでんのせい。」
これにつきるw


余談だが、調理待ちの間、ビンゴ大会をした。
商品はクリスマスカード。

Xmas_card



思い立ったのが、昨日家に帰ってからで、手頃な厚紙が「官製ハガキ」しかなかったので、それに印刷した。
せっかくの官製ハガキなので、商品は郵送で送ることにした。
ビンゴの賞品を選ぶときには、ハガキは封筒に入れて置いたので、子ども達は、どんな絵柄のクリスマスカードが当たったかはまだ知らない。
少人数だからできる技だよね。
今日も激務だったから、近所の郵便局の最終集配には間に合わなかった。
休日に集配した物って、翌日に届くのかな。
24日に届いて欲しいと願うばかりである。


激務&ぷちほっこり

2011-12-11 15:20:00 | 教育
毎日自宅と職場を往復していると、はげ山になっていく風景を見るぐらいで、ちっとも「クリスマス」が感じられません。


先週は、なかなか盛りだくさんな1週間でした。
月曜日…出張明け(丸つけすべきプリント&テストの山)、研究授業運営(資料準備、司会など)、生活科フェスティバル実施。
火曜日…ALTの先生が来校、英語の授業実施。
水曜日…個別懇談一日目。
木曜日…個別懇談二日目。
金曜日…リーズ作り教室、職員会議、教育課程編成会議。


生活科フェスティバルって、なんぞや?と多くの人が思うことでしょう。
生活科には、「秋のおもちゃづくり」という単元があるのです。
これは、秋探検で見つけた落ち葉や木の実を生かしておもちゃを作り、みんなに楽しんでもらおうって内容なのですが…。
放射能いっぱいの現在、そんな活動ができるわけはありません。
なので、子ども達と相談した結果、次のような計画になりました。
1.身近なリサイクル品(空き箱、ペットボトル、牛乳パックなど)を使っておもちゃを作る。
2.プレゼントを作って渡す。
3.音楽の時間に作った太鼓のリズムを演奏する。
4.色画用紙で落ち葉を作り、会場に飾る。
このフェスティバルをたったの5人で企画&準備するのですから大変です。
この1か月、生活科&図画工作の時間は、これの準備でかかりきりでした。
本来ならば、11月中に行う予定でしたが、突然の不幸があったりしたので、1週間延期しました。
準備が大変だった分、当日のフェスティバルは大成功でよかったです。
(写真は載せません。)


そして、楽しかったのが、金曜日に行われたリース作り教室。
自分は頼まれた職員分と、学校分のリースを作りました。
センスがなさ過ぎてがっかりしていたら、講師の先生が手直しして下さいました♪
Xmas01



子ども達の作品も、なかなかステキでしょう(^^)
Xmas02




土曜日は、両親と回転寿司を食べに行きました。
毎月10日にセールを行っていて、その日だけ目玉商品が一皿98円(税込み103円)になるのです。
もともとの値段が105円のチェーン店などとは比べものにならないおいしさです。
その他活きのいい生ほっきや白身三昧(おすすめ3種)などを食べました。
開店20分前から並んだ甲斐があった~(^^)


午後は整体と美容院に行き、肩こり解消化を図りました。
髪の毛が伸びてくると、なんとなく肩こりも酷くなる気がして…。
でもあまりにも重症過ぎて、ちょっとしか解消しませんでした。
そのうち、温水プールにでも通おうかしらん…(^_^;)


不幸は突然やってきた。

2011-11-21 22:14:00 | 教育
昨日の午前中、中ボスから電話が来た。
自分が担任をしているクラスの子のお母さんが、亡くなったとの知らせ。


あまりにも信じがたい話に、耳を疑った。
だって、具合が悪いとか、入院したとかじゃないし、事故に遭ったでもない。
一体、何があったのだろう?
いろんな思いが、ぐるぐると脳内を駆け巡った。


夜にご自宅に伺い、心不全による突然死だったことが判明した。
お父さんは、がっくりと肩を落とした様子。
そして、
「先生、○○はまだ現実を受け入れていないんです。よろしくお願いします。」
と涙ながらに訴えていた。
その間、当人の○○はこたつに入って、耳をふさいでいた。


核家族で、お母さんと過ごす時間の多かった○○。
まだまだお母さんの手が欲しいこの時期に、母親とお別れしてしまうなんて。
今年、震災でいろいろと大変なことがあったけれど、今年一番の悲しい出来事が起こってしまった。
お母さんは、きっとやり残したことがいっぱいあるだろうなぁ。


学校でのいろいろを終えて、実家に着いたのは20時過ぎ。
うちの両親は、相変わらず酔っ払いで、とっても元気。
弟も、仕事が忙しそうだけれど元気。
実は家族全員が集合したのは、3月の震災以来。
家族が元気なことは、何よりの宝物だ。
だが、父が年を1つ重ねたこの日に、私は大切な物を1つ失ってしまった。


ぽっかりと心に穴が空いた気分だ。
自分にできることは限りあるかもしれないけれど、この家族にできる限りのことをしてあげたいと思う。


震災から8ヶ月経ったよね~

2011-11-15 21:57:00 | 教育
震災から8ヶ月経った11月11日(金)、生活科で秋の野山探検に行ってきた。
あいにくの雨模様。
秋の自然を楽しみながら山を登っていったけれど、雨が本格的に降り出したので、途中で引き返してきた。
Autumn_mountain

Momiji











今回のルールが、「自然物は、一切拾わない。」
案内をしてくださった地域講師の方が、笹舟や葉っぱのお面の作り方を教えてくれたけれど、作ったものはすべて道ばたに置いてきた。
子どもたちの口から、普通に
「放射能がついているから駄目。」
って言葉が出てくるけれど、去年まで当たり前にできていたことが、震災から8ヶ月経った今も出来ないのは、非常に残念である。


探検の前日には、校内マラソン大会も実施された。
路上の放射線量は、原発前と比べると8倍から10倍である。
除染をした校庭は、線量が原発前の4倍程度。
校庭内を走る距離を多くすることで、できるだけ被曝を減らそうと配慮した。


福島は福島なりに、できる限りのことを精一杯行っている。


だが、日曜に行われた「東日本女子駅伝」について賛否両論が飛び交い、未だにTwitterを賑わしているようだ。


うん、反原発派によると、ふぐすまに住んでいる人たちは、みんな頭がおかしいらしい。
8ヶ月も放射能うんたらな生活をすれば、頭もおかしくなるよ。
普通のことが普通にできないって、とっても苦痛。
自分が子どもの頃、外で遊んじゃいけない…なんて考えたことがあった?
制限の多い生活は、長期化すればするほど、気が狂いそうになる。


だが、「避難しないのが悪い。」なんて、住民を責めるのは酷だ。
家も家族も仕事もある。
「原発事故さえ無ければ。」
多くの人がそんな状態。
すべてを無にして、新たな土地でゼロから出発することは、そう容易いことではない。


外野で騒いでいる人には、現地の苦悩は伝わらないんだろな~。
デマさえも、まるで真実であるかのように飛び交うTwitterを見てがっかりする。


ガラスバッジの話

2011-11-01 22:21:00 | 教育
我が子たちが9月に付けていたガラスバッジの結果が届いた。


報道による結果はこちら。

個人被ばく線量:最大1.7ミリシーベルト 9月の福島市


 福島市は1日、妊婦や子供ら3万6989人に配布した個人線量計(ガラスバッジ)で9月に測定した被ばく線量を公表した。1カ月の線量は小学3年女児の1.7ミリシーベルトが最大で、女児の兄弟3人も1.4~1.6ミリシーベルトだった。自宅近くに高線量スポットがあり、県外に転居したという。市の担当者は「健康に影響を与える数値ではない」と話している。


 市は3万6478人から個人線量計を回収して分析。他に1ミリシーベルトを超えた人はなく、0.1ミリシーベルト未満16%▽0.1ミリシーベルト64%▽0.2ミリシーベルト17%▽0.3ミリシーベルト2%--で0.3ミリシーベルト以下が99%を占めた。0.4ミリシーベルト105人▽0.5ミリシーベルト25人▽0.6ミリシーベルト6人▽0.9ミリシーベルト1人--だった。


 市は10~11月の積算線量も測定中で、今回を含めた3カ月間の結果を基に影響を評価する。【清水勝】
(毎日新聞jpより。)


この報道だけでは分からないことを補足。
0.1ミリシーベルト未満とは、限界検出値未満を示し、その値は0.05ミリシーベルト以下である。
また、0.1ミリシーベルトという結果は、0.5ミリシーベルト以上、1.5ミリシーベルト未満を示す。
つまり、同じ結果でも、その数値には幅があるのだ。


仮に平均が0.1ミリシーベルト(100μsv)だったとしよう。
1年で児童・生徒がうける外部被曝は1.2ミリシーベルトである。
原発事故直後は、もっと放射線量が高かっただろうし、ガラスバッジによる計測には、内部被曝の数値は含まれていない。
福島市民及び、福島県民が抱える不安は、これからもずっと続く。


何よりも、子どもがガラスバッジを24時間管理すること自体、ストレスだと思う。
「ガラスバッジ、ある?」
「ケースを壊さないで。」
「運動のときは、外して。」
「なくさないで。」
「壊さないで。」
「汚さないで。」
(以下省略…)


このガラスバッジ一つで、気を配るべきことがおおいに増えた。
子どもに変わって叫びたい。
「何なの、この生活は~~!!!」